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KPD

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 超部屋での合宿中にいくつかのグループが誕生した、合宿中の遊びか何かと思っていたのだが通常の生活に元ってからも活動は継続されていた。

 そして今、サクラ、レイ、リーベルの3人が……

「サクラ、君ね」
「ごめんなさい」
「気持ちはわかるけど、あまり反応すると効果が薄れていくって話たよね」
「2人ともごめんって」
「完全ぺったんこ同盟は……もう3人しかいないんだからさ」
「訓練所の子は卒業、初期メンバーのレビィはバインバイン、フィア、ルナ、ロエも揉めるし掴める」
「肉体操作を覚えて偽りのおっぱいは手に入れたけど所詮偽物だからね」
「あれやるとチクチク胸が痛いから僕は嫌いだな」
「心が痛いな」
「サクラも嫌いです」
「メイもリィナも意外とあるし、メグリはほぼないけど同盟に入らない、根性でなんとかするってね」
「僕たち3人の遺伝子はおっぱいの部分が壊れてしまっているからね」
「リーベル?そんな研究したの?」
「冗談だよ」
「全く同じ遺伝子のはずのアリアとフィアを見るとねー、アリアはお母様の遺伝子しっかり受け継いでるけど僕はお母様成分少なめ」
「ヒカリから姉より優秀な妹は存在しないと聞いたが胸はロエに完敗だ、胸以外負けたとは思ってはいないのだけれどね」
「双子だけどお姉ちゃんな僕がアリアに胸は勝てないよ、フィアにもね、ないならないなりの戦いをね」
「サクラもユキナに完敗、胸だけね!」
「レイもアリアも自分で姉と言っているよね?どっちが姉なのだい?」
「二人とも自分が姉だと思ってるから」
「お前らいい加減にしろ!俺の前でおっぱいの会議すんな!」

 ったく!優雅に紅茶を飲みながら話の内容はおっぱいかよ!

「いいではないか、いつもいつもおっぱいおっぱい言っているのだから、たまには聞くほうに回りなよ」
「言ってないよ!?いつも言ってないよ!?」
「心が叫んでます!今日のお風呂!なんですかあれは!カナタをチラチラチラチラチラチラ!」
「してない、チラっ位だ……むぐっ」

 湯着から谷間が……とは言えない。

「カナタも自分の地位を確立したよね、アーちゃんもだけどさ、訓練所メンバーは散々お預けくらったから反動が凄かったもんね」
「訓練所の反乱だね」
「あれは凄かったねー、人数では50人対78で負けてるけど余裕だと思ってたからさ」
「魔闘気習得前でしたね」
「まさか訓練所の子たちがあそこまでやるとは」

 あったなー、訓練所出身の子たちとの距離感がまだ掴めていない時に……

「先生3人組も凄かったけどケモミミ3姉妹もねー」
「ミオがなりふり構わず攻撃に回っていたら結果は違ったと考える」
「わかるわかる、ミオはみんな怒ってるから付き合った感あったからね」
「あの子はトキに1番近いと僕は感じているよ」
「メグリは私達の事をなんだかんだ気にかけてるし、ミオはちょっと特殊だね」
「ラッキーもトシ君完全主義だけど本人は隠してるからね」
「あるじ完全主義はみんな同じです!」
「訓練所の反乱もだけど、やっぱりソレのぐーっとなる事件が1番考えたかな」
「あれはね」
「サクラの汚点です」
「サクラが手を上げなかったら僕が先だったかも……搾りかす呼びは堪えたよ」
「僕も同じ、ムッツリーベルはね……」
「でもあの一件で心と団結力は強くなりました!」

 あれで結束力が高くなったのは間違いない、そうでなければ結果は違ったはず……

「リリィママはきつかった」
「あの後の会議はまるでお通夜だったね」
「ルナ、ノア、エルの3人は一歩先にいるって実感させられて更に凹んだよ」
「エルって言えばさ、本当はエルフとヒューマンのハーフじゃないって知ってた?」
「え?そうなの?」
「サクラね、悪いとは思ったんだけどやっぱり気になって聞いたんだ、エルってなんでそんな小さいの?普通のハーフの人でエルみたな人知らないって」
「サクラ……さすがにそれは……」
「でも笑いながら教えてくれたよ、本当はエルフと小人族のハーフだって、エマルの女王になる時に隠されたんだって」
「え?小人族って大人になっても見た目は子供のままの?」
「そうー、キリラスに多い種族だね」
「小人族って基本的に魔力はヒューマン程度しかないけど数百年に一度とてつもない魔力を持った子が生まれる言い伝えがあるね、もしかしてエルは……」
「とてつもない魔力を持った上にエルフの力も受け継いでいるって事?」
「最初は攻撃魔法なかったみたいだけど、スキルが増えてそっちもやばい!」
「なるほどね、ロエルナとタメ張る上にレラム以上の神聖使いの理由がわかったよ」
「エルの身体もずるいよね、小人族の特性しっかり受け継いでるし」
「多種族との交わりの為ってやつだね///」
「内臓まであんな伸びるなんて信じられませんでした///」
「口からトシ君が出るかと思ったよ///」
「あの数ヶ月エルの身体は皆勤賞、みんなドMばっかりだ」
「むー!むー!」
「あるじ!サクラのお尻の下で話さないでください、襲いますよ!」
「……」

