可愛いヒナとの日常

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ヒナ1 ショッピング ・sideヒナ

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       ヒナside




「ヒーナこっちこっち!」
今日は久しぶりに外でデート


人混みをかき分けて彼の元へ走る



何日も前から楽しみにしていて凄く張り切ってる自分が恥ずかしい

今日は彼が好きだと言っていた少し短めのスカートにも挑戦していて、朝から変ではないかと何度も姿見を確認しているうちに、時間ギリギリとなってしまって1人電車の中で反省した



制服以来のミニだから凄くドキドキしていて、ちっとも落ち着かない





「ごめんなさい、待たせちゃった?」




彼を待たせてしまった事に申し訳なく感じて顔を伺う




「大丈夫だよヒナ。ちょうど今来た所」
ふんわりと笑う笑顔を見て胸がドキリとする


「さっ、行こうか?」
自然に手を伸ばしてくれて、私の手を握ってくれる様子に、もう私の顔は真っ赤だろう


赤い顔を気付かれたくなくて少し俯き加減について行く


信号待ちの交差点で不意に彼が真後ろに密着してきてスッとスカートの裾から手を入れる


何がなんだか理解する前に私の紐のショーツが解け彼の手の中に握られ彼のポケットへと移動した



「えっ・・・?」

一瞬のことで理解出来ずにいると



「ほら青だよヒナ」




動揺する前に信号が変わってしまったらしく彼が優しい声で私を呼ぶ


私は一歩歩き出すが、スカートの中がスースーとして我に返り羞恥に顔を赤くする


たった一枚の布が無くなっただけで、もの凄く心許ない不安な気持ちになる


彼が下着を私に似合うだろうからとプレゼントしてくれて今日のデートにつけて来て欲しいとのお願いされた訳がわかった気がした


私はどうにも落ち着かず視線を彷徨わせ、ぎこちない歩き方をしてしまう

不意に彼に
「そんなに挙動不審に歩いていたら変に思われるよ?」

そんな事を言われてしまうと、普段はどう歩いていたのかが、更にわからなくなってしまった


繋いだ手が汗で湿ってしまっている事にも気づけなかった


百貨店へとやってきたのだが、彼のお目当ては4階らしく、エスカレーターに乗るところで私は思わず躊躇ってしまった



「ほら行くよヒナ?」

どうしても一歩を踏み出せずにいると



「しょうがないなぁ、ヒナは」 


苦笑いの彼にそのまま手を引かれ普段はあまり使わない階段へと誘導される

死角となりあまり人はいなかったが、いつ誰がきてもおかしくない状況に繋いでいた手が震える




階段の踊り場まで来た時に
不意に顎に手を当てられ

「———っ!」



彼にキスをされた

「んっ・・・ふ・・・っ」

はぁっと少し長めのキスをされ、もう頭の中はグラグラしてしまう

幸い誰も通らなかったからよかったものの
こんな所でキスをしてしまうなんてと恥ずかしくて顔が上げられない


「可愛い」

思わず言われた台詞に驚きパッと顔を上げてしまい
彼と目が合うとまた恥ずかしくなり顔を背けてしまった

彼は笑顔のまま手を引き、その後も階段を登っていく




ドキンドキンと落ち着かない




この鼓動は階段のせいなのか、それともキスのせいなのか、この状況のせいなのかもう判断がつかない


「・・はっ・・・」

思わず口から漏れ出てしまう吐息が恥ずかしい





4階に上がると彼は紳士服のネクタイを見始めた


「この色なんかヒナによく似合いそうだね」


笑顔で言われ、確かに素敵な色合いだが、私にはネクタイをする機会なんてないのになぁ?と首を傾げる


そのまま彼は笑顔のまま何枚かネクタイを選んでいく




私はフト真横の女性用ヘアアクセサリーに目が止まり色とりどりの可愛いクリップに目を惹かれ思わず手に取ってじっくりと見てしまった

「ヒナは何か、いいのがあったの?」


いきなり後ろから声をかけられてビクッと反応してしまった
思いのほか集中して見ていたみたい

「ううん、かわいいなぁって見てただけ」

