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…いやらしくない!

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屋敷に到着したが、まだメリル達は戻っていなかった

 「とりあえずコーヒーよ、あなたはお茶ね」
 「ありがとう…カオルも遅くまですまないな」
 「…ありがとうございます」

 軽く説明をしていると屋敷に戻ってくる気配が…

「「「ただいま」」」
 「「「おかえり」」」
 「ゆきな!!!」
 「…」

メリルの腕の中で眠る女の子にさくらが駆け寄る…さくらの泣き声が聞こえてくる…

「…よかった…あ…」
 「トシ?」
 「やばい…限界かも…カオルすまん…」
 「おやすみ…」

 再会を見届け安心したのか身体から一気に力が抜けていく…

----------------------------------------------

「…身体が重い…」

まだ外はうっすら暗くみんなに囲まれてベット部屋で寝ていた…運んでくれたのか、昨日は忙しすぎたな、みんなを起こさない様にリビングに行きコーヒーを入れて飲む

「…美味い…早く好きなだけ飲めるようにならないかな…」

 量が少ないのでいずれ獣人の国に購入しに行かなければ…ヒカリも植物は詳しくないらしく、現在栽培はできていない

「…トシが起きた…おはよ」
 「ヒカリおはよー」
 「…今日も訓練は中止、明日からにしてあるよ」
 「元から今日は休みで明日からだろ?」
 「…?今5時…トシは27時間寝てた」
 「…まじか…何か問題あったか?」
 「…さくらが…」
 「どうした?なにかあったのか?」
 「…トシの布団に潜り込もうと…返せるものは身体だけって」
 「…まて…」

ステータスを確認する…

「…俺の意識は完全に関係ないんだな…さくらにゆきな…シズカにミリヤまで…」
 「…王子様をキスで起こすってみんなでがんばった///」
 「お姫様だろ…キスで起きるのは…」
 「…ヒカリもいっぱいした///」
 「ヒカリちょっといいか?」
 「…ん?」

ソファに座っていたヒカリを膝に乗せ向かい合わせる

「…なに///」
 「少しこうしててくれ…ちょっとでいいから」
 「…いくらでもいいよ///」

ヒカリに抱き着く…疲れが癒されていく…ヒカリも頭を抱えてくれた

「…ヒカリ…そこ代わってよ」
 「…ヤエ?おはよ///」
 「何してんの?ずるくない?」
 「…早起きは三文の徳///」
 「あんた一番寝坊助でしょうが!どうせ今日も寝てないんでしょ?」
 「…倉庫から出てきたらトシいた」
 「おはよー、トシ起きたのね…凄い光景ね」
 「…カオルおはよ」
 「窒息するんじゃない?そろそろ離せば?」
 「ぷはぁ…ヒカリ…力入れすぎ」
 「…抜けようと思えば抜けれる」
 「「「…」」」

 堪能した…息の続く限り頑張ろうと思った…ヒカリは意外とある

「2人共おはよ、迷惑かけてすまん」
 「///おはよ///」
 「///おはよう///」
 「…寝てる俺にキス以外したのか?」
 「…服脱がせて身体拭いて着替えさせただけ、介護だからエロくない///」
 「!」

 慌ててズボンの中を確認するが…あれ?寝る前は青いブーメランじゃなかったか?赤いだと…

「…下着替えるの引っ掛かって大変///」
 「「///」」


 全部見られて拭かれたのか…次は起きてる時がいいな…
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