可愛いヒナとの日常

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ヒナ5 彼のシャツ ・sideヒナ2

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ヒナside2





「ヒーナ、このお菓子好きでしょ?これも買おう?」




今日は週末で彼のお家にお泊まり

コンビニでお菓子やジュースを見て回る



最近彼と会うとそのっ、いつもエッチな展開になってしまって


自分がどんどんとふしだらな人になっていく様で恥ずかしいの


「ほらヒナ行くよっ!」


彼が手を伸ばし私の手に絡めてくれるだけで、胸がキュンとして泣きそうになるくらい嬉しいのに



ぎゅっと抱きしめられたりしたら、それだけで息ができなくなる


苦しいくらい好きなのに
それだけで充分なのに



でも彼に触られると、嬉しく心臓の音が聞こえてしまうかも、とすごく心配になるくらいドキドキしちゃう



そんな事を考えていたら、いつの間にか彼のマンションにたどり着いてしまっていた




入った瞬間に彼の香りがして
まるで包まれているかのような錯覚をしてしまう私は重症かもしれない



「荷物がやけに少ないけど、パジャマは持ってきたの?」



あっ!!!



そうだ!用意して鞄に入れていたのに、つい習慣でいつものバックを持ってきてしまったんだっ



誤魔化す様に笑ってしまう




「しょうがないぁヒナは」




いい子いい子と彼の大きな手で頭を撫でられ笑ってしまう




「先にお風呂に入る?服は用意しておくよ?」


優しく微笑まれ

「ありがとう・・先にお借りします・・」



彼の提案に甘えて立ち上がる



脱衣所の台の上に今日着ていたお洋服を畳んで置き



お風呂の扉を開けて中に入り
シャワーヘッドに手を伸ばす



いつも使っているであろう彼のボディソープを身体に纏い


彼のシャンプーを借りると、香りまでお揃いになれて胸がドキドキする



入浴剤を入れてくれたのかほんのりと白く色付き、フローラルな香りが漂ってくる




ちゃぽん




「きもちいい・・・」




湯船に浸かって寛いでしまう
今度この入浴剤を教えてもらおう



彼とお揃いにしたいなぁ何て恥ずかしくも考えてしまう





「ヒーナ、ここに着替え置いておくよ?」

声をかけられカタンと置かれた音がした




「あっ・・ありがとう・・・」




彼の声を聞いただけでドキドキしちゃうし
せっかく気持ちのいいお風呂だけれども落ち着かない




お風呂から出て着替えようとすると





「———えっ?」


あれ?





「・・・っ、これ着ていいの?」

おずおずと顔だけ出し確認してしまう




「そうだよ?」


不思議そうな顔をされてしまったが


「———っ!」





手に持って彼の用意してくれた服を広げる


「あっ、そうだ!ヒナお泊まりセット忘れてきたでしょ?洋服全部洗濯して乾燥機にかけてるからね」



あっ!!!
と思い出し申し訳ない気持ちになるが



——————っ!!


どうしよう??
洋服を持つ手が震えてしまう




「ヒナ大丈夫?」


———!

脱衣所の外で心配そうに声をかけられる



「だっ、大丈夫っ・・・!」


慌てて袖を通して彼のいる部屋へ向かう




飲み物やお菓子をテーブルいっぱいに用意している彼と目が合い
恥ずかしすぎて目を逸らしてしまった



「———っ」



にんまりと意地悪そうな笑顔で
「よく似合っているよ」




私は自分の下着まで洗濯されていて何も付けれず、着ているものは彼の白いワイシャツのみだった




ギリギリ隠れるくらいだが・・・
見えてしまわないかと、ワイシャツの裾を手で持ち、透けていないかと不安で口元に手をやってしまう



「座って待ってて?今お風呂入ってくるから」


笑顔でそう言われて、頷いてソファもあるがテーブルが低い為カーペットの上に座るが


「———やっ・・!!」 

座るとワイシャツが上がり見えてしまいそうになり羞恥に顔が染まる


———っつ!