そう言って手にしていたクリップを棚に戻そうとした時に




「いいよ?これつけたら、きっと凄く可愛いよ」
横から伸びてきた手にサッと取られてしまった。

そのままスタスタとレジへ向かおうとしている彼を慌てて追い


「いっ・・いいよ!大丈夫。ただ見てただけなの」
必死で伝えたが



「じゃあプレゼントね」
笑顔でいわれてしまい
私は嬉しさと申し訳なさで居た堪れない気持ちになる




「はい!ヒナ」

会計が終わって、商品の入った紙袋を渡してくれる



おずおずとそれを受け取り
「あっ・・・ありがとう!」

お礼を言うと

「どういたしまして」

本当に心臓が壊れるかと思う程のかっこいい笑顔で言われてしまった

「ほらじゃあヒナ行こうか」

また手を引かれハッとエスカレーターの前で思い出す

また動けなくなった私を見て

しょうがないなぁと階段に連れて行ってくれる

相変わらずあまり人通りのない階段だなぁと考えているとまた顎に手を当てられキスをされる

「・・・ふっ・・・んんっ・・・」
彼の舌が私の口の中に侵入してくる
歯茎をなぞり私の舌を見つけ絡めとる


キスをされるだけで身体中が痺れてしまうように頭の先までジーんと電気が流されたみたいになってしい力が抜けてしまう



ビクッと舌を引っ込めた私に逃がさないよという様に頭の後ろに手を回され深く密着させられる



舌が逃げても逃げても追いかけてこられ最終的にはクチュクチュと絡められ



頭の芯まで蕩けるようなそんな気持ちよさにうっとりしていると





「—————っ!!!」

くちゅり

とショーツを身につけていないスカートの中に手を入れられ私の敏感な突起を撫であげる



ビクッと身体が反応してしまい

「んっ・・・んんっ・・・・」

何とか彼の手を止めようとするが先ほど買った小さな紙袋が邪魔で思うように動かない



彼の指が優しく優しく撫であげてくる度に
ビクビクと身体を揺らし



大事な所からはタラタラと蜜を出し始める

「んんんっ・・・っ・・・」




くちゅくちゅくちゅ


音がもの凄く大きく聞こえてきて
誰かきたらとかこんな所でとか思うのに
与えられる快感に頭が麻痺してしまいそうで




流れ出た蜜を掬いまた優しく撫で上げられ

足にプルプルと力が入ってしまう





あっあっあっ

もうダメぇ
力を入れた瞬間に


「ほら、こんな所で感じたらダメだよ。人が来たらどうするの?」




散々いじくり回していた手を離され

絶頂寸前だった私は肩で大きく息をしてしまう





「あっ・・・っ・・」

身体中に快感が広がったまま行き場をなくし、ただただ熱くさせられ思わず足を擦り合わせてしまう




「ふっ・・・う・・・」



まだ、快感が冷めていない中、手を引かれお店を出る 


恥ずかしすぎて顔があげられない
まだ息もちゃんと整ってないのに





歩く度に
ぬちゃっ
ぬちゃっ



と聞こえてしまいそうで、外の空気で冷やされているはずなのに
まだ身体の中が熱い



「うそっ・・・」

彼に手を引かれどうやら食事をするらしい建物の前に着いたが



「ここ、凄く美味しいんだって!ヒナと一緒に食べようかと思って早くから予約していたんだ」


優しい笑顔で言われ手を引かれるが

「————っ!!」



目の前にはとてもおしゃれな洋風レストラン



どうやら入り口は2階らしいけど




階段が一段一段に大きな隙間があり

階段の骨組みと段板のみで作られていてとてもおしゃれなスケルトン階段だった




思わず足を止めてしまった私に

「ヒナ?もうすぐ予約の時間になっちゃうよ?」

と可愛らしく首を傾げながら不思議そうに言われ




「えっ?・・」






これを上るの?

どうしよう





スカートをいつもより冒険していて短くした事を物凄く後悔した



「ほら!早く」




おずおずと差し出された手を取り
なるべくスカートが広がらないように片手で押さえながら一歩を踏み出す



「ヒナの可愛い姿が見えちゃうかもね?」

とても楽しそうな声色で言われ
   





————ツゥ———! 








