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失礼、噛みました
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カオルとコトコさん厨房に入り、まだ数十分しか経っていないのだが、ギルド内が変な空気だ。
「だからー!なんでよ!なんでそこで焼くのか聞いてんの!」
「見て盗みなさいよ!なんでもかんでも教えてもらえると思ってるんじゃないわよ!」
「このー!」
「コトコ!今何入れたの!?スープに入れたの何!?」
「見て盗みなさいよー!」
「このー!真似するな!」
「なら教えなさいよ!」
怒鳴り声がここまで聞こえてくるが、コラボセットを食べている人たちは言葉を忘れて食べている。次の人の事を考えてなのか、食べ終わると自主的に食器を戻し、テーブルを拭いて帰っていく……ウエイトレスさんがやろうとすると、やらせてくれ、せめてものお礼だと……
「凄い光景……いつも威張り散らしてる戦士の男がテーブル拭いてるわ」
「食器を運んでるのってAランクの……」
「みんな静かだし……異様だね、聞こえてくるのは二人の怒鳴り声だけ」
「でもギルドの外は変な感じだな、いつもバスクルはこんな人がいるのか?」
「それはパレードがあるって御触れがあったからかな?冒険者は関係ないけど」
「パレードってサリア責めるやつか?諦めたはずじゃ……ん?もしかして情報伝わってないのか?」
「あるかも……常に監視されてる訳じゃないし、逃げた人達はあのまま帰ったら夜になるからどこかで野宿してるかも……」
「なにかあったのですか?」
「バスクルに来る前にサリアに向かう先発隊?追い返した」
「そんな事があったのですか」
「食ったら見に行くか?」
「リエダに貰ったコアで超部屋だけは繋がったからな、いざとなったらカズ、扉開けて戻ってくれ」
あの小さなコア1つで超部屋を繋げられた、元々ある超部屋に扉を繋げるだけだが魔石だといくら必要かわからない。エロ部屋とかまでの容量は足りなかったが転移地点と超部屋への扉、充分すぎる効果があった。
「了解、当面の目標は終わっているんだ、あとは迷い人の解放とナルミさん達の荷物の回収だけだ、無理はするなよ」
「大丈夫だ、問題ない」
「そのセリフやばいの、何かが起こるフラグなの」
そして外に出ると……
「はっははは!!!サリアなど儂が!儂の最強の軍が叩き潰して滅ぼしてみせるぞ!皆の者期待しておれ!!!」
なんだあいつ、民衆の顔が……みんな嫌そうに……
「あの立って偉そうにしているのが……帝王エロスタル……」
「!!」
「「「あ!」」」
「ぐへ!!!……」
「はい動かない、武器も抜くなよ、抜いたらこいつ殺すから」
「「「……」」」
一瞬で仮面を装着し、馬車の荷台に立ち演説を行っていた帝王の顔にパンチ!吹っ飛んでいかないようにちゃんと不壊で固定済だ!
「まったくトシは!!!何してんだよ!!いきなり!!」
「お前が元凶だな」
「誰だ貴様!帝王様に何をす……る……ギャーーー!!!!手が!!!!俺の手が!!!!!」
「なに勝手に話してんだ?自殺志願なら他でやってくれ俺はな……」
サリア滅ぼすとか言ってるくせに手が取れたくらいでぎゃーぎゃー言うなっての。
でも目立つなって言われてるし名前出すのだめだな……偽名……そうだ!この間のかっこいい偽名対決の!
「てめーらを殺す者、キルァ」
痛!舌が!
