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別れ

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 「君達3人でパーティを組むの?」
 「それで相談なんですが…」

それぞれの挨拶が済み、今後の事で男同士で話したいと勇者達男性陣に相談されていた…

「自分達3人学校同じで、友達で…あの日は遅刻しそうで3人で慌てて乗った電車が女性車両だったんです…でも乗った側のホームがなかなか開かず小さくなってたら爆発が…」
 「…なるほど…災難だったな…」

 俺と同じ理由かよ!

 「で…こっちに来た女の子達に3つの派閥ができちゃって…どうしようかと…」
 「そうなのか…」
 「自分達…向こうでは男子校で彼女もいなく童貞で…こっちではモテモテで調子乗って…すいませんでした」
 「…おう」
 「…3人共…自分の派閥の何人かと関係を…その子達は…一緒に冒険者になるって…」

 知らんがな!

 「…とりあえず…んーどうすればいいんだ?やったなら…責任…だが、こっちの世界だと…んー」
 「トシ先輩は奥さん全員とパーティ組んでるんですか?」

 少し離れて聞いてるみんながニヤニヤしてる気配を感じる

「俺達は3人前後でパーティを組んで3パーティをクランとして登録してるが、Cランクからしかクラン設立できないからな…」
 「…それなら!別々にパーティ組んで最初にCランクになれた奴がリーダーでクラン作らないか?」
 「燃えるな!」
 「負けないよ!」
 「お前等…自分に合った依頼しろよ…無理して怪我しても笑えないぞ…それにな…」
 「「「…はい…」」」
 「サリアのギルドマスターは俺の嫁だ…情報は入ってくる…わかるよな?」
 「「「…はい!」」」
 「よし!自分に合った依頼を受けて、力をつけろよ!ギルドの従業員に迷惑かけるなよ!」
 「「「はい!」」」
 「俺は国王と話があるから行くな」
 「「「ありがとうございました!」」」

やっとみんなの元に合流した

「Fランクが偉そうだな」
 「言うな…」
 「聞いた?みんな嫁だって///」
 「…聞いた」
 「イアンの事も嫁って言ったわね」
 「…言った」
 「部屋いくぞー」
 「…おう」

みんなに弄られながら国王室へ…途中フィリアさんも相談は専門の方に任せ、こちらに合流した

「助かった、感謝する。碌に話も聞いてくれない状況でな…トシの脅しで一気にこっちのペースにできた」
 「役に立ててよかったよ、国王っぽいの初めて見たんじゃないか?」

 先ほどの説明は威厳もあり同一人物と思えないほどだったが、これも言ってはやらない

「トシからの話ってなんだ?」
 「襲撃者の話は念話でしたよな?格闘術しっかり習いたいんだが…」
 「格闘術か…いるか?」
 「ミヤコ姉ちゃんに頼みたいのだが?」
 「姉ちゃん?」

これは説明してなかったか?…俺との関係を説明していく

「トシとアヤコが従妹とはな」
 「そうなるな、それでミヤコ姉ちゃんは国と関係してると思って…勝手にしていいのかなーと」
 「たぶん…もう国を出ているな…特殊個体が獣人国で確認された噂があってな…」
 「そっか…」
 「アヤコなら情報わかるんじゃない?呼ぶわね…任務で街にいるみたい、1時間ほどで来るわ」
 「ありがとうございます」
 「それは良かった、屋敷はどうだ?なんならでかい方も持っていくか?ははは」
 「まじか!もう一つの相談がそれなんだが…」
 「え?本気か?冗談だったんだが…ちょっと待ってな」
 「こっちが待ってだ、今回はタダで貰うつもりはない…で、このでっかいボアの魔石払いできないか?売ってくれても全然気にしないぞ」
 「タダで手に入った、余った屋敷だから気にしなくていいんだぞ」
 「それでもこちらから言い出した事だ、けじめはつけたい」
 「いや俺が言ったし」
 「…そうだな…でもさ?」
 「…それなら国に寄贈された珍しい魔石の報酬で屋敷って事でいいか?」
 「いいのか?」
 「ただでやるつもりだったしな…さっきの待っては売りに出してないかの確認の事だ」
 「助かる…」
 「それにしても嫁の増えるペースが速いな…フィアー虐められたら言えよ」

どさくさに紛れて娘に抱き着くラグナ…

『バチッ』

 「いてっ!」
 「え?」
 「「「…え?」」」


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