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胸が痛い
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早朝訓練が終わるといつもはすぐ帰るのだが今日はトキ達とのんびりする予定なのかミヤコ姉ちゃんはうちにいた。
「トシよ、なぜだ?」
「なにが?主語がないとわからないよ?」
「なぜトシはソレのワガママを聞いている?躾に煩いと見ていたのだが勘違いか?」
「あーそれか、事情があるんだよ」
……
「うっさい!うっさい!この筋肉バカ!」
「ソレだめだってば」
「いやじゃー!いやなのじゃー!」
「少しは言う事聞きなさい」
「キライじゃー!貧乳!絶壁!」
『パン!』
「あんたね!なんでも許されると思わないで!」
ソレのわがままはいつもの事だが、ついにサクラが手を出してしまった。これはな……
「……ぶたれた……ぶたれたのじゃー!トシ!トシー!」
「ソレ、聞け」
「……」
「人には言われたくない事もあるんだ、サクラがどれだけ気にしてるかも……ソレには恩がある、だけどなこれ以上掻き回すなら帰れ、天界に帰りなさい」
「いやじゃ!帰らない!」
「だめだ!」
「いやなのじゃー!」
「もう一切面倒を見ない、飯も出さない」
「……え?」
「いいか、全員がソレと一緒に暮らしてもいいと言うまで俺はソレの相手をしない」
「……ごめんなさい」
「だめだ、謝ってすまない問題もあるんだ、全員にソレがどうしたいのか、どうやって過ごしたいのか伝えて了承を得るまで俺に関わるな、じゃあな」
「いやじゃ!いやじゃ!としー!としー!!」
胸が……胸が痛い……緊急時以外はみんなに来るなと言ってある滝の裏に一人座る……
「おバカね」
「ルナ……大丈夫かな?ソレはちゃんとみんなに謝るかな?」
「今はまだ1人でリビングにいるわよ」
「そうか……サクラも会ってくれないんだよな」
「サクラは別よ、先に手をあげた自分が恥ずかしいだけ、あの子は大丈夫」
「そうか?ソレがルナのとこ来たらなんか食べさせてあげてな」
「もう、凹むならあそこまでやらなきゃいいのに」
「一回しっかり言わないととは思ってたんだよ、でも言い始めたら止まらなくなってさ」
「わかったわ、謝りに来たら食べさせるから安心しなさい」
「頼むな」
……
「平気?ちゃんと食べてる?」
「いやー、ソレに飯抜きって言って自分だけ食うのもな」
「来たわよ、ソレには無理矢理カミリーメイト食べさせたから大丈夫、トシも食べなさい」
「来たか!?」
「ええ、よっぽど考えたんでしょうね、私達みんなが好きでもトシは大好き、トシがみんなを大好きだからぐーってなっちゃうそうよ」
「ぐっーて……」
「ソレが悪い事したら怒って、凄い悪い事したらぶってですって」
「……」
「だから一緒にいたいって私には言ってくれたわ」
「……よかった、あと何人くらいだ?」
「それはわからないわ、ただサクラにはまだみたいよ、サクラには1番悪い事したから許して貰えないかもだからみんなに許して貰ってから謝るそうよ」
「逆じゃないか?」
「それがね、サクラに許して貰えなかったら諦めてみんなに謝らないで帰っちゃいそうだから、サクラの前にみんななんですって」
「まったく……」
「また来るわね」
……
「トシ……みんな許してくれたのじゃ……」
「……」
「ごめんなさい、ひどいこといっぱいして、ごめんなさいなのじゃ……一緒にいたいのじゃ……でもまたぐーってなるから怒ってほしいのじゃ!」
「わかった、よくみんなにごめんなさいできたな」
「うわーん!としー!としー!」
……
「なんかソレさ、前よりトシにくっついてない?」
「あの一件以来、離れないもんね」
「ふ」
「どうしたのよ急に笑って」
「いやー、子育てってむずかいなーってな、トコリ、ユキナ、カエデ、クルル、トキ、ジュリ、訓練所の子はなんだかんだ言う事も聞いたしワガママも少なかったなーってさ」
「そうね」
「でも実際自分の子がソレみたいにワガママだったら上手く言葉で導いてあげれるのかーって」
「「「!!」」」
「現時点ではリリィママが一歩リードだなー」
「「「!!!」」」
緊急嫁会議後。
「トシ、貴方はソレを怒るの禁止するわ、これは嫁連合の決定です」
「は?いきなりなんだ?」
「なんじゃ?もうトシには怒られないのか?」
「注意までで止めてちょうだい」
「構わないが……何かあったのか?」
「トシのせいよ」
「俺?またなんか言っちゃった?」
「ええ、リリィママが一歩リードだなってね」
「……言ったか?」
「全員聞いてるわよ!私達はソレをいい子に育ててみせるわ!」
……
「って事があってなー」
「なるほど」
「これでもかなり良くなったんだよ、今では何人か名前で呼ばれるようになったしな、リリィは最初からママだけど」
「ほほう」
「ちょっとサクラが可哀想な勝負になってるからな、ソレの中では怒らせちゃだめなトップがサクラに固定されててさ」
「なるほどな」
