契約スキルで嫁沢山！-男少女多な異世界を正常なる世界へ-

ヘソ

 「それに年々亜人達は、ずる賢くなっていますし」
 「亜人ってオーク、ゴブリン、サイクロプスで合ってるか？」
 「あとはオーガですね、現在確認されている亜人は４種類です」
 「オーガもか…ずる賢くってどういう事だ？」
 「集団で待ち伏せしたり、罠を張ったりですかね…女性を汚す為に色々な手段を使ってきます…」
 「僕達冒険者捕まえても子供産まないのに！あいつらは！！！」
 「…リリィ落ち着いて、今ここで怒っても何もならないわ」
 「え？冒険者の女性は子供が産めない…」

 嘘だろ…俺子供好きだから、この世界では絶対結婚して子供が欲しいって思っていたのに…

「どうしたの？急に落ち込んで」
 「いや、冒険者は子供が産めないって…」
 「そうですよ、女性冒険者全員そうですね」
 「…３人もそうなのか？」
 「そうですよ？どうしたんですか？」

そっか…凄いショックだな…やはり女性が多い世界では…そんなに結婚とか出産は大切じゃないのかな…3人共、全然気にしてないようだし…

「いやさ…前世では結婚してなかったし…子供もいなかったからさ…俺子供好きだから…この世界では結婚して子供がほしいなと思ってたんだ…でも価値観が違うのかな…」
 「ちがう！！！！！ちがうよ！！！！」
 「トシ様！！勘違いしてます！！！」
 「産みます！うちが街に帰ったら産みます！任せてください！！」
 「え？」

なんだ？なにが起こってるんだ？

 「…トシ…あなたね…私がいるのに何を言っているの？」
 「え？なにがなんだが解らないんだが…」
 「僕達女性冒険者は亜人に捕まった時のリスクを減らす為にみんな避妊魔法を受けるんだよ！！」
 「そうです！ギルドに行けばいつでも解除できるんですよ！見てください！これです！！！」
 「帰ったらすぐに解除しますわ！少しだけ待ってください！」

メリルは服をめくり、お腹のヘソの下にある魔方陣を見せてくれる…まったく無駄な贅肉が付いていないのに、ぷにぷにしてそうなのはなんでだ…

「メリルなにしてんの！」
 「///キャアァーー！！！！///」

 自分で見せてキャアァーって、そんな真っ赤な状態で恨めしそうな顔しないでください…あれ？なんかとんでもない勘違いしたか？ただでさえ立ってたフラグが、抜けなくなるくらい深く突き刺さった感じがする…もう刺さりすぎて旗の部分しか見えないんじゃないか？



 「えーっと、またやらかしたか…？」
 「ええ、そうね…さっさと２人と契約したら？」