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最終回
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なんかふわふわしていい匂いが……
「……ん?ぐはっ!」
「トシ起きた!?今ソレって言った?!」
「なんだ?ソレが顔についてて見えないんだが、ぐへ」
起きた瞬間にソレが顔に引っ付いてきた。最近甘えるのが減っていたのにどうしたんだ?
「ソレ!顔が見えない!」
「剥がれなさい!」
「いやじゃー!またチビになるまでがんばったのじゃー!」
「確かにソレは頑張った!頑張ったけどトシの顔見せて!」
「一旦どけー!」
「「「断る!」」」
なんなんだ?みんなのテンションについていけない。
「見えないけど圧がすげーな、なんか怒らせたか?……あれ?どこだここ?」
そういえば記憶が……キラに自称魔王一派を引き渡して、魔の森のログハウスで……
「魔の森?……なんか女の子になって……オトコの娘?みんなに追いかけられる……夢か?」
夢にはリアルな記憶が……夢じゃないのか?
「なんでみんな泣いてんだ?自称真の大魔王はちゃんと倒したからさ、けっこぐぇ!」
「バカ!バカ!おバカー!」
みんながベッドに飛び込み大変なことになった……
△
話を聞いたが、意識だけ別の人間に入り記憶がなくなってみんなから逃げ回っていたとは、何やってんだよ俺。
「だんだん思い出して来たんだけどさ、姐さんと下っ端さんと……ライアン?」
「ライラです、助けていただき本当にありがとうございました」
自称真の大魔王のライラさん、お世話になっていた姐さんと下っ端さんが屋敷にいる、それと……
「トニだよな?トニは男だろ?なんで美幼女になってんだよ!」
「///……美幼女///」
「簡単に言うと、トシ君を元の身体に戻す時に男性の部分が全部入ってしまったようだね」
「ふむ」
はっ!?……よかった1本だ、2本になっていたら困る、とても困る。
「トシの魂が元の身体に戻って死体となった……なったと思っていた遺体を綺麗にしようとしたんだけどリーベルが……」
「トシ君の血で作った君が悪い回復薬を口に入れたら生き返ったのさ女の子としてね」
ツッコミどころが多すぎる、気味が悪いの発音がおかしい気がする。
「リーベルナイス!」
「一時とはいえトシ君が世話になった身体だからね、出来る事はしたかったんだ」
いざって時以外には使わない約束だったけど、それが今回だったんだな。またあの毒みたいな紫色になるポーション作っておこうっと。
「そこで馴染んでいる姐さん、自分を買い戻したいのですが」
「私が買ったのはニコだ」
「ニコ?」
「トニ子はみんなに反対されてね」
「売られた上に名前と性別まで変わって大丈夫か?それに姐さんも下っ端さんもなんでサリアにいるんだ?」
ここはサリアの屋敷、トキの話では今いる大陸の数十倍の大陸が外に広がっているらしい。3人は外の大陸の名前も知らない国に住んでいたはず。
「メランで働くわ」
「ん?メランで?」
メランで働く?ニコは引き取る気満々だけど。
「ライラはリーベル研究所ね」
「んん?」
リーベル研究所?そんな名称だったのか?まぁどうせ忘れてるだけなんだろうな。
「と言うことで更に4人増えやがりました!」
「契約も終わっていたしね」
「姐さんと下っ端さんは記憶にあるが?4人共?」
毎日抱き枕にされていればしかたない、半裸みたいな恰好だったし。だるだるのタンクトップってなんかエロいと思います。