どうしよう落ち着かない
ドキンドキンと心臓はうるさいし



ワイシャツの裾を持つ手に力が入ってしまう
 


どうしても落ち着かない
少しの身動きもできないくらい固まってしまう



どうしよう・・・・




そんな事ばかり考えてしまっていたら、彼がお風呂から上がった音がする



どうしよう
どうしよう




顔が上げられないっ





カタン

物音に飛び上がってしまうくらいビックリしてしまう


「ほらヒナ?何も飲んでなかったの?」


ジュースだよと、片手で頭に乗ってるタオルを押さえながら氷の入ったグラスを渡してくれる


「あっ・・・ありがとう」


動く事もできないでいた私は彼からグラスを受け取り口にする



「——おいしぃ」

こんなジュース買ってたっけ?不思議に思いながら、温まった身体にはスッキリしていて飲みやすかった



私が一気に飲んでしまった事を見て彼が優しく微笑む


「喉が渇いていたの?もう一杯入れてきてあげる」



また彼に手を伸ばされグラスを渡す


カタンっとキッチンの方に歩いて行く彼の後ろ姿をポーっと眺めながら




何だか身体が熱いなぁ?
お風呂でのぼせちゃったかなぁ?などと少し霧がかった頭で考える



「ヒーナ?大丈夫?」
のぼせちゃったの?



笑顔でグラスを差し出され、それを受け取ると
彼も私の隣に腰を下ろした





「透けちゃってるね?」

———っ!



