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チュートリアルは飛ばす派?

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「また寝てたのか」

 時間の確認はできないが数時間は経った気がする

「んーこれはあれかな?魔力の使い過ぎ?」

 婆さんは剣と魔法の世界って言ってたし荷物の出し入れも食料を出すにも魔力を使ってるってことか?

 「もっと確かめないと、どうにもならないかー」

 昔漫画で読んだように色々試すことにする、チュートリアルがないのがつらい

「集中して身体の中にある魔力を感じるんだっけか?」

 目を閉じ意識を集中すると今まで感じなかった違和感?がある

「うぉ!これが魔力か!?」

 再度目を閉じ魔力を操作しようとがんばっていると、意外にも簡単に動かせる事がわかり指先に集めてみる

「このまま水を出せばいっぱい出るのかな?」
『チョロチョロ』
「あんまり変わってない?なんでだ?」

そんなことを考えながら水を止める

「次はっと、あの作品では全身に均等に魔力を纏ってキープするんだっけか?」

 全身に魔力を纏いこれも意外と簡単じゃん!とか思いながらその状態をキープしてみる

「いけるいける!このまま殴ればパンチ力アップ!ってか!」

 壁に向かい壁を軽く殴りつけてみると

『ドォン!』

 壁が砕けました

「まじか!漫画すげーな!…やばい…また眠気が…」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「ふぅ」

 目が覚める

「なんだったんだ?魔力じゃない?」

 自分が殴った壁を見つめ考える

「水の出は変わらなかったけど攻撃力が上がった?闘気ってやつか?漫画知識だけど…」

 実験するしかないんだよなー、目を閉じ体内に集中すると闘気?以外にも小さな違和感がある

「なんだこの小さい感覚は?こっちが魔力?」

その小さい感覚を途切れさせないように指先に集めて水を出してみる

『ダバダバァー』
「おぉー量が増えた!こっちが魔力かー、俺は魔力が小さくて闘気が多い脳筋ってやつか!」

でも使えば使うほど増えるって設定多いよなー、魔力も闘気も使いまくって増えるか確かめないと…

「でも両方を混ぜれば強くなるって漫画も読んだことあるぞ…」

 魔力の大きさに合わせ闘気を調節し混ぜ合わせるように…

『カハッ!』

 全身に膨大な力を感じだ瞬間そこで意識が途絶えた。
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