「1ヶ月以上ニコの身体で過ごして一度も唇に触れなかった?」
「あー」
自分で自分の唇に触れないはずがないな。
「スキルは魂に宿るらしいからね、どさくさまぎれでレラムのオッパイ触ったらしいけどラグナみたいにビリビリ来た?」
「きてないな」
ニコの身体でレラムのおっぱい触った、メリルなんか思いっきり抱きしめられたしな、ルナの魔法でビリビリしたけど、ラグナみたいに触れないって感じは全くなかった。
「レラムの契約もあるでしょ?」
「……あるな」
「他に聞きたいことは?」
「ライラさんは?記憶にないぞ?」
ライラさんの胸にくっついていた石を取って意識を失った、契約した記憶がないぞ。
「サクラ達がトシの元に辿り着くまで延命措置をしてくれたんだ、ライラがいなければトシ君の心臓は止まっていた可能性が高い」
「ライラさん、ありがとうございます」
「ライラとお呼びください、わたしのせいなのでお礼など要りませんよ」
ライラも馴染んでいる、トニの身体で過ごした数カ月と身体に元ってから目を覚ますまでの時間をみんなと過ごしたからなんだな。
「ん?魂にスキルは宿るんじゃないのか?魂が抜けた俺に人工呼吸で契約したのか?」
「さぁ?トシじゃからな」
スキルは魂に宿る、まぁこんな事例はもうないだろうし気にしたら負けだな、ソレがわからないスキルの事を俺が考えてわかるとは思えない。
「まぁいいか、生きてるしな。で結婚式はどこでやる?」
「「「……」」」
あれ?反応が……
「……式は身内でやるものなので友達を呼んで超部屋でいいと思います」
「招待状とかは?」
「ん!ん!んん!」
珍しいな、ルナのわざとらしい咳払いとか。
「みんなメール来て避妊魔術を解呪して、トシを探す為に掛け直して、先日全員が解呪したのよ?」
「……もう我慢しないぞ?」
「我慢なんかしたの?」
「言わなかったか?俺は子供が欲しいんだよ!全員覚悟しろ!全員妊娠するまで部屋から出さねーからな!」
「…ばっちこい!」
「望むところ!」
「どれだけ待ったと……」
「みんないくぞー!」
「「「おおー!」」」
こうしてソレに頼まれていた男女の比率を元に戻す旅は終わり、前世では叶わなかった夢……子供を作る旅が始まる……
△
「パパ!はやくー!」
「急に走るんじゃねーよ!」
「ルシ!待ちなさい!」
「ママもおそーい!」
「……だぁー」
「ルシの所為でウリが起きたわよ」
「げ、またウリが放電してんぞ」
「魔力抑制の腕輪が壊れたのかしら?」
「ウーリー!モンスターにカミナリだー!」
「だぁー!」
「「……」」
「ウリすごーい!モンスターたおしたー!」
「……帰ったら腕輪直してもらわないとな」
「……そうね」
「……ん?ぐはっ!」
「トシ起きた!?今ソレって言った?!」
「なんだ?ソレが顔についてて見えないんだが、ぐへ」
起きた瞬間にソレが顔に引っ付いてきた。最近甘えるのが減っていたのにどうしたんだ?
「ソレ!顔が見えない!」
「剥がれなさい!」
「いやじゃー!またチビになるまでがんばったのじゃー!」
「確かにソレは頑張った!頑張ったけどトシの顔見せて!」
「一旦どけー!」
「「「断る!」」」
なんなんだ?みんなのテンションについていけない。
「見えないけど圧がすげーな、なんか怒らせたか?……あれ?どこだここ?」
そういえば記憶が……キラに自称魔王一派を引き渡して、魔の森のログハウスで……
「魔の森?……なんか女の子になって……オトコの娘?みんなに追いかけられる……夢か?」
夢にはリアルな記憶が……夢じゃないのか?