耳元で彼に指摘されボーっとしてた頭がクリアになった様に今の状況を思い出す



「・・・や・・っ・・・」



うそっ
うそっ

やだぁ・・・っ





もしかしたら透けちゃってるかもと思ったけど、本当にそうだったなんてっ・・・




恥ずかしいっっ




きゅっと強く腕に力が入ってしまう
もう、恥ずかしくて俯いてしまう




ふふっと彼がそっと微笑んで


「ほらヒーナ!このチョコレート好きでしょう?」



大好きなチョコレートを指で持って私の口元に運んでくれる




おずおずと口を開け
お風呂上がりの彼の体温に温められ
少しトロンとしたチョコレートが口に入ってくる




「ん・・・っ・・・」



ちゅく・・っと口の中でトロけるチョコレートな甘くて美味しくてホッとする




ペロリと指に付いた残りのチョコレートを彼が舐めとる姿が卑猥にみえて顔が赤くなってしまう




「やっと、こっちみた」
ドキッと鼓動が高鳴る
心臓に雷が落ちたみたいに



笑顔がカッコよく見え、恥ずかしいのに瞳を見つめてしまう 




「ヒナ可愛い」




顎に手を添えられ近づいてくる彼の唇から目が離せない
まるでスローモーションでも見ているかの様に脳裏に焼き付いていく




ちゅっ・・・・

「甘いね」

ふふっと笑われ


もう心臓が壊れちゃったんじゃないかと思うくらいドキンドキンとうるさい



「・・・ふ・・ぅ・・・」
吐き出す吐息が熱い

身体も熱い

ドキドキ心臓もうるさい

ぎゅっと胸の前で手を握り締めてしまう





「もう少し飲む?」



言われ視線をテーブルの上にやる 

先程のグラスには注いでくれたジュースがまだ残っていたので、熱い身体が冷めるかもと口をつける 


「美味しい?」
コクコクと頷き相槌をうつ



氷の入ったグラスの筈なのに飲んでも身体は冷めずにどんどんと熱くなるようだった



不意に肩に手を置かれ抱き寄せられる



「可愛いねヒナ。顔が赤いよ?」



全身が火照ったかの様に熱いから、そのせいかな?と力なく首をコテンと傾げる



「ねぇ、ヒナ?シャツ似合ってるね」


にこにこと機嫌よさそうに言われ、ハッと太ももの付け根が見えてしまっていたので、慌ててシャツの裾を押さえる



少し身じろぎするだけで、捲れてしまう



「ねぇ、ヒナ?上も谷間が見えちゃってるよ?」


何故か第二ボタンが外れてしまっていた為、少し空いてしまっていた事を思い出し、また咄嗟に手で胸を隠そうとしたが


その腕を彼に捕らえられ、彼の唇が谷間にキスを落とされる



「・・・ふっ・・・っ」
ビクンといつもよりも熱くなった身体が跳ねる


恥ずかしくて抵抗したいのに力が入らなくて、後ろにあるソファに凭れ掛かる



「・・・は・・っ・・・あ・・っ・・」
首筋にキスをされ

 
熱い吐息が漏れ出てしまう



くすぐったくて身体を捩ると、また違うところにキスが降る



「ふっ・・んんっ・・はぁ・・・っ」



ますますボーっとして思考がボヤけてしまう



「ふっ・・・っ・・んっ・・・」



やまないキスにくすぐったくてしょうがない



キスされたところから熱を持ったかのように熱くなり全身がドキンドキンとうるさい



身を捩りソファに縋り付く様な体勢になった時





後ろから彼の体温を感じたと思ったら



コリュん

胸の突起が彼の手に捕まった



ビクン



身体が揺れてしまう



コリュん
コリュん



ワイシャツの上から転がされる


「・・・っ・・・ふぅ・・あ・・・っ」





直接肌の上ではなく、服の上から滑るように摩られ
いつもと違う感じ方に頭が痺れる




「・・んっ・・・あ・・っ・・はぁ・・・っ」




ビクンビクンと電気が走っているかの様に揺れるのが止められない



ジンジンとした痺れがお腹けら背中まで広がり、耐えるのが辛い快感を逃がそうと頭を振ってしまう




私の手は必死でソファに縋りつき、後ろから密着されソファの間に挟まれた私は身動きもできずに与えられる快感に震える




時折首筋にキスされ
その度にビクンビクンと反応し
胸の突起を絡みとられ
さわさわと動かされれば




嫌でも口から声が漏れてしまう


「だ・・め・・ぇ・・・」


いつもよりもすぎる快感が辛くて懇願するのに手が止まってくれない



「やっ・・・きょ・・・へ・・・ん・・・んあっ・・」
身体がやけに敏感で熱い





いつの間にワイシャツのボタンが解かれ前が開いている事に気づいたのはキュッと両手で摘まれた時だった



「は・・っ!・・あ・・ぁぁ・・・っ!」

ビクンと仰け反ってしまう



胸を突き出したいわけじゃないのに、まるで触ってくれという様に張ってしまう






くちゅり





びくびくびく

彼の右手が私の敏感な突起を撫であげる




「んんっ・・・っ・・!!」




だらだらに太ももの付け根を濡らしてしまっているけれど、恥じらう余裕もなく

ソファの布をぎゅっと握りしめて
快感に震える




「可愛いねヒナ。気持ちいいの?」

———ふっ

耳元で囁かれもうわけがわからない




「あっ・・・あっ・・・あっ・・・」



首に肩に背中にキスを落とされる



いつの間にかすっかり、肌けてしまっていてシャツは腕にぶら下がっているだけになっていた



背中に舌を這われ
ゾクゾクとくる快感に涙が溢れる




「ふっ・・・は・・ぁ・・あっ・・」




クチュクチュも私の尖り切った実を指で摩られ



「もっ・・・む・・・りぃ・・・」



ブルブルブルと全身を震わせ



「いいよ。ヒナ」
気持ち良くなろうね



「あああっ・・・イッ・・ちゃ・・・あ・・ぁぁっ」



ソファに顔を埋めて過ぎる快感に耐える


はぁ
はぁ
はぁ


顎に手を置かれ横向きにされキスをされる

「ふっ・・・は・・っ・・あ・・っ」




息が上手に吸えず、手から力が抜けてしまう


頭には靄がかかり


またピクンピクンと勝手に動く身体をグッと持ち上げられ
お尻を上げられ腰を突き出す形にされ




ズ————ッ!!





彼の熱いものが私を突く

「—————あああっ」



まるでお腹の中で花火が破裂したかの様に
突かれるたびにお腹にパァンパァンと快感が溜まっていく




「・・ふぅ・・ああっ・・・ああっ・・」



「気持ちいい?ヒナ」
もうわけがわからない




「あぁっ・・あぁ・・・っ・・きも・・・ち・・ぃ・・っ・・・」




全身に広がる痺れる様な快感にギュッとソファにしがみ付く事しかできない

  



「ああっ・・・ああ・・・っ」


「ヒナっヒナ僕も気持ちいいよ!」




もう彼が何を言ってるかも理解ができない




キュッとキュッと彼の指で胸の突起を捏ねられ



クリュんクリュんと動かされ———




「ああっ・・・ああっ・・・あっ———!」




クニュんともっとも感じる実を擦り上げられると



目の前がチカチカしだす





「あああっ・・・イ・・ちゃ・・・ああああっ———!!!」




「一緒にイこうねヒナ」



「あん・・ああん・・・あああっ」







—————————









気づいたら翌日で彼の腕の中で目を覚ました




「あれぇ?」




いつ寝たんだっけ?
なんとなく覚えている記憶を手繰り寄せようとすると———






「おはよう、よく眠れた?」
寝起きには眩し過ぎる笑顔で胸を射抜かれる




「おっ・・おはよう・・・!」




「喉が渇いたでしょ?今飲み物とってくるね」



そう言ってベットから出た彼に

そういえば喉が渇いてるし、掠れてるなぁと首を傾げ
 









苦笑いにドアから出ていく彼が

「次はもう少しお酒を買い溜めしておくか」





呟いた言葉はヒナには聞こえなかった




















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