 サクラのやろー、ベッドで寝転がっていた人の顔に座りやがって……後で覚えてやがれ!
 
「この超エロ部屋もみんなで素材集めて大変だったけど、トシ君とみんなでこんなまったりお話しても数秒しか経ってないもんね」
「エロ部屋の時は本当にエロ部屋だったからね」
「エロと言えばさ、僕はあの時、羞恥の感情が芽生えたよ」
「どの時?」
「ソレがトシ君の前で契約スキルの説明した時」
「あれは酷かった!」
「なーにが契約スキルの効果じゃ!このどすけべ娘ども!トシを好きな子が対象?当たり前じゃ!その時点で惚れてるではないか!匂いだと?ただの匂いフェチが!自分の性癖をバラしてたのしいのか?!ってね」
「過去の自分を殴りたいよ、なにがトシ君の匂いを嗅いだ者は契約スキルに影響を受けるキリだよ!」
「キメ顔してたもんねー」
「でも、正解ではないが処女はトシの怖さに気がつかない、経験者はトシを見ると自分ではどうにもならない、壊されそうな恐怖感を抱くって言ってたね」
「なるほどー、って思いました」
「結局ソレは、全員トシに惚れてるだけじゃ、ってね」
「あぁー、って納得したけど恥ずかしくて恥ずかしくてずって膝が震えていたよ」
「ふぅー!ふぅー!」
「あるじの息でサクラやばいです///」
「僕もだよ」
「ふふふ、トシ君おまたせ、楽しもうね……」

 超エロ部屋……みんなで素材集めてがんばったしな……天国かここは?

「それそろ時間ね」
「次は3EDだっけ?」
「3EDは次の次、次はYKDだね」
「略が全然覚えられない、YKDって?」
「闇を心に秘めし者同盟よ」
「ミリヤ、アリア、ピースの厨二トリオかー」
「違うよ、ノア、トキ、メグリ」
「そっちかー」
「分身するの?」
「どうだろ?したりしなかったりだな」
「あの欲望の亡霊事件もトシ君が解決しちゃったからね」

 俺の性欲暴走により分身が好き勝手したやつだな、夢だと思っていた事が現実とはなー。

「おかげでサクラも分身できりようになりました、にんにん!」
「結局スキルがあっても使いこなせるのは少ないからねー」
「このスキルはでかい欠点がふたつあるし」
「しゃべれないし本能優先するからすぐエロい事しようとする!」
「なら3つか」
「あとひとつは?」
「全裸で出てくるとこだよ!どんな漫画でも分身は服着てんだろうが!」

 スキルを使いこなせるようになっても全裸で出てくるので使えない、外でなんて使ったら自分の顔をした全裸の男が性欲に忠実に行動するとか罰ゲーム以外の何物でもない。

「メンマだと着てるね」
「族長目指す忍者のやつサクラ好きです!」
「訓練所でも流行ったな、みんな手を後ろに伸ばして走るから注意しようと思ったんだけど早くなってんだよ」
「ありましたねー、コンペイトウちゃんに影響されてキーン!って言いながら走る子も」
「流石に声出しながら走るのは注意した」
「後20分かー、あるじ成分補充です!」
「サクラずるい!なら僕も!」

 ……ぐへっへっへ。

「やばいやばい!遅れたら次回後回しにされちゃう!」
「トシ君は!なんであれで興奮するかな!」
「まったく!君はまったく!」
「がんばれー」
「何をニヤニヤ見てるんだい!」
「女の子が慌てて着替えるのはいい光景だなー」
「もう!あるじのばかー!」
「リーベル?シャツのボタンずれてるぞー」
「え!?このままでいい!変わってくるよ!」
「またなー!」


 焦っている女の子っていいよなー、手で顔を隠す姿とか大好物です!さらに言うと、手を無理矢理どかして真っ赤な顔を見るのが超大好物です!
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