「あいつ噛んだぞ、たぶん貴様を殺す者キルアとかいうつもりだったはずだ、前にかっこいい偽名対決で言ってた記憶がある!」
「噛みましたね」
「可愛いー///」
「……てめぇらのせいでなこっちは来たくもないこんな場所まで来てんだよ、あまりイライラさせるな!!!!」
「「「……」」」
「おいエロスと言ったか、お前、戦争なのにこんなとこウロウロしてバカなのか?」
「貴様誰に口を!……は?……」
「まだ質問が終わってないのに口を開くな」
「ギャーーー!!!!俺の!!!俺の!!!」
「黙らないと反対の手もいくぞ?」
「!!!」
「あちゃー、キレてるわ、茶色だからまだ理性はありそうだけど止められない」
「あれがキレてるトシさんか……めちゃめちゃ怖いんだが」
「俺に怒ってくれた時は本当に手加減をしてくれてたんだな……」
「「「///」」」
「みんな頬染めてないか?」
「女の子の感情はわからないよ……」
「とりあえずお前を殺せばサリアの勝ちでいいな?」
「……」
「答えろ!!!なめてんのか!!!」
「ひでー!あれはひでーよ!」
「片手切り落とされた後に答えられるはず……」
「こ、ころさない、で、くれ、ください!……命だけは!」
「殺す覚悟はあっても殺される覚悟はない?ほんと舐めてんな……」
「ひぃ!!!!」
「世界が危ないって時に何してくれてんだ?」
「ひぃ!せかい、せかいとは、な、なんでしょうか?」
「あぁあん!!!そんな事も知らねーで戦争なんか起こしやがったのか!!!」
「ごめんなさい!ごめんなさい!だが神官はそんな話!」
「あたりめーだろうが!!!てめえが他の国と連絡遮断してるから情報が来ねーんだよ!!」
「ひぃ!」
「しかも俺の女を腕輪で支配してやがったな……どう落とし前付ける気だ?」
「「「!!!」」」
「知らん!……迷い人か!わかった!迷い人は全て開放する!だから命は!」
「当然だろうが!!!……でもお前を殺せば解除されんだよな……もうどっちでもいいや……」
「たのむ!たのむ!なんでも!なんでもする!命は!死にたくない!」
「そうだな……負けを宣言、迷い人全員解放してお前、王辞めろ」
「え!?……はい……帝国はキラ様の物です……」
……え?
「……う、む……約束は守れよ……」
一人バスクルの家に戻る……やらかしたな……キレた上にあれとは……サリア滅ぼすって聞いて我を忘れてしまった……
「だからー!なんでよ!なんでそこで焼くのか聞いてんの!」
「見て盗みなさいよ!なんでもかんでも教えてもらえると思ってるんじゃないわよ!」
「このー!」
「コトコ!今何入れたの!?スープに入れたの何!?」
「見て盗みなさいよー!」
「このー!真似するな!」
「なら教えなさいよ!」
怒鳴り声がここまで聞こえてくるが、コラボセットを食べている人たちは言葉を忘れて食べている。次の人の事を考えてなのか、食べ終わると自主的に食器を戻し、テーブルを拭いて帰っていく……ウエイトレスさんがやろうとすると、やらせてくれ、せめてものお礼だと……
「凄い光景……いつも威張り散らしてる戦士の男がテーブル拭いてるわ」
「食器を運んでるのってAランクの……」
「みんな静かだし……異様だね、聞こえてくるのは二人の怒鳴り声だけ」
「でもギルドの外は変な感じだな、いつもバスクルはこんな人がいるのか?」
「それはパレードがあるって御触れがあったからかな?冒険者は関係ないけど」
「パレードってサリア責めるやつか?諦めたはずじゃ……ん?もしかして情報伝わってないのか?」
「あるかも……常に監視されてる訳じゃないし、逃げた人達はあのまま帰ったら夜になるからどこかで野宿してるかも……」
「なにかあったのですか?」
「バスクルに来る前にサリアに向かう先発隊?追い返した」
「そんな事があったのですか」
「食ったら見に行くか?」
「リエダに貰ったコアで超部屋だけは繋がったからな、いざとなったらカズ、扉開けて戻ってくれ」
あの小さなコア1つで超部屋を繋げられた、元々ある超部屋に扉を繋げるだけだが魔石だといくら必要かわからない。エロ部屋とかまでの容量は足りなかったが転移地点と超部屋への扉、充分すぎる効果があった。
「了解、当面の目標は終わっているんだ、あとは迷い人の解放とナルミさん達の荷物の回収だけだ、無理はするなよ」
「大丈夫だ、問題ない」
「そのセリフやばいの、何かが起こるフラグなの」
そして外に出ると……
「はっははは!!!サリアなど儂が!儂の最強の軍が叩き潰して滅ぼしてみせるぞ!皆の者期待しておれ!!!」
なんだあいつ、民衆の顔が……みんな嫌そうに……
「あの立って偉そうにしているのが……帝王エロスタル……」
「!!」
「「「あ!」」」
「ぐへ!!!……」
「はい動かない、武器も抜くなよ、抜いたらこいつ殺すから」
「「「……」」」
一瞬で仮面を装着し、馬車の荷台に立ち演説を行っていた帝王の顔にパンチ!吹っ飛んでいかないようにちゃんと不壊で固定済だ!
