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武器屋へ

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来た道を引き返し、武器屋へと…

「先輩!トシ先輩!いい所に!」

 颯爽登場してんじゃねーよ、お前は敵側だろ!頭に巻いてんのはターバンかよ!ふぅ…落ち着け…キラボシ君だっけ?…冒険者ギルドの前を通り過ぎようとした時に飛び出して来た

「えーっと…どうした?」
 「ギルド内で戦いが!」

 慌ててギルドに入ると…

「男に媚び売ってるようなビッチはどこか行けって言ってんだよ!」
 「見向きもされないから僻んでるのかしら?おばさん!」
 「中坊が舐めた口聞いてんじゃねー!」

これ俺が止めるの?内輪揉めじゃないのか?

 「…キラボシいいか…俺はモンスターメインで対人戦はなるべくしない事にしてるんだ…」
 「僕にもこれはちょっと…」
 「これってどっちが先に登録するかって事であってる?」
 「その通りです…僕の派閥の子と女子だけでパーティ組んだ派閥です…」
 『ダン!!!』
 「ジャリ共が!!!!うるせーぞ!!!!!!!!」

うぉお!イアンかっこいい!…それにこれはスキルか?びりびりした…大半が床に張り付けられてるようだ…俺達は平気ってぴーちゃんが結界みたいのを張ってる?俺以外に…まぁ俺はキラボシと話してて少し離れてたけどさ…

「イアンかっこいいな!」
 「!トシなんでいるの///」
 「喧嘩の仲裁頼まれたんだがどうするかなーと考えてたら、イアンがやってくれた」
 「///」
 「俺達武器屋行くから後よろしくな!」
 「///はい///」
 「キラボシ…かっこいいだろ?」
 「…はい」
 「あとは、がんばれよ」
 「はい…ありがとうございました」

 這いつくばってるキラボシに挨拶し今度こそ武器屋へ…

「ここが武器屋!1階が武器、2階が防具だよ!」
 「…防具はヒカリが作る、買わなくていい」
 「頼むな!」
 「…任された!」

 結構でかいな…ちょっと広いコンビニ位ありそうだ

「トシ君手甲関係はこっちだよー」
 「おぉ、結構種類があるな…」
 「ここにあるのは基本中古品だね新品と高いのは奥にあるよ」
 「ちょっとここ見てくよ」

 色も形も素材も色々だ値段も1000zで買える物から20万zまで…それでも高いのは別に置いてあるって…真っ赤な籠手憧れるな…落ち篭手…懐かしいな…違う!自分の装備を見ないと!

 「なんだこの籠手1個だけ?しかも…斑な茶色…渋いな」
 「あれ?お客さん初めて?私は店員のランよろしくねー、男性冒険者少ないから嬉しいよ」
 「はじめましてトシです、これってなんで片方なんですか?」
 「それね片方しか発掘されなかったんだって、磨いても綺麗にならないし、一緒に発掘された刀身も同じで研いでも切れないから売れないの」

これは…見てみたいぞ

「それも見たいのですがいいですか?」
 「ん?こっちの剣関係のセール品に…たしか…あったこれだよ」
 「ありがとうございます」

 刀身も籠手と同じで斑な茶色、同じ素材のようだ、ラノベのように声は聞こえないが…錆びてるっぽいのに手は汚れない…これも渋い…両方いいな…

(ルナどこにいる?)
 (トシの後ろに…)
 『ガバァ』

 振り向いても誰もいない…

「ごめんなさい杖見てたわ、どうしたの?」
 「騙された…これ視てくれないか?」
 「汚いわね」
 「そうじゃなくて視てくれないか?」
 「ああ!まってね…ん?」
 「どうだ?」
 「両方見れない…?普通は銘と効果位は、わかるけど何も視えないわ…」
 「ルナありがとう!」

カウンターに持っていき…

「これください!刀身に合うものあったら着けてください!」
 「え…ええ、別料金ですが…本体より高くなりますね、籠手と刀身が各2000z、鍔、柄一式、鞘で簡単な物で工賃含め2万z、合わせて22000zになりますが…」
 「お願いします!」
 「30分ほどお時間「大丈夫です!」」
 「…お待ちください」


なんかビビっと来た!…でも…ただの錆びた武器だと怖いから普通のも選んでおこう…うん予備は大事…
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