「なんでみんな泣いてんだ?自称真の大魔王はちゃんと倒したからさ、けっこぐぇ!」
「バカ!バカ!おバカー!」
みんながベッドに飛び込み大変なことになった……
△
話を聞いたが、意識だけ別の人間に入り記憶がなくなってみんなから逃げ回っていたとは、何やってんだよ俺。
「だんだん思い出して来たんだけどさ、姐さんと下っ端さんと……ライアン?」
「ライラです、助けていただき本当にありがとうございました」
自称真の大魔王のライラさん、お世話になっていた姐さんと下っ端さんが屋敷にいる、それと……
「トニだよな?トニは男だろ?なんで美幼女になってんだよ!」
「///……美幼女///」
「簡単に言うと、トシ君を元の身体に戻す時に男性の部分が全部入ってしまったようだね」
「ふむ」
はっ!?……よかった1本だ、2本になっていたら困る、とても困る。
「トシの魂が元の身体に戻って死体となった……なったと思っていた遺体を綺麗にしようとしたんだけどリーベルが……」
「トシ君の血で作った君が悪い回復薬を口に入れたら生き返ったのさ女の子としてね」
ツッコミどころが多すぎる、気味が悪いの発音がおかしい気がする。
「リーベルナイス!」
「一時とはいえトシ君が世話になった身体だからね、出来る事はしたかったんだ」
いざって時以外には使わない約束だったけど、それが今回だったんだな。またあの毒みたいな紫色になるポーション作っておこうっと。
「そこで馴染んでいる姐さん、自分を買い戻したいのですが」
「私が買ったのはニコだ」
「ニコ?」
「トニ子はみんなに反対されてね」
「売られた上に名前と性別まで変わって大丈夫か?それに姐さんも下っ端さんもなんでサリアにいるんだ?」
ここはサリアの屋敷、トキの話では今いる大陸の数十倍の大陸が外に広がっているらしい。3人は外の大陸の名前も知らない国に住んでいたはず。
「メランで働くわ」
「ん?メランで?」
メランで働く?ニコは引き取る気満々だけど。
「ライラはリーベル研究所ね」
「んん?」
リーベル研究所?そんな名称だったのか?まぁどうせ忘れてるだけなんだろうな。
「と言うことで更に4人増えやがりました!」
「契約も終わっていたしね」
「姐さんと下っ端さんは記憶にあるが?4人共?」
毎日抱き枕にされていればしかたない、半裸みたいな恰好だったし。だるだるのタンクトップってなんかエロいと思います。
「1ヶ月以上ニコの身体で過ごして一度も唇に触れなかった?」
「あー」
自分で自分の唇に触れないはずがないな。
「スキルは魂に宿るらしいからね、どさくさまぎれでレラムのオッパイ触ったらしいけどラグナみたいにビリビリ来た?」
「きてないな」
ニコの身体でレラムのおっぱい触った、メリルなんか思いっきり抱きしめられたしな、ルナの魔法でビリビリしたけど、ラグナみたいに触れないって感じは全くなかった。
「レラムの契約もあるでしょ?」
「……あるな」
「他に聞きたいことは?」
「ライラさんは?記憶にないぞ?」
ライラさんの胸にくっついていた石を取って意識を失った、契約した記憶がないぞ。
「サクラ達がトシの元に辿り着くまで延命措置をしてくれたんだ、ライラがいなければトシ君の心臓は止まっていた可能性が高い」
「ライラさん、ありがとうございます」
「ライラとお呼びください、わたしのせいなのでお礼など要りませんよ」
ライラも馴染んでいる、トニの身体で過ごした数カ月と身体に元ってから目を覚ますまでの時間をみんなと過ごしたからなんだな。
「ん?魂にスキルは宿るんじゃないのか?魂が抜けた俺に人工呼吸で契約したのか?」
「さぁ?トシじゃからな」
スキルは魂に宿る、まぁこんな事例はもうないだろうし気にしたら負けだな、ソレがわからないスキルの事を俺が考えてわかるとは思えない。
「まぁいいか、生きてるしな。で結婚式はどこでやる?」
「「「……」」」
あれ?反応が……
「……式は身内でやるものなので友達を呼んで超部屋でいいと思います」
「招待状とかは?」
「ん!ん!んん!」
珍しいな、ルナのわざとらしい咳払いとか。
「みんなメール来て避妊魔術を解呪して、トシを探す為に掛け直して、先日全員が解呪したのよ?」
「……もう我慢しないぞ?」
「我慢なんかしたの?」
「言わなかったか?俺は子供が欲しいんだよ!全員覚悟しろ!全員妊娠するまで部屋から出さねーからな!」
「…ばっちこい!」
「望むところ!」
「どれだけ待ったと……」
「みんないくぞー!」
「「「おおー!」」」
こうしてソレに頼まれていた男女の比率を元に戻す旅は終わり、前世では叶わなかった夢……子供を作る旅が始まる……
△
「パパ!はやくー!」
「急に走るんじゃねーよ!」
「ルシ!待ちなさい!」
「ママもおそーい!」
「……だぁー」
「ルシの所為でウリが起きたわよ」
「げ、またウリが放電してんぞ」
「魔力抑制の腕輪が壊れたのかしら?」
「ウーリー!モンスターにカミナリだー!」
「だぁー!」
「「……」」
「ウリすごーい!モンスターたおしたー!」
「……帰ったら腕輪直してもらわないとな」
「……そうね」
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