「まったくトシは!!!何してんだよ!!いきなり!!」
「お前が元凶だな」
「誰だ貴様!帝王様に何をす……る……ギャーーー!!!!手が!!!!俺の手が!!!!!」
「なに勝手に話してんだ?自殺志願なら他でやってくれ俺はな……」
サリア滅ぼすとか言ってるくせに手が取れたくらいでぎゃーぎゃー言うなっての。
でも目立つなって言われてるし名前出すのだめだな……偽名……そうだ!この間のかっこいい偽名対決の!
「てめーらを殺す者、キルァ」
痛!舌が!
「あいつ噛んだぞ、たぶん貴様を殺す者キルアとかいうつもりだったはずだ、前にかっこいい偽名対決で言ってた記憶がある!」
「噛みましたね」
「可愛いー///」
「……てめぇらのせいでなこっちは来たくもないこんな場所まで来てんだよ、あまりイライラさせるな!!!!」
「「「……」」」
「おいエロスと言ったか、お前、戦争なのにこんなとこウロウロしてバカなのか?」
「貴様誰に口を!……は?……」
「まだ質問が終わってないのに口を開くな」
「ギャーーー!!!!俺の!!!俺の!!!」
「黙らないと反対の手もいくぞ?」
「!!!」
「あちゃー、キレてるわ、茶色だからまだ理性はありそうだけど止められない」
「あれがキレてるトシさんか……めちゃめちゃ怖いんだが」
「俺に怒ってくれた時は本当に手加減をしてくれてたんだな……」
「「「///」」」
「みんな頬染めてないか?」
「女の子の感情はわからないよ……」
「とりあえずお前を殺せばサリアの勝ちでいいな?」
「……」
「答えろ!!!なめてんのか!!!」
「ひでー!あれはひでーよ!」
「片手切り落とされた後に答えられるはず……」
「こ、ころさない、で、くれ、ください!……命だけは!」
「殺す覚悟はあっても殺される覚悟はない?ほんと舐めてんな……」
「ひぃ!!!!」
「世界が危ないって時に何してくれてんだ?」
「ひぃ!せかい、せかいとは、な、なんでしょうか?」
「あぁあん!!!そんな事も知らねーで戦争なんか起こしやがったのか!!!」
「ごめんなさい!ごめんなさい!だが神官はそんな話!」
「あたりめーだろうが!!!てめえが他の国と連絡遮断してるから情報が来ねーんだよ!!」
「ひぃ!」
「しかも俺の女を腕輪で支配してやがったな……どう落とし前付ける気だ?」
「「「!!!」」」
「知らん!……迷い人か!わかった!迷い人は全て開放する!だから命は!」
「当然だろうが!!!……でもお前を殺せば解除されんだよな……もうどっちでもいいや……」
「たのむ!たのむ!なんでも!なんでもする!命は!死にたくない!」
「そうだな……負けを宣言、迷い人全員解放してお前、王辞めろ」
「え!?……はい……帝国はキラ様の物です……」
……え?
「……う、む……約束は守れよ……」
一人バスクルの家に戻る……やらかしたな……キレた上にあれとは……サリア滅ぼすって聞いて我を忘れてしまった……
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