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憧れ

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「本当に凄いとしか言えない…髪は艶々、肌はすべすべ…街でやれば大儲けよ!欠点は水の出る位置が低い事くらいかしらね」
 「次は台に乗ってもらえば?」
 「「「それね!」」」

まだ、水浴びの事で盛り上がっている、俺はシャワーじゃないですよ?これでお金も取りませんよ?
 1人木の陰に行き服を脱ぎ俺も水浴びを済ませる…俺のは特別仕様だ!均等に全身魔力を纏い一気に水を出す!これで終わり!経済的!!

 「なんか全身から凄い汗かいてるみたいで気持ち悪いわよ…」

 振り向くとルナが覗いていた…覗いておいて気持ち悪いって…男女逆なら殺されても文句言えんぞ…軽く身体を拭き、左足の膝から下がなく、右足太腿に拳大の穴が開いたジーパンを履く、もちろん身体を拭いたTシャツは着れない為、上半身裸だ!この世界に来る前、若干出ていた腹はきれいに割れCRのようだ!言い過ぎた…あのレベルはまだ遠い…返ってきたパーカーを着て合流する

「それより今日はここで野営でいいか?まだ日は高いがメリルの体調も心配だし早目に休まないか?」
 「そうですね、そうしましょう」
 「あの…わたしは大丈夫ですよ、それに…」
 「いや、あの怪我の後だ、無理せず休もう、急ぐ旅でもないんだろ?」

まだ血が戻ってはいないと言っていたし無理はさせられない、今から移動してもすぐに日も落ちるだろう、それなら早目に休んだ方がいいはずだ

「あ、ありがとうございます…でも身体は本当に大丈夫です、それとスキルなんですが」
 「スキル?」
 「はい、先ほど確認したら自動回復(小)が増えていまして…これはトシ様のスキルですか?」

 契約者の恩恵ってやつか、契約スキル本当に便利だなリスクがなければだが…

「そうよ、契約で発現したのね」
 「ルナにも発現してるのか?」
 「私には自動回復(小)の後、魔力操作が発現したわ」
 「契約スキルすげーなー」
 「凄いなんて物じゃないわよ、トシが強くなれば私達も強くなる、そんなスキル他にはないわ」
 「そっかー、俺のスキルで読めないのがあるのは、なんでか解るか?」

スキルの話をしていて思い出したが塗りつぶされて読めないスキルがあったな

「あの塗りつぶされているスキルね?ないんじゃない?」
 「ない?ないってなにがないんだ?」
 「過去に使用した者がいないって事よ」
 「ん?俺がスキルを作った…?」

スキルって作れるのか!子供の頃に憧れた邪王炎殺〇龍波も夢ではないのか!敵が命懸けで跳ね返した所で吸収してパワーアップ、ここからが本番だ!ってか!!

 「スキルって作れるものなのですか…」
 「そんな話、聞いたこともないです…」
 「私もすべてが解る訳ではないのよ、知る人がいない事や集団で認識が違っていたりしたら、私も間違ってしまう、過度な信頼は禁物よ」
 「そっか、ルナが間違えるなんて想像できないけどなー、でも塗りつぶされたままなのかー」
 「スキル名を叫びながらスキルを使えば名前付いたりしないかな!?」

リリィが変な事言い始めた…そんな簡単なわけ…やってみるか!

 「よし!物は試しだな!【魔闘気】」

 叫びはしないが、スキル名を言いながら魔闘気を纏ってみる、どうなったかな…【ステータス オン】




 仁村 俊 (17)

ユニークスキル
契約  (ルナ、メリル)
 魔闘気術

スキル
魔力操作
 闘気操作
 自動回復(神)
 格闘術(Ⅲ)
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