契約スキルで嫁沢山！-男少女多な異世界を正常なる世界へ-

色違いはロマン

みんなが落ち着き早目にテントでダラダラしていると…

「…トシ様…ご迷惑でなかったら…さっきのセリフ…大切なって…セリフ…黒で言って貰えませんか…？///」
 「あ！ずるい！僕はオレンジでオレンジで言って！」
 「あなた達、黒とオレンジがいいの？最高は茶色じゃない！わかってないわね」
 「聞き捨てならないわ、黄色が至高よ！」

なんだ…何の話をしているんだ…？バカだからか？バカだから俺には理解できないのか？

 「…なんの話をしてるんだ？」
 「好きな色の話よ？」
 「好きな色？メリルが黒で言えって言わなかったか？それは？」
 「///…黒いトシ様に言って貰いたくて///」

 黒く？こんな感じか？

 「…俺の大切な人の手伝い位はやらせてくれないかな？」

…恥ずかしい///でもこの位のサービスで喜んでくれるならいいかな…

「///…茶色がやっぱり…最高じゃない…///」
 「///…茶色も良いですが…黒で見たいです…///」
 「「///…茶色もいい…///」」

なんだ黒さが足りない？俺の中の黒い部分をもっと出さないといけないのか…くそ！その期待裏切る訳には行かない！

 「……俺の大切な人の手伝い位はやらせてくれないかな？」
 「///…ああ…茶色がやっぱり…最高…///」
 「///…わたし黒で…黒で見たいんです…///」
 「「///…やばい…茶色も…///」」

これ以上黒くなんて…どうすれば…どうすれば期待に…

「…まさか…トシ…わかっててやってるんじゃないの？もしかして本当にわかっていない？」
 「…なにがだ？俺の中の黒い部分を出しているつもりなんだが、まだ足りないのか？」
 「…やっぱり…メリルは中身の黒いトシって言ってるんじゃなくて外面よ」
 「外面？」
 「そうよ瞳と髪の色の事よ」
 「は？俺は生まれつきの茶だぞ、髪も目も、それはさっき確認した時に同じだと解った」
 「今は茶色よ、でも最初出会った時は黒、森を疾走してる時はオレンジ、シャワーを出してくれる時は黄色なのよ瞳も髪もね」
 「え？」

と言う事は…魔力を纏う

「…これは？」
 「黄色ですわ///」

…闘気を纏う

「…これは？」
 「オレンジ！僕と一緒！」

…魔闘気を纏う

「///黒です！そのまま…そのままで言ってください…///」
 「……俺の大切な人の手伝い位はやらせてくれないかな？」
 「///…はぅ…///」
 「「「///…黒もいい！」」」


 新事実が発覚し全員が満足し眠るまで続けさせられた…ちゃんと今日だけのサービスと忘れずに言えた…毎日なんかできるか…目に掛からない長さの髪で解るかよ…こっちに来てから抜け毛なんてないんだよ…