契約スキルで嫁沢山！-男少女多な異世界を正常なる世界へ-

結果発表

「ご主人様ただいま戻りました」
 「ノアも怪我はなかったか？」
 「はい、この森程度なら問題ありませんでした」

 最後にノアが戻りこれで全員集合だ、ノアはぴったり３時間後に…

「で俺は知らんがどんな対決だったんだ？」
 「…亜人討伐数対決」
 「です！亜人以外はノーカウントで個人戦です！」
 「個人戦かよ！パーティ戦じゃないのかよ！」
 「トシ様、ここは弱すぎてパーティで戦う敵がいなかったです」
 「…黒魔の森が弱すぎるの？」
 「はい…基本後衛のわたしでさえ全部１撃で…」
 「メリル？そんなにか？」
 「はい…なので途中で念話で相談して個人戦に」
 「確かにみんな強くなってるからな…でも次からは個人なら先に言ってくれ、なんかみんなの気配がバラバラになってたからモンスター探しまわってるのかと思って…でもモンスターの数がどんどん減って…」
 「トシは少し心配し過ぎなのよ」
 「ルナお前な…本心を言うとみんなにはあまり戦ってほしくない位なんだぞ？」
 「知ってるわよ、だからみんなトシが安心できるように強くなろうって決めたんだし」

みんな強くなってるのは知ってる…でも心配なのは変わらないんだ…これは俺の我儘だな…この世界は女性冒険者の方が人数は何倍も男性冒険者より多い、基本の人数が違えば当然だが…

「ここで結果発表するの？」
 「そうねまだ時間も平気そうだし…一休みしながら数えましょうか？」
 「「「はーい」」」

みんな自分の倒して手に入れた魔石の数を数え始めたんだが…なんちゅう量を…特に…

「カエデ？どうした？」
 「…倒すのは簡単…魔石取るのがたいへんだったの…」
 「そっか…」
 「パンチすると飛んでちゃうから…」
 「トキも！パンチするとすっごい飛んでく！」
 「そっか…トキもカエデも手甲は問題なかったか？」
 「ちょうつおいよ！これでハートキパンチしたら…地球割れるかも！」
 「そっか…たぶん地球じゃないけど…そういえばこの星はなんていうんだ？」
 「知らない！」
 「カエデも知らない！」

この世界の名前も、星の名前も知らないな…別にいいか知らなくても困らないし…二人も再度数え始め、集計が終わってる人もちらほら…

「私も二人と同じね、魔法で倒すまでは早いのよ…そこから魔石取るのが…」
 「その点はな…短剣で戦えばよかったか？」
 「トータルすると魔法の方が早いわね、上手くやると魔石の傍をドンってね」
 「トキは刀ならもっと早かったんじゃないか？」
 「…その手があったか…」
 「最近ハートキばっかだからな…」

 刀の存在を忘れてったっぽいな…他は…

「ターニャ結構凄いな…」
 「トシさん…でも…」
 「どうした？」
 「感知がまだまだでして…敵さえ発見できれば早いのですが…探す方に時間を取られて…」
 「なるほど…」
 「スズの弓は？」
 「…矢で倒すじゃないですか…」
 「ああ、そうだな」
 「矢もとしさんの特別せいじゃないですか…」
 「そうだな…」
 「基本１撃で倒すんですが偶に外れると…探すのに時間が…それに矢で倒しても身体は無傷なので魔石取るのにも…」
 「なんかごめんな」
 「としさんは悪くないんです！ただこういう制限時間有りの数勝負だと…」

 数え終わったみんなと話していると、全員の集計が終わったらしく…結果発表はイザベルさんが！

 「では結果発表します！まず第３位の発表です！」
 「「「おー！」」」
 「獲得魔石６７個…サクラちゃん！」
 「「「おぉー！」」」
 「…連覇できなかった…」

 連覇とは鬼ごっこの事かな？

 「続きまして第２位７１個！」
 「「「おぉおお！！」」」
 「発表です…カオルさん！」
 「「「おぉおおおお！！！！」」」
 「…負けた…」

モンスターの数が討伐速度に対して少なかったぽいな

「栄えある第１位の発表です！！！」
 「「「…」」」

あれ？一気に静かに…

「第１位…獲得魔石１０７個！！！ノアさんです！！！」
 「「「おぉおおおおおおお？」」」
 「ありがとうございます」
 「え？これってどうなるの？」
 「そうね…どうなるの？」
 「どうしましょう？」


なんだ？ノアが優勝だと問題あるのかな？