「姉ちゃんも我慢できる限界まで頼むなー、ってか速攻でミヤコって呼んでるなー」
「あれは怯えてるだけに見える」
「……」
そんな出来事。
「トシよ、なぜだ?」
「なにが?主語がないとわからないよ?」
「なぜトシはソレのワガママを聞いている?躾に煩いと見ていたのだが勘違いか?」
「あーそれか、事情があるんだよ」
……
「うっさい!うっさい!この筋肉バカ!」
「ソレだめだってば」
「いやじゃー!いやなのじゃー!」
「少しは言う事聞きなさい」
「キライじゃー!貧乳!絶壁!」
『パン!』
「あんたね!なんでも許されると思わないで!」
ソレのわがままはいつもの事だが、ついにサクラが手を出してしまった。これはな……
「……ぶたれた……ぶたれたのじゃー!トシ!トシー!」
「ソレ、聞け」
「……」
「人には言われたくない事もあるんだ、サクラがどれだけ気にしてるかも……ソレには恩がある、だけどなこれ以上掻き回すなら帰れ、天界に帰りなさい」
「いやじゃ!帰らない!」
「だめだ!」
「いやなのじゃー!」
「もう一切面倒を見ない、飯も出さない」
「……え?」
「いいか、全員がソレと一緒に暮らしてもいいと言うまで俺はソレの相手をしない」
「……ごめんなさい」
「だめだ、謝ってすまない問題もあるんだ、全員にソレがどうしたいのか、どうやって過ごしたいのか伝えて了承を得るまで俺に関わるな、じゃあな」
「いやじゃ!いやじゃ!としー!としー!!」
胸が……胸が痛い……緊急時以外はみんなに来るなと言ってある滝の裏に一人座る……
「おバカね」
「ルナ……大丈夫かな?ソレはちゃんとみんなに謝るかな?」
「今はまだ1人でリビングにいるわよ」
「そうか……サクラも会ってくれないんだよな」
「サクラは別よ、先に手をあげた自分が恥ずかしいだけ、あの子は大丈夫」
「そうか?ソレがルナのとこ来たらなんか食べさせてあげてな」
「もう、凹むならあそこまでやらなきゃいいのに」
「一回しっかり言わないととは思ってたんだよ、でも言い始めたら止まらなくなってさ」
「わかったわ、謝りに来たら食べさせるから安心しなさい」
「頼むな」
……
「平気?ちゃんと食べてる?」
「いやー、ソレに飯抜きって言って自分だけ食うのもな」
「来たわよ、ソレには無理矢理カミリーメイト食べさせたから大丈夫、トシも食べなさい」
「来たか!?」
「ええ、よっぽど考えたんでしょうね、私達みんなが好きでもトシは大好き、トシがみんなを大好きだからぐーってなっちゃうそうよ」
「ぐっーて……」
「ソレが悪い事したら怒って、凄い悪い事したらぶってですって」
「……」
「だから一緒にいたいって私には言ってくれたわ」
「……よかった、あと何人くらいだ?」
「それはわからないわ、ただサクラにはまだみたいよ、サクラには1番悪い事したから許して貰えないかもだからみんなに許して貰ってから謝るそうよ」
「逆じゃないか?」
「それがね、サクラに許して貰えなかったら諦めてみんなに謝らないで帰っちゃいそうだから、サクラの前にみんななんですって」
「まったく……」
「また来るわね」
……
「トシ……みんな許してくれたのじゃ……」
「……」
「ごめんなさい、ひどいこといっぱいして、ごめんなさいなのじゃ……一緒にいたいのじゃ……でもまたぐーってなるから怒ってほしいのじゃ!」
「わかった、よくみんなにごめんなさいできたな」
「うわーん!としー!としー!」
……
「なんかソレさ、前よりトシにくっついてない?」
「あの一件以来、離れないもんね」
「ふ」
「どうしたのよ急に笑って」
「いやー、子育てってむずかいなーってな、トコリ、ユキナ、カエデ、クルル、トキ、ジュリ、訓練所の子はなんだかんだ言う事も聞いたしワガママも少なかったなーってさ」
「そうね」
「でも実際自分の子がソレみたいにワガママだったら上手く言葉で導いてあげれるのかーって」
「「「!!」」」
「現時点ではリリィママが一歩リードだなー」
「「「!!!」」」
緊急嫁会議後。
「トシ、貴方はソレを怒るの禁止するわ、これは嫁連合の決定です」
「は?いきなりなんだ?」
「なんじゃ?もうトシには怒られないのか?」
「注意までで止めてちょうだい」
「構わないが……何かあったのか?」
「トシのせいよ」
「俺?またなんか言っちゃった?」
「ええ、リリィママが一歩リードだなってね」
「……言ったか?」
「全員聞いてるわよ!私達はソレをいい子に育ててみせるわ!」
……
「って事があってなー」
「なるほど」
「これでもかなり良くなったんだよ、今では何人か名前で呼ばれるようになったしな、リリィは最初からママだけど」
「ほほう」
「ちょっとサクラが可哀想な勝負になってるからな、ソレの中では怒らせちゃだめなトップがサクラに固定されててさ」
「なるほどな」
「姉ちゃんも我慢できる限界まで頼むなー、ってか速攻でミヤコって呼んでるなー」
「あれは怯えてるだけに見える」
「……」
そんな出来事。
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