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依頼
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「そろそろ冒険者とモンスターのランクの事知りたいんだが」
「そうですね、冒険者にはランクがありまして上からS、A、B、C、D、E、Fとなっていて新規加入は例外なくFランクスタートです、依頼を達成するとギルドが決めた依頼難易度毎のポイントが加算され一定のポイントが溜まったらランクアップです」
「僕達、赤ノ月はCランクだよ!」
「リリィ待ちなさい、先に個人の事を話さないと」
「ごめん…」
「すみません、リリィが言った事はパーティランクでまた違うので後でお話しします」
「大丈夫だよ、リリィも落ち込まないで」
「…うん」
「個人のランクですが各ランク毎のポイントで上がっていきますが、Cランクに上がるにはギルドのテストを受験して合格しないと上がれないのです」
「わたしたちは全員Cランクなんですよ」
「そっか個人のCランクは凄い事なのか?」
「万年Dって言葉がありまして、何度受験してもCランクに上がれない人がたくさんいます、冒険者活動をしている中では半分以上がDランク以下ですね」
「3人とも凄いんだねー」
「まだ上がりたてなんですけどね、それで今回の依頼を受けてあのような事に…3人とも1度の受験でCランクに上がれて浮かれていたのです…」
「だね…僕達にはまだ魔の森は早かったね…」
「…うん…ブラックファングには手も足も出なかったね…」
3人とも落ち込んでしまったが、続きを聞いておかなければ
「どんな依頼だったか聞いても平気か?話しにくいなら無理には聞かないけど」
「平気です、失敗を受け入れないと冒険者として成長できませんから…今回の依頼は特殊ポーションの材料採取でした。3か月ほど前から王国軍がポーション関係の買い占めを始め、品薄状態になってしまった為、20日前には依頼の達成報酬が3倍にまで上がっていたのです。特殊ポーションの材料の薬草は魔の森にしかないのですが、入り口付近での採取が可能とギルドで説明を受けたので、うち達は相談した結果、依頼を受ける事に決めました」
「僕達はパーティ結成以降、依頼達成率100%のままCランクまで上がったから失敗の事なんか頭から抜けちゃってんだよね…」
「…同年代の子達の中で1番だって言われて周りも見えてなかったよね…」
「そうねトシさん達に出会わなければ終わっていたわ、でも全員生き残った、失敗を糧にしないとね。ごめんなさい…また脱線してしまって…続けますね、依頼を受けた後、魔の森までは問題ありませんでした、魔の森に入りすぐに目的の薬草を見つけたのですが今回の依頼は上限なしの持ち帰っただけ報酬が増える依頼だったのです、うち達はお金が欲しかったので、もう少しもう少しだけと周囲を警戒しながら採取してたのですが、突然1匹のブラックファングが頭上より襲ってきて、最初にうちが倒れました、リリィが牽制している間にメリルがポーションを使用して治してくれたのですが今度はリリィが倒されてしまい、うちのポーションを使用しました、体制を立て直しながら戦闘を行っていたのですが、もう少しで倒せるとなった時、再度うちが切り裂かれてしまいリリィが最後のポーションを使用したのです、戦闘の継続は不可能と判断し、逃走を開始したのですが、どこからか大量のブラックファングが現れてメリルが…そこにトシ様が登場して…」
「回復薬がどこにも売ってなくて3本しか用意できなかったのも敗因だよね、準備不足すぎる…」
「…わたしの回復魔法がもう少し強力なら戦闘開始早々にポーションを使わなくて済んだのに…支援魔法さえ碌に掛けれなかったし…」
本当にギリギリだったんだな…間に合ってよかった
「そうですね、冒険者にはランクがありまして上からS、A、B、C、D、E、Fとなっていて新規加入は例外なくFランクスタートです、依頼を達成するとギルドが決めた依頼難易度毎のポイントが加算され一定のポイントが溜まったらランクアップです」
「僕達、赤ノ月はCランクだよ!」
「リリィ待ちなさい、先に個人の事を話さないと」
「ごめん…」
「すみません、リリィが言った事はパーティランクでまた違うので後でお話しします」
「大丈夫だよ、リリィも落ち込まないで」
「…うん」
「個人のランクですが各ランク毎のポイントで上がっていきますが、Cランクに上がるにはギルドのテストを受験して合格しないと上がれないのです」
「わたしたちは全員Cランクなんですよ」
「そっか個人のCランクは凄い事なのか?」
「万年Dって言葉がありまして、何度受験してもCランクに上がれない人がたくさんいます、冒険者活動をしている中では半分以上がDランク以下ですね」
「3人とも凄いんだねー」
「まだ上がりたてなんですけどね、それで今回の依頼を受けてあのような事に…3人とも1度の受験でCランクに上がれて浮かれていたのです…」
「だね…僕達にはまだ魔の森は早かったね…」
「…うん…ブラックファングには手も足も出なかったね…」
3人とも落ち込んでしまったが、続きを聞いておかなければ
「どんな依頼だったか聞いても平気か?話しにくいなら無理には聞かないけど」
「平気です、失敗を受け入れないと冒険者として成長できませんから…今回の依頼は特殊ポーションの材料採取でした。3か月ほど前から王国軍がポーション関係の買い占めを始め、品薄状態になってしまった為、20日前には依頼の達成報酬が3倍にまで上がっていたのです。特殊ポーションの材料の薬草は魔の森にしかないのですが、入り口付近での採取が可能とギルドで説明を受けたので、うち達は相談した結果、依頼を受ける事に決めました」
「僕達はパーティ結成以降、依頼達成率100%のままCランクまで上がったから失敗の事なんか頭から抜けちゃってんだよね…」
「…同年代の子達の中で1番だって言われて周りも見えてなかったよね…」
「そうねトシさん達に出会わなければ終わっていたわ、でも全員生き残った、失敗を糧にしないとね。ごめんなさい…また脱線してしまって…続けますね、依頼を受けた後、魔の森までは問題ありませんでした、魔の森に入りすぐに目的の薬草を見つけたのですが今回の依頼は上限なしの持ち帰っただけ報酬が増える依頼だったのです、うち達はお金が欲しかったので、もう少しもう少しだけと周囲を警戒しながら採取してたのですが、突然1匹のブラックファングが頭上より襲ってきて、最初にうちが倒れました、リリィが牽制している間にメリルがポーションを使用して治してくれたのですが今度はリリィが倒されてしまい、うちのポーションを使用しました、体制を立て直しながら戦闘を行っていたのですが、もう少しで倒せるとなった時、再度うちが切り裂かれてしまいリリィが最後のポーションを使用したのです、戦闘の継続は不可能と判断し、逃走を開始したのですが、どこからか大量のブラックファングが現れてメリルが…そこにトシ様が登場して…」
「回復薬がどこにも売ってなくて3本しか用意できなかったのも敗因だよね、準備不足すぎる…」
「…わたしの回復魔法がもう少し強力なら戦闘開始早々にポーションを使わなくて済んだのに…支援魔法さえ碌に掛けれなかったし…」
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