12 / 28
No.11:気にかかる事
しおりを挟む
突然に振られた話に僕は一言だけ答えた。
「ミラはミラじゃないかな?」
ミラは僕の答えに不満だったのか「真面目に話してるのに」と、頬をふくらませた。
「ごめん、ごめん」と、謝りながら僕は暗くなり、星の光が瞬く夜空を見上げる。
「それは自分の外見をどう見られているのか、という疑問なのか、自分の価値がどんなものかという評価を気にしている意味が混同されているから、僕は最初に言ったとおりに『自分は自分だよ』と答えたんだ」
「そうなんだ……えっと……じゃぁ、質問を変えるわ。私が捨てられた奴隷だと分かって、マルは……悪いことを考えたりする?」
「何か悪逆的な事をしようと思っていたら僕は今頃、商人と結託してミラ達を捕まえてたんじゃないかな? そして、少量のお金を貰って喜んでた。自分で言ってて寒気がするけどね」
「そうよね」と、ミラは小さく呟き顔を下げ、地面に目線を向ける。
水が沸騰し始めると、僕は缶を取り出し、蓋を開けると、そこには茶色く変色した茶葉が入っており、フィルター袋に茶葉を袋に適量入れ、鍋をコンロからどかして茶葉の入った袋を鍋に投げ入れる。
その間もずっとミラは、地面を見つめて無言の表情をする。自分の中で自問自答しているのかもしれない。
地面を見つめながら「ねぇマル、あなたは……その……私の身体を……なんて言えばいいのか、あの獣のような重くて気持ちの悪い視線を向けないというか」
「ん? ん――、欲情しないからじゃないかな?」
僕は茶葉の入った袋を取り出すと、ミラは直立し、僕に身体を向けて、肩ひもに手をかけると服は身体をすり抜けるように落ち、ミラの肢体が焚火の光で照らされる。
「……これでも、マルは欲情しない?」
僕は静かにゆっくりと立ちあがり、無言でミラを抱きしめる。抱きしめられた瞬間、ミラはしゃっくりをした時のように身体を跳ねさせる。
「今、ちょっと怖かったでしょ?」
「……うん、怖かった……マルはそんな人じゃないと分かってたのに」
このまま抱きしめ続け、力を込めると今にも壊れそうな脆いガラス細工の印象を受けた。頬はコケ、あらゆる個所の骨が浮き出て、あばら骨の形もハッキリと分かる。
僕はミラを開放し、子供にズボンを穿かせるように脱いだ服を着せなおした。
そんな様子にミラは僕の目を見つめ「マルの目は綺麗な色をしてる……」と、ミラは自分が想像していたものとは違う結果を知ると、また地面に腰を落とす。
僕も座りなおすと、リュックからコップを取り出し、薄茶色に染まった鍋のお湯を注ぎ、ミラにコップを差し出した。
「あったまるよ」
「あ、ありがとう……」
「なんていうかな、僕はミラも含めて皆を娘みたいに思っているところがあって、決してミラに魅力がないというわけではないんだ。健康になってくれれば、僕は嬉しいだけなわけで……ミラは十分に綺麗な顔だちをしてるし、その明るく輝いた金色の髪の毛だって美しいから」
「え、ちょっと……そう言われると照れるというか、その……綺麗とか美しいとか言われた事ないし」
ミラは目を泳がせ、照れ隠しをしているのかもしれないけど、バレバレといった雰囲気だ。
「正直に答えただけだよ? 本当の事を言って、何か不満でもあったのかな?」
「そんなこと!……そんなことないかもよ? だって誰にも買われなかったもの……」
肩を縮め、脇をしめて肘を内側に寄せて、小声になりながら、コップのお茶を啜ると「ただの水なのにいい香りがする……それに、見た事もない器ね、マルの分は?」
「はは、その一つしかないんだ。僕の事は気にしないで」
「……うん」
ミラはお茶を飲みながら、話を戻してくる。
「その、私の裸を見てもマルは私達に群がって観ていた男達と違った。それは優しいとは違うの?」
「うーん? 優しいかぁ……優しいのではなくて理性の問題かな?」
「理性ってなに?」
「物事にすぐに流されないこと、つまりはミラの裸を観てすぐに興奮したり、あわよくはなんて考えない事だね」
「あわよく……?」
「うん、そこは深く追求しないで……言葉の選択を誤ったみたいだね」
その時だった――!