先ほどから乾いていない蜜が太ももに垂れたのがはっきりとわかった


もう、目の前も滲んでしまい
クラクラとした頭でその羞恥を受け止める


脚を交互に出していきやっと扉まで辿り着いた時には息遣いが荒くなっていた



恥ずかしすぎて顔を上げれずに彼の後ろをついていく










「ご予約の二名様ですね。こちらへどうぞ」

案内された場所は半個室のような形で死角になっていて隔離されているような場所だった
 

コの字型のソファはテーブルを囲うような形になっていて4人は座れそうな広々としたソファで、とても座り心地が良さそう
テーブルの上にはお花が飾られてとても可愛い


女の子がすごく喜びそうな内装だった




その流れでソファに座りちょうど真ん中くらいに2人で座る




席だけの予約のため、メニュー表に目を通すが
私はソファが自分から出ているもので汚れないかが気になってしまい落ち着かない



「これなんか美味しそうだよ?」




メニュー表に指を刺してくれるその内容を見ようと自然に身体を寄せると


すりっと太ももを撫でられる


ピクンと身体が動いてしまいびっくりした顔で見つめてしまうが、彼は相変わらずメニュー表から目を離していない



「どうする?ヒナはこっちも好きそうだよ?」


聞きながら




すりすり
すりすり



撫でられ続け意識がどうしてもそこにいってしまう



すりすり
すりすり






スッ———



「っ・・・・・!」


スカートの中に徐に入ってきてちょうど太ももの付け根に手を滑らす



ビクンと揺れてしまい
反応してしまった事に羞恥を覚え
脚にぎゅっと力を入れて閉合わせる


いくら半個室とはいえ、正面の壁は半分程しか無く角度によってはこちらの様子が見えてしまうはず


「ヒナ決まった?」



すりすり
すりすり





ススッ———





ピクンと太ももが跳ねる

「あっ・・・同じので・・・い・・ぃ」


両手で必死にスカートを押さえるがずりずりと太ももの上の方まで上げられてしまう


慌てて止めようと彼の手の上に手を這わし
首を振るが



「じゃあ飲み物はどうする?」



ドリンク表を渡してくるので思わず手に取ってしまい


しまった!




抵抗を無くした彼の手がスルスルと太ももの付け根に入ってくる


震える手でメニュー表を掴んでいるが頭に入ってこない




「こっ・・・紅茶でっ・・・!」


  

必ずあるであろうメニューを何とか口にする




・・・・クチュ・・ッ

遂に彼の手が先程焦らされて熱を持ったそこに辿りつく




クチュ




「・・・・っ・・!」




ヌルヌルになってしまっている私の痴態が彼に知られた事に恥ずかしくてしょうがない


「紅茶はあったかいの?冷たいの?」

もう頭がまわらない




「っ・・!・・たか・・・の」


何とか声に出して彼に伝えると
ちょうどタイミングよくウエイターさんが注文を聞きにきた



彼がサッと手を離しメニュー表を手に持ち
注文を始めるが私は羞恥で顔を上げられず、ぎゅっと目を瞑ってしまう

必死でスカートの裾を持ち足をキツく閉じ合わせる






「ほらヒーナ顔を上げて」

ウエイターさんの姿が完全に見えなくなる頃、変わらない笑顔を向けながら
ギュッと裾を握りしめている私の手の上に手を重ねてきた


驚いたかのようにビクンっと身体が揺れてしまう

「もうヌルヌルだね」



耳元で今の私の状態を説明され身体を縮ませる

「ほら!こっちみて」

キツく閉じていた目をあけ
そろそろと頭を上げる途中で彼のキスが降ってきた

「ふっ・・・・っ・!」



びっくりして目を閉じる事も忘れていたら
彼の長いまつ毛や綺麗な目元が目に入る

「っ・・・は・・ぁ・・」


 



「やっとこっち向いた」
とびきり素敵な笑顔で言われ胸が熱くなる


恋に落ちるとはこんな気持ちなのかもとか一瞬本気でそんな事を考えてしまう





「大丈夫だよヒナ」
ヒナはこんなお店の中で感じたりしないよね?




