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進展

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 「なるほど…」
 「そんな事が…」

 世界の比率の事を話し、結婚の事も話した…

「それならトキは見つかったんだし…抱けばいい」
 「…それは…」
 「なんだ?よぼよぼの婆さんでないと興奮しないとかそんな性癖か?」
 「おい!興奮するよ!しっぱなしだよ!…あ」
 「あとは何が問題だ?うちには理解できん」

 膝に怜を乗せたままデリケートな問題に突っ込んでくる…

「ここにいる全員で、トシに抱かれたくない奴は手を上げてみな」
 「「「…」」」

 誰も…誰も上げていない…トキは首を傾げている…

「ん?カオル達もか…?」
 「…興味はあるし…子供も欲しいけど…この世界の奴は嫌…」
 「あたしも同じかな…」
 「…トキの妹産む!」
 「ははは!モテモテだな…鼻が高いぞ!…ん…旦那から念話…トキまた会いに来るからな!」
 「ん!ミヤコお姉ちゃんまたね!」

 『バタン』

 引っ掻き回すだけ引っ掻き回して帰りやがった!!!!どうすんだこの空気!!!!

 「「「…」」」
 「トシお兄ちゃん…ケンカ?」
 「喧嘩じゃないぞ、難しいお話しててみんな考えてるだけだぞー」
 「そっか!ケンカじゃないんだね!よかった!あのねトキね、この前ね」
 「ん?良い事あったか?」
 「これみてー!かわいい?」
 「おぉ可愛いぞ!花の髪飾りだな、似合ってるぞ」

トキの髪には銀髪に似合った赤い花の髪飾りが付いていた

「えへへ///お姉ちゃん達がお誕生日にくれたんだー!」
 「!!!!」

…トキの…誕生日…だと…!!!まずい!!なにも準備していない!!!

 「えっと…!そうだ!綺麗な魔石いるか!今はこんな物しかないが!」
 「魔石?綺麗なのトキ好きだよ?」

 邪龍戦の後に拾った魔石を思い出した、綺麗な真っ白な丸い魔石だ

「これだ!綺麗だろ!」
 「わぁ…キレイ…これくれるの?」
 「誕生日プレゼントだ!ほら手出して」
 「それ…魔石?」
 「…丸い?」


ゆっくりと両手を差し出してくれた…その手に魔石を乗せた…
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