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お仕事2

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  ノアの挑発にまんまと乗ってしまった、後悔など一切ないがみんなが少しオコだ。

「ノアが悪いんだからね!俺のせいじゃないんだからね!」
「……トシ?///」
「みんなすまん、最高だった!」
「「「///」」」
「結局元に戻るまで屋敷にいた子食い散らかしちゃってさ、ひどいよー///」
「すまん!」
「謝らなくていいんだけどね!ただ最後のポイはダメ!」
「ごめんなさい!」
「そのまま部屋に置いておいてくれたら復活したらまた犠牲になれるのに///」

 ぐったりした子が側にいるといぢめたくなるから部屋の外に運んだのだが失敗だった。

「そだアーチ、この後は暇か?」
「え?アーチはもうお腹いっぱいです、もう入りません、パンパンです、でもどうしてもとトシ様が言うなら頑張ります!」
「そっちじゃなくてな、この瓶と一緒のを陶器で作ってくれないか?」
「あー///勘違いでしたかー///お恥ずかしい///」
「勘違いでもないがメインは瓶だな」
「サブがあると?」
「さぁ?」
「行きましょう!早く!」
「なに?アーチだけ?」
「あーちゃんだけなのー?」
「みんなはもう平気なのか?」
「当然!復活だよ!」
「みんなで超部屋行くかな、アーチの作業が終わるまでエロ禁止だからなー!」
「「「トシが言うなー!」」」

 みんなで協力し、あっという間に販売用の陶器の瓶は完成した、そのあとは当然のようにいちゃいちゃしている。

「わかっておる、わかっておるが限界じゃー!抱っこと添い寝をしょもうするのじゃー!」
「了解、ソレもおいで」
「久しぶりなのじゃー!」
「それにしてもアオの変身ってとんでもなく綺麗だったわね」
「ごめんなアオ、変身許可して、1日に4回もピンクなったら訳分からなくなった」

 記憶はしっかり残るが、暴走するといつもより強気に……Sが強くなるようだ。

「とーしー///」
「変身が解けて甘ったれモードになっちゃったな」
「成人になーるを飲んでも見た目は全く変わらないのに」
「俺たちと基本が違うらしいからな、成長分のエネルギーをなんたらかんたらしてるって」
「てきとーね」
「どっちもアオはアオだからな、気にしない」
「でも……死屍累々とはこれを言うんでしょうね」
「と言うかさ、なんでルナは余裕そうなんだ?」
「余裕なんかないわよ、今頑張って起きてれば株が急上昇よ!」
「言っちゃダメだろ」
「今だって服が肌に擦れるだけでやばいわ、寝っ転がってるのは立てないからよ!」
「脱げばいいのに」
「これ以上は本当に無理よ?」
「限界って超えさせて見たいよな」
「いや……ソレも見てるのよ!」
「今更じゃ!トシの中に入ればみんなの痴態は見放題なのじゃ!さっきまでも見てたのじゃ!」
「……」
「ムリムリ!ちょっと!近づいてこなぁああ!!!」

 ごちそうさまでした!事が一段落しみんなも復活したので思い出した事を聞いておく。

「メランの制服って誰が管理してんだ?」
「私とルナで作って渡しましたが管理は個人ですよ?」
「俺にメランのエプロン1枚用意してくれないか?」
「「「!!!」」」
「はい!お任せください!」
「ちょっとトシ君!諦めてないのかい!?」
「ん?ちゃんとリーベルとヒカリから了承得たぞ?」
「いつだい!?僕はしてないぞ!」
「…ヒカリもしてない」
「ほれ証拠」

 リーベルはそう言うと思って対策は万全だ!

『わかった!!わかったから!!!お願いだ!!もうダメなんだ!!早く!!!』
「///な!な!な!んて物を!!君はー!!!」
「ヒカリのも見るか?」
「…うん」
『…いい!いいから!……おっほー!!!!!』
「…酷い顔、ヒカリはヒカリにびっくりした」
「ヒカリ!?感想それかい!?」
「な?」
「な?ではない!個人で見るって約束はどうなったんだい!?」
「え?カズたちに見せないって約束だよな?」
「……約束の内容はそうだけど僕達にも見せるなー!!!」
「これからは気をつける」

 本人が嫌がっているのに他の男に見せるわけないだろ?スマホに撮った動画は俺の宝物だ!