何が大丈夫なのかよくわからないけれど、ここがお店の中だと言うことは嫌でもわかる

だから、こんな所でこんなに身体を熱くしてはいけないと思いつつも、スカートの下に何も履いていないと言う羞恥がどうしても頭をよぎり思考を鈍くする
 


モジモジと足を擦り合わせてしまっていた事に気が付き動きを止める



グッと腰を引き寄せられ更に密着してしまい鼓動が跳ねる



腰に回っている手がさわさわと動いている

ちゅっ


軽いキスをされ

彼の匂いにクラクラする




色々な話を振ってくれてるけれど、全く頭に入ってこないまま曖昧な相槌を打っていると料理が運ばれてきた


とても美味しそうな料理で一瞬目を輝かせてしまった


思わずスマホで写真を撮っちゃおうかなとガサゴソとカバンを漁りテーブルに飾られているお花を背景に少しでもオシャレに見えるようにシャッターを切る


何枚か撮らせてもらって満足しながらお料理に手をつける
 

「美味しい———っ!!」



思わず笑顔で彼を見上げるととても嬉しそうな笑顔の瞳と目が合った



「すご~い!これおいしいねぇ!」



にこにこと上機嫌で食べ進める
このお野菜は何かなぁ?ドレッシングも美味しいなぁとか色々思案しながら









「——————っ・・・!」

すっかり油断していた

彼の手が私の太ももをなぞり始め
スルスルと奥まで入ってこようとする 


「——っ!」
慌てて彼を見るともう殆ど食べ終わってしまっているようだった



えっ?と驚きを隠せない
私が写真に夢中になってる間に食べたの?




「ほらヒナ手が止まってるよ?」

ハッとして料理に視線を戻す



クチュリ・・・


カチャカチャとナイフとフォークでメインのお肉を切るも手が震えてしまって上手く切れない


クチュリ


「ナイフ切れにくい?ゆっくりでいいからね?」

声色こそ優しいが手はどんどんと容赦なく私の熱くなってもう尖り切ってしまったそこを撫であげる



クチュリ



震える手で何とかお肉を口に運ぶが味がわからない
一生懸命噛んで飲み込もうとがんばる



クチュリ



決して早くはなく
ゆっくりとゆっくりと撫でられる度にまるで電気でも走ってるのかと思うくらい背中を通り頭の先までジーンと甘い痺れが走る



「——ふっ・・・はぁ・・・」

 


クチュリ




いつの間にか彼のいる側の脚は彼の脚に絡みとられ少しだけ開かれていた




クチュリ




「———っつ!」

ポロッとお肉をフォークから落としてしまう

「ほらヒナ、ちゃんと食べて?」

震える手でまたフォークを扱う




クチュリ
クチュリ
クチュリ





「ふっ・・・やぁ・・・」

だんだんとリズミカルになってきた指に我慢が出来ず力が入る



「ほらまだ半分以上残ってるよ?」

「ふっ・・・ぅ・・・はぁ・・・っ」

中々口の中のものが飲み込めない
 



ぬるぬる
ぬるぬる
ぬるぬる





愛液を指に馴染ませ硬くなったその敏感な実に塗り込むように動かされ

ピクンピクンと足が動いてしまう

「ふっ・・・ぅ・・・う・・っ・・・」




ぬるぬる
ぬるぬる
ぬるぬる





完全に手が止まってしまい気持ちいいので頭がいっぱいになってくる


「ほらヒナ、もう少しだよ?がんばって?」




フォークを何とか掴むが中々動かせない

プルプルと身体を震わせてしまい目を開けていられない



ぬるぬる
ぬるぬる
ぬるぬる




「っ・・・ぅ・・・は・・ぁ・・・ぁ」


「ダメだよヒナ」
こんな所で声なんて出したらいけないよ?


 

呼吸がどんどん荒くなっていくのが自分でもわかる
彼を見上げると、蕩けそうな笑顔のまま目尻に溜まった涙にキスをくれた



「可愛いね」

なんて言われ全身に稲妻が走ったような衝撃できゅっと子宮が反応してしまった










「—————っ!もっ・・・・ちゃ・・・あ」
ガクガクと勝手に体は揺れて絶頂に駆け上がっていく時に






「さぁ、残りを食べちゃいな」
無情にも彼の指は止まってしまう



「・・・っっ・・・!」

 

