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宝探し

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「あった!!!!!」
 「おぉおお!!!!」
 「よかった…」

 探し始めて1時間ほどだろうか…クリスが見つけてくれた…よかった…

「本当に良かった…」
 「では戻りましょう」
 「みんなありがとう…助かったよ」

 俺とエルはさっきの部屋に戻り、みんなは仕事に戻った

「一時はどうなるかと思ったが良かった」
 「宝物庫があんな状態だとは…そのコアは使えそう?」
 「一応倒れてもいいようにソファの上で…よし、収納してみる」

 特に情報はなしか…最初のが凄すぎたのかな?

 「問題ないな…どうした…」
 「ん!」

 先に魔力回復薬口に…

「ふぅ…ごちそうさま///」
 「…ありがと、さっそく行くかな」
 「どこに行くの?」
 「エルは地図読めるか?」
 「読めるわよ…トッシーは読めないの?」
 「…ああ…悪いが正確に獣人国の方向教えてくれないか?」
 「獣人国に行くの?船使わないと行けないわよ?」
 「無理そうなら帰還で帰るから心配しないで平気だ」
 「そうなの?普通に行こうとしたら一か月かかるけど…」

エマルの街の外に出てしっかり地図を見てもらう…今回は太陽があてにならない…

「一直線で考えるなら…この方角ね」
 「ありがとう…じゃあ実験してみるから、夜にはエマルの屋敷に戻るよ」
 「何するかわからないけど気を付けてね」
 「おぉ、行ってくるな」

 少し距離を開け周囲に影響がない事を確認して一気に魔闘気全開で飛び上がる

「なかなかいい角度じゃないか?このまま高度が下がるまでは…」

だんだん上昇も止まり始め…ヒカリと話していた時にヒントをもらったハングライダーのイメージでゆっくり、不懐を広げていく…

「お、おぉ…成功かな?上手く勢いを殺さないで翼を広げられたっぽいな」

 本来なら高度がどんどん下がるはずが上手く滑降してるっぽいぞ、これを繰り返せば、すぐに到着するはずだ…問題は獣人国を見落とさないかだけだな…

「一体何時間飛べばいいんだ?…やばい操作しながらだと集中して計算できないぞ…」
 (ヒカリ…質問いいか?)
 (…どうしたの?)
 (エマルから獣人国を直線で見た時、時速200kmと300kmだと何時間で着く?)
 (…飛んでるの?)
 (昨日の話でなんとなくイメージできたから実験しようと…)
 (…見たかった…)
 (すまん…今度見せるから…)
 (…少し待って)

ハングライダーってそんな早くないんだっけ?でもかなり加速してからだからな…計算してくれてるみたいだ…すでに2時間位は飛んでるよな…

(…できた、時速200kmだと8時間、300kmだと5時間と少し)
 (ありがとう!無理だと思ったら帰るから)
 (…気を付けてね)

かなり高度が下がって来たし、この先は海っぽいから一度飛びなおさないとな…不懐をパラシュートの様に少しづつ変形させる…

「降りる時、すっげーこえーな…でもこの足を引きずった跡見ればどっちに飛ぶかわかるか…」

 久々にカミリーメイトと水だ…

「ん!コアを新しく2回収納したからか!…フルーツ味だ!、もしかして!…」

もう一個出して見る…

「…チーズ!、コンプリートか!?…メープルがない…って、今はいいか、休まないと」

 休憩を終わらせ再度飛び立つ!2回目はもっとスムーズに移行できた

「うおぉおおお!!!!海だーーー!!!!」

 遂に海に差し掛かった…ここで高度が足りなくなると終了する、左右に陸地は見えているがズレると俺にはたどり着けなくなる

「コートに温度機能なかったらやばかったな…超寒い…」
 (アリアとレイの事でちょっといいか?)
 (どうした?学校の事話に行くって聞いてたが)
 (そうだ、2人は後1年と少しで卒業なんだ、このままエマルの学園に通わせたいのだが)
 (問題ないぞ、なんかあるのか?)
 (…2人共結婚するから学校はどうでもいいと言い出してな)
 (…本人にやりたい事があるなら、無理に学校行かせなくても…とも思うが…)
 (そこなんだよな…フィリアも自分でやりたい事あるなら、やめて構わないって言っちゃったんだよ)
 (…でも二人の結婚以外の目標ってなんだ?)
 (それが決まってないみたいで、カオル達みたいに店やりたいわけでもないし)
 (決まるまでは親権限で通わせれば?ただ屋敷にいるよりは刺激になるだろ)
 (…その方向で持っていく、ありがとな)
 (おう、二人にも帰ったら話してみるよ)


ラグナと念話していると海を越え…海を越えたら1時間もかからないはずだ、そろそろ降りないとな…
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