契約スキルで嫁沢山!-男少女多な異世界を正常なる世界へ-

Hi-104

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弱いな……

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 魔の森に入り2人をカズに任せて単独行動、でかい魔力反応のモンスターを手あたり次第に倒して収納していく。お肉の確保と良質な魔石を確保だ、大変満足した俺はホクホク顔で合流した。

「ただいまー、カズが苦戦しそうな敵は全部倒してきたぞー、あとは好きに訓練してくれー」
「おつかれさん、どうだった?」
「最近埋まってて来てなかったから結構いたな、見た事ない肉もいたから楽しみだ!」
「肉の話はそれはそれで興味あるけど、今は帝国の話」
「魔の森にまだ入ってないっぽいぞ?、で?二人はどうして座ってんだ?」
「ファングの群れが来て2人に任せた、勝つことには勝てたけど……パーティメンバーが優秀なのかも?」
「それは二人がまだまだって事か、まぁここに着くまでに分かってた事だけど」

 確かに魔力や闘気が多いのはわかるんだけど、扱い方がまだまだなんだよな。

「これだと一人で魔の森を抜けるの無理そうだな、輝星に無理させなくてよかった」
「魔の森……こんな危険な森とは……聞いてた以上……ですね」
「ここにログハウス?無事なんですか一瞬でモンスターに壊されそうですね」
「魔の森にもモンスターがいない場所があるんだよ、ほぼ中心の場所なんだけど湖もあっていい場所だ、リュノーの森にも同じような場所があってさ、なんか神聖な感じがする、まぁ行けばわかるな」
「とにかく進もう、日が暮れるまでにログハウスに着きたいし、ここで野宿は無理だろ」
「野宿になりそうになったら裏切って先にログハウスに行くからなー」
「そんなー」

 あら、なんて事でしょう、モンスターに襲われる襲われる、感知が甘すぎるな。襲われる直前まで気が付きはしない。俺とカズは少し離れて見ているが危なかっしくてしょうがない。

「いつもどうしてんだ?そんなんじゃ危ないぞ?」
「モンスター感知はレンジャーの子に任せっきりで……」
「僕もです、レンジャーが敵を発見して僕達が準備して倒すって感じです」
「そっか、こっちに来てからずっとパーティで行動してんだよな」

 俺とは違って最初の戦闘から役割分担してたら探知系が疎かになるのはしょうがないか。

「それでもある程度は1人でできるようにならないと危ないから手は貸さない!」
「俺も魔の森ではないけどダンジョンに放置されたりしたからな、通過儀式だと思ってがんばれ」

 アヤコさんもカズにはスパルタだからな、訓練所の子達には優しいお姉さんなのに……

「ログハウスまで2/3は越えてるぞ、モンスターも強くなるけどがんばれー」
「「……はい」」

 本当にやばそうな攻撃は不壊でカバーしてるが……そろそろ本格的にきついか?

(カズ、そろそろきつそうじゃないか?どうする?)
(回復薬は沢山あるし、致命傷はトシが防いでるから平気だろ?)
(戦闘じゃない、日暮れ前にログハウス着かないぞ、本当に先に行っても怒るなよ)
(……2人もバテてきたし手を貸す)


 カズが戦闘に参加し始めてからは早かった、日暮れ前にログハウスに到着できたな。
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