契約スキルで嫁沢山！-男少女多な異世界を正常なる世界へ-

大きい

 「真直ぐ行けば後１日で街だよ！」
 「途中に初心者の森がありますが問題ありません」
 「初心者の森？」
 「正確には森に名前なんてないんですが、出てくるモンスターもE、Fがほとんどで簡単な薬草なども取れる為、冒険者からは初心者の森と呼ばれています」
 「たまーにDも出るって聞くけど見た事ないよねー」
 「ゴブがメインですよ弱いのでわたしでも殺れますね」
 「商人などは森を迂回するので２日は掛かりますがうち達なら全く問題ないですね」

…なんだ…なにが…この気持ち悪い感覚は…前方の岩場に…魔力が集まっているのか？

 「みんな警戒してくれ…なにか変だ」
 「モンスター？」
 「いや…わからんが嫌な感じが…メリル！ルナを頼む！」
 「はい！」

メリルの背中にルナを取り付け警戒する

『ガ…ガ…ガッーーーーー！！！！！！！』

 前方の岩場から山が現れた、山と思えるほど、でかいファ〇ゴだ！ドスだけでは足りない…超ファ〇ゴ様が！！俺達の前に現れた！！！！！

 「立てるか？でっかいボアだなー美味いのかあれ？」
 「あれも食べてみたいわね」
 「…ちょ…！」
 「…え？」
 「…あれって…」

 ３人の反応がおかしい…

「どした？食べた事ないか？」

ドシンドシンと移動開始した、最初は街の方を向いていたが今はこちらに向かって一歩一歩と近づいているが、まだルナの魔法範囲にも入っていない

「あれは…キング・ブラディボアなの…？」　
 「名前はそうなっているわ」
 「…本当に…話では２００年ほど前に１度、国を崩壊寸前まで追い込んだされている厄災クラスです！早く街に知らせないと！」
 「落ち着けって！ルナどう見る？」
 「そうね…番犬位？」
 「余裕そうだな」
 「勝てるんですか！あれに！？」

でかくなったって所詮ファ〇ゴだろ？ガンナーじゃなけりゃ余裕だな！念の為、魔闘気で行くか！

 「ちょっと待ってろ！行ってくる！」

 足に力を込め眉間に一撃！と飛び出そうとしたが…

「トシ様に愛を送ります　【スピード　アップ】」

 飛び立つ瞬間にメリルが支援をくれた…呪文ってなんでもいいのか…

『バビューン！』

 『ドシーン！！！！！！』

…これ…まずくないか？

 「「「「え？」」」


 後方を見るが超ファ〇ゴは死んでる様だ…眉間を貫通し後頭部から飛びぬけた…そしてすでにみんなの姿を確認できない…俺は今…飛んでいる…