行き場をなくした熱がぐるぐると身体駆け巡る
ポロリと涙がででしまう




心臓の音が早鐘のように聴こえるのに





悪戯に身体を熱くさせ
その熱を持て余す


「頼んでいたヒナの好きなデザートもそろそろお願いしようか?」



私は涙目で彼を見上げるが笑顔でそんな風に言われてしまう


デザートは装飾されていてとても可愛く味も美味しかった
紅茶を飲んで何とか平常心を取り戻そうと努めるが、発散できなかったその熱はまだひいてくれない


「そろそろ行こう?」



立ち上がりかけてハッと自分のしてしまった惨状を思い浮かべる


 
きっとこのソファは私の愛液で染みを作ってしまっているに違いない

どうしよう

途端にオロオロとし出した私を見て彼がいつもの柔らかい笑みのまま手を足出す



おずおずと差し出された手を取るが立ち上がれない

見かねた彼が力を入れて引き上げてくれたその時に






———ガシャン———





彼が引き上げる際に食後のコーヒーをソファにひっくり返してしまった


黒くシミが広がり慌てる私を他所に
彼が定員さんを呼び状況を説明する


定員さんも濡れ布巾等持ってきてくれて衣服は大丈夫かと気遣ってくれたのが心苦しい


最後の会計に
「すみません、これクリーニング代です」

と彼が渡している姿がとてもスマートに見えて、キュンと胸が高鳴ってしまった


扉を開け外に出るとまた階段が目に入り泣きそうになる

もうベトベトのドロドロになっているであろう自分の姿を思い出す

スーッと外気に触れ濡れていた秘所がひんやりと冷まされる

「行こうか。転ばないようにね」

私を振り返りそんな気遣いをしてくれる彼が本当に大好きでしょうがない
 






でも————

歩く度に

ぬちゃ

ぬちゃ

ぬちゃ





   
聞こえてしまうのではないかと気が気でない
意識すればするほど溢れてしまうのがわかり顔から火が出そうなくらい恥ずかしい


やっと階段を降り切った時には
また息が上がってしまっていた


ドクンドクンと心臓がうるさい


「おねが・・・っ・・もぅ・・・」
限界だと意思表示する


彼は瞳を細め怪しげに口角を上げる



「どうしたの?」
ちゃんと言わなきゃわからないよ?