茂みが葉をこすり合わせる音とともに揺れ動き、僕とミラは音のする先に顔を向かせて息を呑む……。
そこにはリコテが立っており、こちらをじっと見つめる。
「リコテ……いつからそこに?」
『ミラの後を隠れてついていって、隠れてた』
「あ、あんた! まさか……まさか、まさか、私とマルの話を聞いてたの!?」
ミラは焦り、喜怒哀楽のどれにも当てはまりそうのない、形容しがたい形相で動揺していた。
すると、リコテは突然に服を脱ぎ捨て『マルは裸では興奮しない』と、僕を試すように裸で近づいてくる。
「だーかーらー! そんなにひょいひょいと裸を見せないの!!」
『観て観て、嬉しい?』
「逆に怖いよ!!」
僕は急いで服を拾いに行き、リコテの頭から服を被せて、一息つく。
「あれれ? マルは裸を見ても理性を保てるんじゃなかったの?」
「そういう問題じゃないの! はぁー、どうしてこうなっちゃうのかな?」
僕がうな垂れてる傍で、リコテはミラの横に座り何かを書き始め、ミラに何かを伝える。
「ちょっと! そんなんじゃないわよ!!」
「どうしたの?」
「な、何でもない! 何でもないの――!」
ミラは大きな声を上げて、リコテが伝えた事を否定し、僕に対しては何でもないと言うけれども、明らかな動揺している素振りに僕はリコテがなにか余計な事を伝えたのだなと思った。
僕はリコテの横に座ると、リコテは僕のお腹に自分の頭を軽くあてる。
「……な、何かな?」
『私もミラが飲んでるものを飲んでみたい』
「リコテが何か言ってきたの?」
「うん、ミラが飲んでるものを自分にも欲しいって」
するとミラは「ほら! まだあんまり飲んでないからあげるわよ!!」と、コップをリコテに刺すように突き出した。
しかし、リコテは突き出されたコップに対して、露骨に嫌な表情を見せる。そして、またしても地面に何かを書く。それを見たミラは「リコテ――!!」と、夜空に吠える。
(ここが荒地で人の目につかないところで良かった……これじゃ近所迷惑になってしまう)
「マルに直接聞くわ! 私とリコテ、どっちの裸が魅力的だったの!!」
「また……だからね、僕は今は魅力的とかどうとかでなくて、健康的になってくれたらそれだけで十分なんだ」
『もう一回観る? そうしたらマルの理性は吹き飛んで、星々の煌めきの中の一つになり、夜空と同化するの』
「なんか達観しちゃった人みたいになっちゃってるよ? じゃなくて、なんなのかなその物語みたいな一説は?」
『本を読んでたら覚えた』
「そう……なんだ……沢山覚えて偉いけど、変な使いまわしは止めようね」
言葉を覚えてまだ一日と経ってないけど、二人の努力は着実に実を結んで花が咲こうとしている。僕はこの先の成長した皆の姿が観てみたいと思った。
気になる事と言えば、リコテは最初にミラに何て伝えたのだろう? 疑問は残るところだけど……。
「ところで、ミラとリコテはどうしてそんなに仲がいいの?」
「それは、私とリコテは同じ商人買われて、ここに辿り着くまでずっと一緒だったからよ。その後は、捨てられて、道に迷ってここに辿り着いたらリコテも居たの」
「そうなんだ、立派な友達同士だね」
「うーん、友達……そうね、リコテとは友達かしら」
するとリコテは地面に文字を書くと、それを見たミラは顔が赤面し「ちょっと! それは――!!」と、焦る。文面を見ると『ミラは初めて会った時は一日中泣いてた』と教えてくれる。
「ミラは心細かったんだね。うんうん、その気持ちわかるよ」
「分からなくていいの! リコテ――!!」
「ミラはミラじゃないかな?」
ミラは僕の答えに不満だったのか「真面目に話してるのに」と、頬をふくらませた。
「ごめん、ごめん」と、謝りながら僕は暗くなり、星の光が瞬く夜空を見上げる。
「それは自分の外見をどう見られているのか、という疑問なのか、自分の価値がどんなものかという評価を気にしている意味が混同されているから、僕は最初に言ったとおりに『自分は自分だよ』と答えたんだ」
「そうなんだ……えっと……じゃぁ、質問を変えるわ。私が捨てられた奴隷だと分かって、マルは……悪いことを考えたりする?」
「何か悪逆的な事をしようと思っていたら僕は今頃、商人と結託してミラ達を捕まえてたんじゃないかな? そして、少量のお金を貰って喜んでた。自分で言ってて寒気がするけどね」
「そうよね」と、ミラは小さく呟き顔を下げ、地面に目線を向ける。
