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黒い!

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 「俺は一旦城に行ってくるから、みんなは買い物頼む」
 「「「はーい」」」

 湯着や下着選びはハードルが高い…1日開いてしまったがカズの様子を見に行く事にする

「終わったら連絡するから午後は地下部屋かな?」
 「「「はーい」」」

みんなと別れ一人城へ

「おっす!」
 「おは、もう平気か?」
 「元気だ、なんか変わった事あったか?」
 「まだ特にねーな」
 「国王と一般市民の会話じゃない…」
 「カズもいたか、髪短くしたのか」
 「はい…アヤコさんも短い方がいいと言うので」
 「…そうか…」
 「カズには冒険者として陰から協力してもらう事に決定した」
 「もう登録したのか?」
 「これから行かせるつもりだ」
 「ソロか?」
 「…それが…どうしよう…トシいい案ないか?」
 「ん?問題ないんじゃないのか?」
 「国はな…アヤコが騎士やめて冒険者やるって言いだして…」

…それは…どうすんだよ…わからねーよ…

「…えーっと…」
 「…すみません…」
 「カズは悪く…悪いのか?」
 『ガチャ』
 「戻ったわ…アヤコの溜まったストレスが…カズの出現で…」
 「3年間ほとんど休みなしって言ってたしな…」

フィリアさんが戻って来た…3年も溜まったストレスか…怖いな…

「そういえばラグナに専用騎士団みたいのいないのか?」
 「は?フィリアがいれば平気だしな俺も戦えるし…でもそこを突かれたんだがな…」
 「…それで行きましょう!」
 「それって?」
 「アヤコを精鋭騎士団に任命して任務で冒険者として調査活動、カズも団員としてって事よ!さくらも任命すれば今回の事件も言い訳ができるわ!」
 「そうか…そうすれば騎士団辞めなくて済むな…カズとさくらは俺達が復帰してすぐに騎士団設立って書類でっちあげれば…」
 「実はアヤコが兼任していて…これからそっちに専念させる…完璧ね」
 「…問題なく行けそうか?」
 「これなら誰も不幸にならない!」

ラグナ達が国を大事にしているのはわかってる、国営に口を出すつもりもない、復帰してからの僅かな間で街にも活気が増えているのを感じるし、ここは任せる…俺もそこまで清廉潔白じゃないしな

「フィリア!アヤコをここに呼んでくれ」
 「はい、話を詰めましょう」
 「後ででいいからトシはさくらを連れてきてくれないか?書類にサインが欲しい」
 「了解、一旦戻るな」
 「よろしくな」

みんなは買い物の前にギルドに寄って先に、さくらとゆきなの冒険者登録を済ませたようだ、パーティは連携を見てと話していたが登録だけは先にと決めていた、合流してさくらと城へ向かう

「さくら連れて来たぞー」
 「ありがとう、これで…」
 「アヤコさん話は纏まりました?」
 「はい!精鋭騎士団に名前を残し冒険者になれます、ありがとうございました」
 「いえいえ、名前だけだがさくらはアヤコさんの部下になるが問題ないか?」
 「温情で妹にも会えたのです、なにも問題ありません」
 「できた!ここにサイン貰えるか?騎士団設立は俺達が復活した2日後にした、目を通してくれ」

 問題なさそうだな…緊急の場合以外自由にしていいと…俺より緩いな…俺が忙しすぎるんだよな…

「緊急時ってどの程度で呼ばれるんだ?」
 「そうだな…国がやばいときかな?モンスター大量発生とか他国の襲撃とかか?」
 「それは俺も協力するし問題ないな」


さくらがサインをして今回の件は一応の解決を迎えた…
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