「この!この!この!」
「痛い!痛いってリーベル!ごめんって」
「まったく!まったく!まったくきみはー!!!」
「トシちょっといい?」
「トラコどした?」
「前から叩かれた時に痛いって演技だと思っていたんだけど本当に痛そうでさ、私がアックスでぶっ叩いても眉すら動かさないトシがなんで痛そうなんだ?」
「そりゃ殴られる場所の防御解いてるからな」
「はい?」
「防御してるとこ叩いたら手が痛いだろ?何当たり前の事言ってんだ?」
「……私がえいえい蹴ってる時も?」
「そうだよ?はじめの頃は難しくてできなくてさ、ルナとか叩いて手が痛いとか言ってたろ?」
「……言ってたわね」
「殴られる理由があれば解くに決まってんだろー、殴られる覚悟を持ってイタズラしてるからな!」
「イタズラはともかくそんな事してたのか!君ってやつは!」
「力加減間違えて本気で殴っちゃったらどうすんのさ!危ない事はやめてよ!」
「どのくらい力が入ってるかわかるし、大丈夫だ」
「もう!」
「で?エプロンだけですか?制服は着ないんですか?」
「ナルミ!なんであんなヒラヒラのスカート履かねーといけねーんだよ!」

 メランの制服は女性用しかない、しかもフリフリの可愛らしいスカートで売り場ごとに色が違う。

「本当に本当に本当ーに!エプロンつけるの!?」
「なに興奮してんだ?メランで働くなら付けないと店員ってわからないだろ?」
「「「///」」」
「なーに照れてんだよ!」
「トシのエプロン姿……トシが裸エプロンを好きなレベルで好きかも?」
「最上級じゃねーか!……みんな似た感じか、どうする?俺裸エプロンで接客するか?」
「ぶふぅ!」
「キィちゃんが鼻血吹いたー!トシ様ストップ!それ以上興奮させないでー!」
「なんで俺の裸エプロンで鼻血出すんだよ!」
「あー!こっちも!カナタとアーちゃんやばい!」
「メグリ?あんたもかい!」

 なんで男の裸エプロンで鼻血出すんだよ!

「却下します、普通にエプロン付けるだけにしてくださいお願いします、血が足りなくなります」
「別にどっちでもいいぞー」
「なんでそんなに羞恥心がないんですかー!」
「サリアでもリュノーでもやらかしてるからなー、知ってるか?影で裸の王子様って呼ばれてんだぞ、それに服はみんなが着ろって言うから着てるだけでな、TPOだっけ?常識無視していいなら全裸が楽だ」
「そうだった、そうだったわ、そうだったのよ!」
「自分で選ぶのはパンツだけよね、しかも!今日は赤だな、んー今日は赤にするか!、迷うな……迷ったら赤だなって!赤しか履かないのよ最近!」
「そうだっけ?」
「前日の下着くらい覚えてなさいよ!」
「え?みんな前日の下着とか覚えてるのか?ノア昨日何色?」
「黒です」
「一昨日は」
「黒です」
「その前は?」
「黒です」
「だってさ」
「だってさじゃないわよ!ノアも何普通に答えてるのよ!」
「トシ様の裸エプロンと言う新しい趣向を与えくれたせめてものお礼と思いまして」
「……それは有り難かったわよ///」
「「「///」」」
「スケベばっかりだな、知ってるけど」
「「「トシに言われたくなーい!!!」」」


