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濡れた髪は好物です
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全員到着したのでコテージに移動した、屋敷ほどないが少し広めの風呂には4,5人なら余裕で入れる広さがある、マラソン組はみんな一緒に入浴中だ。
「みんなお肉が食べたいと思いますので、ファング系がいいですかね?」
「そうだな……ブラックファングのステーキと昼のシチューでいいかな?」
「昼のシチューは完食されました」
「そうだったか?美味くてみんなお代わりしまくってたからな」
「……クリームシチューまた食べたいですか?」
「食べたいけど、作り直すならみんな別のがいいと思うかな?」
「そうですね、リクエストありますか?持ってきた食材で答えられるかはわかりませんが」
「豚汁とかできる?」
「豚汁なら……お肉とお野菜も少しお願いします」
「キッチンに置いておくよ」
頼まれた食材をキッチンに置いて、俺の仕事は終了してしまった。今回の旅は完全に鞄しか役に立ってないぞ……
「ノア、手伝います」
「どれから切ればいい?」
「僕にできる事ある?」
「……料理は食べる専門、教えてくれるか?」
風呂から上がったみんなが料理を手伝い始めた。ほとんどのメンバーが料理できるのでキッチンはいつも楽しそうな声が聞こえている、ノアが来てからは屋敷の料理はノアが仕切っているような感じがするが別に威張り散らすとかじゃなく、自然とそんな風になっている。
それにしても風呂上りは危険だ!正確には……濡れている髪が好きなだけなんだが、濡れるってだけでいい、髪に限らず、服も濡れるとテンションがあがる。部屋着にとヒカリ達が作った少し大きめのスエットっぽい服に濡れた髪……殺しにかかっているとしか思えない……
「濡れた髪がそんなにいいのですか?」
「さいこーだな……」
「ブカブカの服がいいのですか?」
「さいこーだ……」
「その二つを合わせると?」
「さいきょうだな……」
「……」
「おぉおお!びっくりした!いつから横に?」
「みんなからお風呂入ってどうぞと変わってくれまして、浴場に向かおうとしたら野獣が襲う機会を伺っていたので観察していました」
「だいじょうびだ」
「そのセリフで大丈夫ではないかと」
いつのまに……別の事に集中すると人の気配とか解らなくなる、特に周りにみんなしかいないと気が抜けてしまう。
「ではさっさと行きましょう」
「俺もか?」
「背中流して欲しいと言ってたではないですか」
「そうだな……お願いするか」
ノアに背中を流してもらった事はあるが、いつもはぴーくーやロックが必ずいたから……俺は今、緊張してるのか?準備をするからと先に浴場にいるのだが落ち着かない。
「お待たせしました」
「あれ?メイド服……じゃないのか?!」
「洗濯中です、わざわざ入浴の為に新しいメイド服を出すのもなんですし湯着はないので水着です」
「あーあーそうか?ビキニ?ビキニの水着?」
「横の紐を引っ張ると脱げてしまうので絶対にやめてください」
フリか?!フリなのか?!……ノアの髪に近い色の黒に近い紫のビキニ……長い髪をお団子にして……全てがいつもと違う。
「あの……そんなにジロジロと見られると……殴りますよ?」
「殴られる位で見てていいならどうぞ」
「馬鹿な事言ってないで頭洗うので座ってください」
「……はい」
丁寧に全身を洗ってくれる……その後は特にイベントも起らず……イベントも起きず……
「今日もいい天気だねー!」
「そろそろ冬も終わりですね……風がきもいちいい」
「ほんとだねーぽかぽかしてて……トシ様?」
「……ん?」
「元気ないですか?」
「元気すぎる感じだな」
「それならいいのですが?」
今日中にダンジョンへ到着しダンジョン前で一泊し明日が本格アタックだ!頑張れ俺!
「みんなお肉が食べたいと思いますので、ファング系がいいですかね?」
「そうだな……ブラックファングのステーキと昼のシチューでいいかな?」
「昼のシチューは完食されました」
「そうだったか?美味くてみんなお代わりしまくってたからな」
「……クリームシチューまた食べたいですか?」
「食べたいけど、作り直すならみんな別のがいいと思うかな?」
「そうですね、リクエストありますか?持ってきた食材で答えられるかはわかりませんが」
「豚汁とかできる?」
「豚汁なら……お肉とお野菜も少しお願いします」
「キッチンに置いておくよ」
頼まれた食材をキッチンに置いて、俺の仕事は終了してしまった。今回の旅は完全に鞄しか役に立ってないぞ……
「ノア、手伝います」
「どれから切ればいい?」
「僕にできる事ある?」
「……料理は食べる専門、教えてくれるか?」
風呂から上がったみんなが料理を手伝い始めた。ほとんどのメンバーが料理できるのでキッチンはいつも楽しそうな声が聞こえている、ノアが来てからは屋敷の料理はノアが仕切っているような感じがするが別に威張り散らすとかじゃなく、自然とそんな風になっている。
それにしても風呂上りは危険だ!正確には……濡れている髪が好きなだけなんだが、濡れるってだけでいい、髪に限らず、服も濡れるとテンションがあがる。部屋着にとヒカリ達が作った少し大きめのスエットっぽい服に濡れた髪……殺しにかかっているとしか思えない……
「濡れた髪がそんなにいいのですか?」
「さいこーだな……」
「ブカブカの服がいいのですか?」
「さいこーだ……」
「その二つを合わせると?」
「さいきょうだな……」
「……」
「おぉおお!びっくりした!いつから横に?」
「みんなからお風呂入ってどうぞと変わってくれまして、浴場に向かおうとしたら野獣が襲う機会を伺っていたので観察していました」
「だいじょうびだ」
「そのセリフで大丈夫ではないかと」
いつのまに……別の事に集中すると人の気配とか解らなくなる、特に周りにみんなしかいないと気が抜けてしまう。
「ではさっさと行きましょう」
「俺もか?」
「背中流して欲しいと言ってたではないですか」
「そうだな……お願いするか」
ノアに背中を流してもらった事はあるが、いつもはぴーくーやロックが必ずいたから……俺は今、緊張してるのか?準備をするからと先に浴場にいるのだが落ち着かない。
「お待たせしました」
「あれ?メイド服……じゃないのか?!」
「洗濯中です、わざわざ入浴の為に新しいメイド服を出すのもなんですし湯着はないので水着です」
「あーあーそうか?ビキニ?ビキニの水着?」
「横の紐を引っ張ると脱げてしまうので絶対にやめてください」
フリか?!フリなのか?!……ノアの髪に近い色の黒に近い紫のビキニ……長い髪をお団子にして……全てがいつもと違う。
「あの……そんなにジロジロと見られると……殴りますよ?」
「殴られる位で見てていいならどうぞ」
「馬鹿な事言ってないで頭洗うので座ってください」
「……はい」
丁寧に全身を洗ってくれる……その後は特にイベントも起らず……イベントも起きず……
「今日もいい天気だねー!」
「そろそろ冬も終わりですね……風がきもいちいい」
「ほんとだねーぽかぽかしてて……トシ様?」
「……ん?」
「元気ないですか?」
「元気すぎる感じだな」
「それならいいのですが?」
今日中にダンジョンへ到着しダンジョン前で一泊し明日が本格アタックだ!頑張れ俺!
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