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腹パンチ(強)

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(イアンまだギルドか?)
 (そうよ、もう少しかかるわね)
 (悪い、ギルドの傍で襲われた、何人か逃がしたかもしれん)
 (え?大丈夫?)
 (怪我はない、捕まえたやつらギルドでいいか?)
 (衛兵じゃなくていいの?)
 (冒険者って言うか…勇者召喚で来たグループの一つだ)
 (わかった、連れてきて)

 全員引きずってギルドへ…取り巻き共がギャーギャーうるさい

「トシ…こいつらが犯人?」
 「そうだ…だけど…とりあえず場所変えたい」
 「リーヤ!こいつら牢へお願い」
 「はい!…トシ様おひさしぶりです」
 「リーヤさん面倒をすみません」
 「いえ、では後ほど…ギルド職員で手の空いている者は手伝って!」
 「「「はい!」」」

 襲撃者を引き渡しギルド長室へ

「先に他の勇者に連絡する」
 「「「はい」」」
 (たろう!トシだ)
 (としさん!ちっす!)
 (光宙一派に襲われたんだが何か知ってるか?この間のギルドでの一件を知ってるような口ぶりだったんだが)
 (え?ピカが?自分達は10日ほど前から帝国バスクルに依頼で来ているんですが…すいません!なにもわからないっす!)
 (そうか…依頼頑張ってくれ!)
 (はいっす!なにかあったら力になるっす!)

ちゃんと頑張ってるみたいだな…

「たろうは帝国に行ってて知らないみたいだ」
 「そう…」
 「きらぼしにも聞いてみる」
 「ええ」
 (きらぼし!トシだ)
 (え?トシさん、なにかありましたか?)
 (ちょっとな、今平気か?)
 (え?はい…トシさん優先です!)
 (悪いな、光宙一派に襲われたんだがなにか知らないか?)
 (え?!…もしかしたら…)
 (なにかあるのか?)
 (最近は完全に別行動してるんですが、取り巻きが増えてその中には貴族の娘などもいるようで…)
 (そうか…貴族がらみか…)
 (噂での話なんで、その貴族の娘が原因かは解らないですが、男に取り入るのが上手いって彼女たちが話しているのを聞きました)
 (ありがとう、なにかしてたんだろ?悪かったな)
 (いえ、トシさんの頼みなら!彼女達と一発やってただけです!)
 (今度腹パンだな…)
 (え?…)
 (またな)
 (トシさーん!)

 「彼女達って…何人同時に相手してんだ?」
 「「「///」」」
 「すまん…声に出てた…すまん…で、きらぼしからの情報だと、取り巻きに貴族の娘がいてあまりいい噂がないって…そのくらいしか解らないらしい」
 「そうですか…あ!もしかすると!」
 「何か知ってるのか?」
 「推測ですが…モブ家の娘かも…モブリーナって15歳位の子がいたはずです」

またモブかよ…

「モブラック将軍の娘なんですが…」
 「ああ…俺に恨みがありそうだな…」
 「将軍から降格され…一般兵になったそうです…」
 「生きてるのか?って将軍から一般兵に…よく退職しないな」
 「粘りのモブラックですから…」
 「嫌な粘り方だな…」
 「それに長男のモブリックもトシに…」
 「やっぱ家族かよ!」
 「はい…騎士団に入れる知性がなく冒険者になっても…D止まりで…」
 「なぁ…そんなにCランクへの筆記って難しいのか?前から心配なんだが…」
 「そうですね…まったく勉強してないと…でも簡単な買い物などで発生する計算問題と貴族や王族、皇族に対して失礼のない、礼儀関係ですかね?詳しくは言えないのですが…言ってますよね///」
 「すまん、余計な事聞いたな…」
 「いえ!受験者は知ってることですし、試験の問題は変わるので///」


さて…この問題はみんなと共有した方がいいな、夜揃ったら話すか…
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