……


 遂にメランオープン前日、最後の確認に朝から出勤だ、給料は出ないけど……

「はーい!みなさん!おはようございます!」
「「「おはようございます!」」」
「開店まで後1日となりました!本日はオーナーからお話があります、オーナーお願いします」
「みんなおはよう」
「「「おはようございます!!!」」」
「お客様は大切ですが神様ではありません、理不尽な客はぶん殴って追い返して構いません、俺が許します」
「ちょオーナー!?」
「待て待てまだ終わりじゃない」
「……はい」
「ですが最初は丁寧な対応をお願いします。例えば1日1人1個限定の商品を2つ籠に入れ持ってきたとします。最初はお客様こちらはお一人様1日1点の商品となっていますのでお戻ししますね、と、同じ客が二度目の場合は、お客様これで2回目です3度目は例え間違えてだとしても入店拒否となります、お気をつけてください、だ、それでもするならロック隊が排除する、レジにいる分身ピンが客を覚えるから合図があったらマニュアル通りに頼む」
「「「はい!」」」
「万引きはロック隊が巡回してる、他にも困ったら各レジにいるピンに任せていいからな、なにかあったらピン!これ大事!」
「「「はい!」」」
「最後に俺の実体験の例を話すな、話が長い、もう帰れよとか思う人がいたら止めるぞ?」
「聞きたいです!」
「お願い!トシ様お話聞かせてー!」
「大丈夫かな?まず……」

「事例1!客がいないからと言って大声で歌わない!
深夜に腹が減った俺は肉まんを買いに行ったんだ、そのお店はあまり大きい訳じゃないんだが死角が多くてな、俺が入店した事に店員は気がつかなかったんだろう、急にモンスター言えるかなって児童向けの歌を歌い始めたんだよ!いたたまれなくなった俺はそっと店から出ようとしたところで店員と目が合ってしまった、あれ以来あの店には行っていない……」

「事例2!明らかにおかしいって事は聞くな!
あの日は知り合いの所に遊びに行くのでハンバーガーを買いに行ったんだ
「いらっしゃいませ、ご注文はお決まりですか」
「ハンバーガー100個とチーズバーガー100個ください」
「ハンバーガー8個にチーズバーガー8個ですね」
「いえ100個づつです」
「え?100個づつ?ぷ!……店内でお召し……上がりですか?」
ぷ!じゃねーよ!200個食えるか!って話だ」

「事例3!どうせばれる嘘はつくな!
あれはそんなに混んではいない日だった、後輩がB行ってきますと、俺の時Bはトイレの事だ、俺は了承し働いていたのだが10分経過しても後輩は戻らなかった、30分経過しても戻らなく腹の調子が悪いのかな?と思ったが店が忙しくなり後輩の事を忘れてしまった、1時間経過したあたりで店も空き始め後輩見ていないなと、その後俺もトイレに行ったんだが個室は全て空だった、すれ違いで戻ったか?と思い仕事を再開した俺は商品の在庫が減ったので裏の倉庫に行くと倒れている後輩を見つけた、焦った俺は後輩に近寄ると地面に布を敷き空箱を枕にしているのに気がついた。頭にきて蹴りを入れると、寝てないっす!まじで寝てないっす!目をつぶっただけっす!って壁に向かって言い訳を始めたんだ……体調が悪かったり寝不足だったら早めに言えって話だ!……以上悪い事例でした!」

 3つとも実体験だ、なつかしいなー。

「ほかに!ほかに面白い話ないんですか!?」
「もっと聞きたいー」
「まぁあるにはあるが時間も時間だ質問がなければ今日はおしまい」
「はい!」
「お?どうぞー」
「トシ様は地下のフロアで奇跡の化粧水の販売するって聞いたのですが!」
「3日間売るぞー」
「3日とも出勤で買えません!先に売ってもらえませんか!?」
「んー、他に欲しい人いる?」
「「「はい!」」」
「うぉ!全員かな?んじゃ3日目終わったら頑張ったご褒美にプレゼントするよ」
「いえ!悪いので購入します!」
「そうです!お金払います!」
「そうか?プレゼントはメラン従業員限定の瓶、次回から購入時2割引きとかしようと思ったんだけどいらない子は商品とっておくよ、プレゼント受け取らない人は手あげてー、うし全員受け取ってくれるな」
「トシ様の役にたちたいのにそれはずるいよー!」
「限定の瓶とかずるいー!」
「ちなみに限定瓶所持者は次回から開店前に優先販売も付けようか?」
「つけてー!」
「並ぶのやだー!」
「すきですー!トシ様ー!」
「あんた!何どさくさに紛れて告ってんのよ!」
「わたしもー!すきー!」
「ストップ!あんた達!クビにするよ!何オーナーに言ってんだ!」
「ごめんなさーい、本音がでちゃいましたー!」
「オーナー!収拾つかなくなるから退場!」
「みんながんばってなー」
「「「はーい!」」」


 今日は最終確認だけ、さてさて明日から上手くいくのかな?
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