水が沸騰し始めると、僕は缶を取り出し、蓋を開けると、そこには茶色く変色した茶葉が入っており、フィルター袋に茶葉を袋に適量入れ、鍋をコンロからどかして茶葉の入った袋を鍋に投げ入れる。
その間もずっとミラは、地面を見つめて無言の表情をする。自分の中で自問自答しているのかもしれない。
地面を見つめながら「ねぇマル、あなたは……その……私の身体を……なんて言えばいいのか、あの獣のような重くて気持ちの悪い視線を向けないというか」
「ん? ん――、欲情しないからじゃないかな?」
僕は茶葉の入った袋を取り出すと、ミラは直立し、僕に身体を向けて、肩ひもに手をかけると服は身体をすり抜けるように落ち、ミラの肢体が焚火の光で照らされる。
「……これでも、マルは欲情しない?」
僕は静かにゆっくりと立ちあがり、無言でミラを抱きしめる。抱きしめられた瞬間、ミラはしゃっくりをした時のように身体を跳ねさせる。
「今、ちょっと怖かったでしょ?」
「……うん、怖かった……マルはそんな人じゃないと分かってたのに」
このまま抱きしめ続け、力を込めると今にも壊れそうな脆いガラス細工の印象を受けた。頬はコケ、あらゆる個所の骨が浮き出て、あばら骨の形もハッキリと分かる。
僕はミラを開放し、子供にズボンを穿かせるように脱いだ服を着せなおした。
そんな様子にミラは僕の目を見つめ「マルの目は綺麗な色をしてる……」と、ミラは自分が想像していたものとは違う結果を知ると、また地面に腰を落とす。
僕も座りなおすと、リュックからコップを取り出し、薄茶色に染まった鍋のお湯を注ぎ、ミラにコップを差し出した。
「あったまるよ」
「あ、ありがとう……」
「なんていうかな、僕はミラも含めて皆を娘みたいに思っているところがあって、決してミラに魅力がないというわけではないんだ。健康になってくれれば、僕は嬉しいだけなわけで……ミラは十分に綺麗な顔だちをしてるし、その明るく輝いた金色の髪の毛だって美しいから」
「え、ちょっと……そう言われると照れるというか、その……綺麗とか美しいとか言われた事ないし」
ミラは目を泳がせ、照れ隠しをしているのかもしれないけど、バレバレといった雰囲気だ。
「正直に答えただけだよ? 本当の事を言って、何か不満でもあったのかな?」
「そんなこと!……そんなことないかもよ? だって誰にも買われなかったもの……」
肩を縮め、脇をしめて肘を内側に寄せて、小声になりながら、コップのお茶を啜ると「ただの水なのにいい香りがする……それに、見た事もない器ね、マルの分は?」
「はは、その一つしかないんだ。僕の事は気にしないで」
「……うん」
ミラはお茶を飲みながら、話を戻してくる。
「その、私の裸を見てもマルは私達に群がって観ていた男達と違った。それは優しいとは違うの?」
「うーん? 優しいかぁ……優しいのではなくて理性の問題かな?」
「理性ってなに?」
「物事にすぐに流されないこと、つまりはミラの裸を観てすぐに興奮したり、あわよくはなんて考えない事だね」
「あわよく……?」
「うん、そこは深く追求しないで……言葉の選択を誤ったみたいだね」
その時だった――!
茂みが葉をこすり合わせる音とともに揺れ動き、僕とミラは音のする先に顔を向かせて息を呑む……。
そこにはリコテが立っており、こちらをじっと見つめる。
「リコテ……いつからそこに?」
『ミラの後を隠れてついていって、隠れてた』
「あ、あんた! まさか……まさか、まさか、私とマルの話を聞いてたの!?」
ミラは焦り、喜怒哀楽のどれにも当てはまりそうのない、形容しがたい形相で動揺していた。
すると、リコテは突然に服を脱ぎ捨て『マルは裸では興奮しない』と、僕を試すように裸で近づいてくる。
「だーかーらー! そんなにひょいひょいと裸を見せないの!!」
『観て観て、嬉しい?』
「逆に怖いよ!!」
僕は急いで服を拾いに行き、リコテの頭から服を被せて、一息つく。
「あれれ? マルは裸を見ても理性を保てるんじゃなかったの?」
「そういう問題じゃないの! はぁー、どうしてこうなっちゃうのかな?」
僕がうな垂れてる傍で、リコテはミラの横に座り何かを書き始め、ミラに何かを伝える。
「ちょっと! そんなんじゃないわよ!!」
「どうしたの?」
「な、何でもない! 何でもないの――!」
ミラは大きな声を上げて、リコテが伝えた事を否定し、僕に対しては何でもないと言うけれども、明らかな動揺している素振りに僕はリコテがなにか余計な事を伝えたのだなと思った。
