11 / 12
第二章 ジャックポットの実入りは微妙
中村瑞希の初対面
しおりを挟む
中村瑞希は、念力を使えるようになってから、UMAと呼ばれる生き物に遭遇した。まだ、念力で何か非現実的な事をする前に、念力を超えるかもしれないくらいの不思議な出来事に遭遇した。念力が使えるようになってから身の回りで不思議なことが起き始めたのだが、特別実害があるわけではなかったから、瑞希はあまり気にしていなかった。念力でお菓子を持ち上げ口に運び、やっぱり面倒くさいなと思い、手を汚しながらお菓子を食べた。
いつも通りの朝、歩いて最寄駅へ向かう。駅までの道のり、人気がほとんどないく一か月で1回人とすれ違えばいい直線箇所がある。決して細い道ではなく、2車線道路で途中にT字路もある。2車線道路と言っても車が両方から来たらどうするのだろうと疑問に思う細さだ。瑞希は、いつも通り、片側にしかない低木で横断を抑止されている歩道を通らず、車道のやや左寄りを歩く。すると、もう目を擦らなくてもはっきりと分かる。円盤型のUFOが、T字路のど真ん中にあることが分かった。
UFOは、ハイエース2台分位の大きさだった。ここ二日、奇妙な体験をしたが、これもその一環なのか。瑞希は、とりあえず近づいてみる。瑞希より、少し背丈のあるUFOには、人が一人通れそうなドアが付いていた。周囲に人がいないか確認しながら、UFOの外観を確認するとサッカーボールくらいの大きさの窓があった。少しはばかられながら窓からUFOの中を覗いてみると宇宙人がいた。実は瑞希は、UMAの事や世界七不思議と呼ばれるようなものが意外と好きで、その宇宙人が何かすぐに分かった。グレイ型の宇宙人だった。グレイ型だからといって、どうのこうの語れる知識は、瑞希は持ち合わせていない。宇宙人は、瑞希の方を少し見てドアの方に向かった。窓越しに、ドアが開きその先の道路が見えることが分かる。瑞希は、後ずさりしながらも宇宙人が来るであろう方向へ目をやる。出てきた。瑞希より背は低い。目は、大きい。大きい目で瑞希の事をじっと見ている。瑞希は、軽く会釈をすると、反応はない。指一つ動かな。眉は無い。瑞希は、回れ右をし早歩きで駅へと向かった。途中2回程後ろを振り向き、曲がり角で曲がるときに横目でUFOの方を見たが、宇宙人は動かなかった。
瑞希は、授業中、自分は偶然にも地球上に存在しない未知の薬でも口にしてしまったのかと思ったが、そんなわけはないと思いながら、消しゴムを念力で浮かし、まだ念力ができることを確認した。
いつも通りの朝、歩いて最寄駅へ向かう。駅までの道のり、人気がほとんどないく一か月で1回人とすれ違えばいい直線箇所がある。決して細い道ではなく、2車線道路で途中にT字路もある。2車線道路と言っても車が両方から来たらどうするのだろうと疑問に思う細さだ。瑞希は、いつも通り、片側にしかない低木で横断を抑止されている歩道を通らず、車道のやや左寄りを歩く。すると、もう目を擦らなくてもはっきりと分かる。円盤型のUFOが、T字路のど真ん中にあることが分かった。
UFOは、ハイエース2台分位の大きさだった。ここ二日、奇妙な体験をしたが、これもその一環なのか。瑞希は、とりあえず近づいてみる。瑞希より、少し背丈のあるUFOには、人が一人通れそうなドアが付いていた。周囲に人がいないか確認しながら、UFOの外観を確認するとサッカーボールくらいの大きさの窓があった。少しはばかられながら窓からUFOの中を覗いてみると宇宙人がいた。実は瑞希は、UMAの事や世界七不思議と呼ばれるようなものが意外と好きで、その宇宙人が何かすぐに分かった。グレイ型の宇宙人だった。グレイ型だからといって、どうのこうの語れる知識は、瑞希は持ち合わせていない。宇宙人は、瑞希の方を少し見てドアの方に向かった。窓越しに、ドアが開きその先の道路が見えることが分かる。瑞希は、後ずさりしながらも宇宙人が来るであろう方向へ目をやる。出てきた。瑞希より背は低い。目は、大きい。大きい目で瑞希の事をじっと見ている。瑞希は、軽く会釈をすると、反応はない。指一つ動かな。眉は無い。瑞希は、回れ右をし早歩きで駅へと向かった。途中2回程後ろを振り向き、曲がり角で曲がるときに横目でUFOの方を見たが、宇宙人は動かなかった。
瑞希は、授業中、自分は偶然にも地球上に存在しない未知の薬でも口にしてしまったのかと思ったが、そんなわけはないと思いながら、消しゴムを念力で浮かし、まだ念力ができることを確認した。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
強奪系触手おじさん
兎屋亀吉
ファンタジー
【肉棒術】という卑猥なスキルを授かってしまったゆえに皆の笑い者として40年間生きてきたおじさんは、ある日ダンジョンで気持ち悪い触手を拾う。後に【神の触腕】という寄生型の神器だと判明するそれは、その気持ち悪い見た目に反してとんでもない力を秘めていた。
【ショートショート】おやすみ
樹(いつき)@作品使用時は作者名明記必須
恋愛
◆こちらは声劇用台本になりますが普通に読んで頂いても癒される作品になっています。
声劇用だと1分半ほど、黙読だと1分ほどで読みきれる作品です。
⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠
・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します)
・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。
その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる