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パーフェクト

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「このメンバーは初だな~」
 「ぴー!」
 「くー!」
 「まー!」
 「わふー!」
 「クッピーもここでの生活だいぶ慣れたな、まるで湯船にでかい毛玉が浮かんでいるようだぞ」
 「わふ」
 「ちゃんと息できるように浮かべよな~、神獣が溺れるとか笑えないからな~」
 「わふ~」

  嫁会議開始に伴い退場を言い渡され、ロックやぴー達を連れて風呂に来ていた。神獣って抜け毛がないんだな…神獣の飼い方なんて情報がない、手探りで生活していたがクッピーの順応が高かった、食事も俺達と同じ物を食べているし、どんな場所でも寝る、食べ物に好き嫌いはあるようだがなんでも食べる。

 「みんな仲良いな、意思疎通が上手くなっているのかまるで会話してるようだな…」
 「まー?」
 「ロック?なんだその動きは?」
 「ま!ま!ま!!」
 「戦いごっこ?」

  なんか一生懸命ボクシングのシャドウみたいな事をしているがなんのアピールだ?

 「ん?今度はなんだ?手を上げたり下げたり?」
 「ぴー!」
 「ぴーちゃん?爪?爪がどうした?」

  ロックから始まり、みんな何かをアピールしている…そこでくーちゃんが…

「くー!」
 「うぉ!?俺の腕輪?不壊?アクセサリーが欲しいのか?」

  ぴーくーはうなずいて、ロックは首?を振って、クッピーは無反応

 「ぴーくーちゃんはアクセサリーが欲しいのか、ロックはなんだ?…あ!武器か?」
 「まー!!!」
 「武器が欲しいんだったのか!ちょっと待ってろな…ぴーちゃんくーちゃんはトキと相談な」
 「ぴー!」
 「くー!」

  武器?ロックに?何を作ればいいんだ?刃物は危ないしな…棍棒とかかな?インゴット状の神鋼を出して加工し始めるが…

「ロックこれは?って持てるのか?」
 「…ま!」
 「首振ってるって事はお気に召さなかったか…棍棒以外だと…」

  そうだな…あ!あ?ロックに使えるか?まぁ作ってみるかな

「ん?神鋼だと…チェーンにすればいいのか…これで完成?ほれこれでどうだ?」
 「ま?」
 「これはな…ちょっとまってな、俺には小さいから普通の作るからな」
 「ま!」

  ロック用に作ったので俺には小さすぎて使えない、自分用に1つ作って手本を…できるかな?

 「ロックこれはこうやって使うんだぞ?片方の棒を持ってこうやって…『ゴン!』」
 「ま!?」
 「ぴー!?」
 「くー!?」
 「わふ?!」
 「いってー!!!!…すまん失敗した…ヌンチャクむずいな…」

  昔見た映画の様にグルグル回し始めたら後頭部に当たった、ちょっと練習だな…

「こうやって…お?形になってきたか?」
 「まー!!!」
 「ぐはっ!」
 「ま!?」
 「肋骨が!!!脇に挟むのミスると痛いぞ!」

  勢いよく回し過ぎたのか脇に挟もうとしてダメージを受けた、でも練習の成果か上達しているのがわかるぞ!楽しくなってきた!

 「ほわちゃー!」
 「ままーま!」
 「ロック器用だな!そうだその調子だ!」

  ロックは俺の真似をして…本当に器用だな…

「ま!!!」
 「おぉおお!それなら左手にはトンファーだな!」
 「ま!」


  調子に乗って武器を作り、いつのまにかパーフェクトロックが…ぴーくーちゃんもパワーアップしたロックに夢中になっているがクッピーは無関心で湯船を漂っている… 
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