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中央区南1条西1丁目『ウィザードリーモール』 その②

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2022-10-11
テーマ:ブログ>
前回のブログの続きです。

自分は魔法使いの友人からの頼みで、札幌で最大の魔法商店街『ウィザードリーモール』へやってきました。
ここに来たのは、魔法の素材を買って友人に送るためです。

が、ここで問題が発生。
まずは友人から送られてきた手紙を見てください。


みなさん、お気づきでしょうか?
この手紙には欲しいモノの名前は書いてあっても、ウィザードリーモールのまでは書かれていません。
前のブログにも書いたとおり、ここには数えきれないほどのお店が並んでいます。
ましてや! 一般人の自分には、どの素材がどのお店にあるのかも検討がつきません。

アイツ(友人)は本当に昔から適当なやつで、適当エピソードだけで本が作れてしまう程なのですが、それはまたいずれ。

さて。途方にくれていてもしょうがないので、とりあえず片っ端からお店に入ってみることにしました。
が、これが本当に苦労しました。

ガチで見つかりません。

幻獣専門店、防犯用魔法道具の店、呪いの呪文書屋……
わかりやすい看板のお店だけならいいのですが、ルーン文字とか魔法使いにしかわからないようなお店もたくさんあって、あてずっぽうでは見つかりっこありません。

時間だけが過ぎていき、気づけばもう夜の9時です。
魔法使いの世界は夜の8時から朝の5時にかけてが一番賑わうのですが……自分は普通に明日も朝から仕事なので早く家に帰らなければなりません。
焦りとは裏腹に、時間だけが過ぎていきます。

しかし! 
一番最後に入った『平島ウィザードリーワークス』というお店で素敵な出会いがあったんです!



お店の中は四方を古い木製の棚に囲われていて、その中には様々な瓶や素材が並んでいます。

「これはいけるんじゃないか!?」

と思い、片っ端から瓶や素材のラベルを見て回りました。

すると!
俺の格好(スーツ)と挙動が目についたんでしょう笑 お店のご主人が声をかけてくれたんです!

店名からは想像もつきませんでしたが、ご主人は外国の方でした。しかも老紳士。
今年で90歳らしいのですが、背も高くスラッとしていて、きれいな白髪や高いお鼻にかかった銀縁メガネがどことなく英国紳士っぽさを感じさせます(後ほどお話しする機会があったのですが、本当にご主人はイギリスの出身だそうです笑)。

で、ご主人は自分に「なにかお探しかな?」と尋ねてくれたので、その言葉に甘えて友人からの手紙を見せてみました。
すると! 丁寧にどの素材がどの店に置いてあるのかを教えてくれたんです!!
マジで助かりました。

友人に頼まれた『妖精王の息吹』は、『P &W幻想素材店』というお店に売っていて、『永遠の闇』は『夜の隙間』という路地裏のお店にあるようでした。

そして!
これは完全に偶然だったのですが『砂の雫』はこの店に売っていたんです!
しかも、『砂の雫』日本ではこのお店でしか手に入らないのだとか!

ご主人は友人からの手紙に目を通すと「ほぅ……いまどき面白いものを作るね」と感心していました。
聞けば古い魔法の薬のレシピらしく、精霊と契約するのに必要なものらしいです。

ご主人は『砂の雫』を用意してくれている間、いろいろなことを聞かせてくれました。
ウィザードリーモールの成り立ちや、なぜこのお店が『平島ウィザードリーワークス』という名前なのか、どうしてご主人が魔法使いになったのか。
どれも面白い話だったのですが、それはまたいずれ。

お店を出た後、ご主人に教えてもらったお店で『妖精王の息吹』と『永遠の闇(2瓶)』を購入して無事にミッションコンプリート。

本当はもっとウィザードリーモールを見て回りたかったのですが、気づけば時間はもう夜の11時。さっきも言ったように明日も仕事なので帰ります。

なにはともあれ、今回も不思議な空間での不思議な時間を過ごせました。

北海道で最大の魔法商店街『ウィザードリーモール』。
みなさんもぜひ一度足を運んでみてください!
きっと面白いものが見れますよ!!!


余談
友人に素材をフクロウ便で送った数日後。
お礼の手紙と一緒に、精霊の加護が込められたタリスマン(魔法使いが作るお守りのようなもの)が送られてきました。


仕事運と健康運が上昇するそうです笑
そして手紙にはたった一言「また頼む」と書かれていました。

けっこう苦労した割には「それだけかよ!」という感じですが……まぁ、いいでしょう笑
次回もまた、魔法の世界に出会えるなら!!
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