羞恥に顔を染めて口を開くがパクパクと動くだけで中々言葉が出てこない

もう瞳からは涙が溢れてしまいそうで目の前が滲んで見える



「ヒーナここじゃあ、邪魔になっちゃうから歩きながら聞こうか?」

手を引かれたが

ぬちゃ

ぬちゃ

ぬちゃ




相変わらずの現実を直視させられ

「もっ・・・・お家に帰りたい」

懇願させられた




その後も駅のホームの階段を登れない私を無理矢理手を引き上らされ



「絶対ヒナの大事なところは見られちゃってるね」
耳元で囁かれ

「こんな匂いをさせてたら電車の中で気づかれちゃうね」
意地悪をいう彼の胸元にもたれかかるようにイヤイヤと首をふる

もう顔が上げられない








どうやって彼の家まで辿り着いたのか途中から曖昧で気づいたら裸で彼に抱きしめられていた


ベットの上に座らされギュッと抱きしめられクチュクチュとキスをされる


「———ふっ・・・んんっ・・」

何度も何度も角度を変え彼の舌と私の舌が溶けてしまったのではないかと思うほどに絡めあい


「あっ・・・んっ・・・ん・・」

酸欠で頭に霧がかかったような気持ちになり
手の力が抜けてしまう

「・・・はっ・・あっ・・・」

キツくキツく抱きしめられ、それだけで胸が締め付けられるかの様に切なくなる


散々焦らされた身体は熱を持ち続け
触られてもいない胸の先は触ってくれと主張するかのように尖り

もう自分では止められない殆ど脚をモジモジと動かしてしまい






「もっ・・・つ・・らい・・・の・・・」
やっと出た言葉もまたキスで塞がれ

フルフルと身体を揺らしてしまう


「あっ・・・ふ・・っ・・」

もう漏れ出る声も止められない



「・・・おね・・が・・・っ・・」
もう限界なの
身体を揺らしてしまう事がやめられない




やっと唇が解放された時には
はぁはぁと大きく息をして口の端から彼のとも私のともわからない唾液が垂れる


「すっげぇかわいい」



はっはっと息をしながら彼を見上げると徐に首筋にチクリと痕を残される

まるで噛みつくかのような勢いで首筋に胸元
脇腹へとキスが降る

いつの間にか横にされ
全身にキスを降らされる
あまりにも甘い感覚に耐え切れなくなり身体を捩るが逃してくれない

「あっ・・あっ・・・あ」

もう本当に無理
限界と身体を揺らしていた所でパクリと胸の頂に唇を這わせられ


「ああああっ」



待ちかねていた刺激に歓喜し声を漏らしてしまう

唇で舐めて転がされもう片方の手で空いている胸をフニフニと形を変えられ




「ああっ・・・あああっ・・・!」
身体中を駆け巡るかのように快感が蓄積されていく




「ああっ!・・・もっ・・・おねが・・・・っ」



切なくて苦しくて
気持ちいいのが出口を求めて暴れてるかの様につらい


————クチュ



彼の指がやっと私の待ち望んでいた硬くした実を捉えた瞬間


「ゃ・・・ぁあああああっ・・・!!」

がくがくがくと揺れ

一瞬でイカされてしまった




これには彼も驚いたのか一瞬びっくりした様な顔をしてから満面の笑みで
「触れただけでイッちゃったの?」

まだピクピクと動いている実を優しく撫でられ続け



「ああっ・・・あああっ・・!!」
そのまま余韻が引き延ばされ
気づけば次の波に襲われる


「あああああっ・・・ん・・・・!」


「かわいい。可愛いよヒナ」
たくさん我慢して辛かったんだね

がんばった子にはいい子いい子してあげないとね



プルプルと撫で続けられ

「ああっ・・・ああっ・・・まって・・・ぇ」


ああっああっ

「もっイッたから・・・!」
だめ
もう止めて

 
「やぁ・・・だめ・・・だめ・・ぇ」
   



いやいやと手を離してもらいたくて彼の手を払う仕草をしてしまう

「ヒーナほら大人しくして?ほら手はどこ?」


手を退かされ
優しく彼から嗜められるが、また陰核に触れられた瞬間に彼の手を退けようと反応を見せてしまう

「まったくヒナは我儘なんだから」

一旦退いてしまった彼を怒らせてしまったかと慌てて彼の姿を瞳で追う

「ごめ・・・な・・さ・・っ」

思わず謝罪の言葉が出てしまう



「ヒナの手貸して?」

戻ってきてくれた彼の手には先ほど購入されたネクタイが握られている


「・・・えっ?・・」

よくわからず手を差し出すと右手と左手を一つにされ縛られてしまう


「やっ・・・やぁ・・・」

縛られたことにビックリしてしまい恐怖が襲う

「ほら、やっぱりよく似合う」

よくわからない事を言われ理解が追いつかない



「ヒーナ、ヒナが邪魔しなければ直ぐに取ってあげるよ」


こくこくと頷くが彼の腕が私の脚を掲げるように上に上げ唇が尖りきった敏感になりすぎてて辛いその突起に吸い付いた瞬間


「やぁぁ・・・・ぁ・・あ!」

縛られた両手で彼の頭を抱えてしまう




「やぁ・・・やっ・・・ああっ・・・」

フルフルと頭を振り
過ぎる快感を逃がそうと力が入る



クチュ


「ああああっ・・・・っ」

敏感な突起を吸われながら指を入れられる

「ああん・・・あああん・・・」
外から中から与えられる快感に涙が溢れる

もう気持ちよくて気持ちよくてそれが辛い

「すごい中がうねってるよ?」
気持ちが良いんだねぇヒナ



指を2本に増やされ弱い所を探られ

彼の歯で突起を軽く噛まれた瞬間に
「あああああっ・・んんっ・・・・・っ!!!」

弾けてしまったその快感が強烈でいつまでも気持ちのいいまま降りてこれない

「あああっ・・ああっ!・・やぁぁ・・・あああ!」



ガクガクと全身を揺らし過ぎゆく快楽に身を焦がす

やっとの事で指を抜いてくれた彼にクルリとうつ伏せにされ後ろから勢いよく突かれる



「ああああ・・・ん」

ふぁ・・・・ああ・・・ん


お尻を高く上げられ普段とは違う場所に彼の熱いものが当たる

「あああっ・・・ん・・ああっ・・・!」


パンパンパン
勢いをつけて打ち込んでこられる

「ああっ・・やぁ・・・はげ・・し・・・やぁぁぁ・・・っ」




腰に手を当てられ打ち付けられガクガクと足が痙攣し

 
「ああっあああっ・・・やっ・・・・・いっ・・ちゃ・・・ああああああ!!!」







「ヒナっ!ヒナ一緒にイこうっ————
っ」








「あああああああっっっ—————」





今までにない程の快楽が弾けて自分が壊れてしまったかのように思えるのにいつまでも気持ち良いまま降りてこれないで全身をガクガク揺らし続けてしまう


力も入らず脱力しうつ伏せのまま動くこともできない

彼の唇が背中を這ってちゅくんとキスを落とされピクンピクンと反応したままされるがままになってしまう






「またデートに行こうね」
やさしい優しい声色で紡がれるその言葉はどこか遠くから聴こえてくるようなそんな気がした

























































































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