僕はリコテの横に座ると、リコテは僕のお腹に自分の頭を軽くあてる。
「……な、何かな?」
『私もミラが飲んでるものを飲んでみたい』
「リコテが何か言ってきたの?」
「うん、ミラが飲んでるものを自分にも欲しいって」
するとミラは「ほら! まだあんまり飲んでないからあげるわよ!!」と、コップをリコテに刺すように突き出した。
しかし、リコテは突き出されたコップに対して、露骨に嫌な表情を見せる。そして、またしても地面に何かを書く。それを見たミラは「リコテ――!!」と、夜空に吠える。
(ここが荒地で人の目につかないところで良かった……これじゃ近所迷惑になってしまう)
「マルに直接聞くわ! 私とリコテ、どっちの裸が魅力的だったの!!」
「また……だからね、僕は今は魅力的とかどうとかでなくて、健康的になってくれたらそれだけで十分なんだ」
『もう一回観る? そうしたらマルの理性は吹き飛んで、星々の煌めきの中の一つになり、夜空と同化するの』
「なんか達観しちゃった人みたいになっちゃってるよ? じゃなくて、なんなのかなその物語みたいな一説は?」
『本を読んでたら覚えた』
「そう……なんだ……沢山覚えて偉いけど、変な使いまわしは止めようね」
言葉を覚えてまだ一日と経ってないけど、二人の努力は着実に実を結んで花が咲こうとしている。僕はこの先の成長した皆の姿が観てみたいと思った。
気になる事と言えば、リコテは最初にミラに何て伝えたのだろう? 疑問は残るところだけど……。
「ところで、ミラとリコテはどうしてそんなに仲がいいの?」
「それは、私とリコテは同じ商人買われて、ここに辿り着くまでずっと一緒だったからよ。その後は、捨てられて、道に迷ってここに辿り着いたらリコテも居たの」
「そうなんだ、立派な友達同士だね」
「うーん、友達……そうね、リコテとは友達かしら」
するとリコテは地面に文字を書くと、それを見たミラは顔が赤面し「ちょっと! それは――!!」と、焦る。文面を見ると『ミラは初めて会った時は一日中泣いてた』と教えてくれる。
「ミラは心細かったんだね。うんうん、その気持ちわかるよ」
「分からなくていいの! リコテ――!!」
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
勇者に闇討ちされ婚約者を寝取られた俺がざまあするまで。
飴色玉葱
ファンタジー
王都にて結成された魔王討伐隊はその任を全うした。
隊を率いたのは勇者として名を挙げたキサラギ、英雄として誉れ高いジークバルト、さらにその二人を支えるようにその婚約者や凄腕の魔法使いが名を連ねた。
だがあろうことに勇者キサラギはジークバルトを闇討ちし行方知れずとなってしまう。
そして、恐るものがいなくなった勇者はその本性を現す……。
恋人を寝取られた挙句イジメられ殺された僕はゲームの裏ボス姿で現代に転生して学校生活と復讐を両立する
くじけ
ファンタジー
胸糞な展開は6話分で終わります。
幼い頃に両親が離婚し母子家庭で育った少年|黒羽 真央《くろは まお》は中学3年生の頃に母親が何者かに殺された。
母親の殺された現場には覚醒剤(アイス)と思われる物が発見される。
だがそんな物を家で一度も見た事ない真央は警察にその事を訴えたが信じてもらえず逆に疑いを掛けられ過酷な取調べを受ける。
その後無事に開放されたが住んでいた地域には母親と自分の黒い噂が広まり居られなくなった真央は、親族で唯一繋がりのあった死んだ母親の兄の奥さんである伯母の元に引き取られ転校し中学を卒業。
自分の過去を知らない高校に入り学校でも有名な美少女 |青海万季《おおみまき》と付き合う事になるが、ある日学校で一番人気のあるイケメン |氷川勇樹《ひかわゆうき》と万季が放課後の教室で愛し合っている現場を見てしまう。
その現場を見られた勇樹は真央の根も葉もない悪い噂を流すとその噂を信じたクラスメイト達は真央を毎日壮絶に虐めていく。
虐められる過程で万季と別れた真央はある日学校の帰り道に駅のホームで何者かに突き落とされ真央としての人生を無念のまま終えたはずに見えたが、次に目を覚ました真央は何故か自分のベッドに寝ており外見は別人になっており、その姿は自分が母親に最期に買ってくれたゲームの最強の裏ボスとして登場する容姿端麗な邪神の人間体に瓜二つだった。
またそれと同時に主人公に発現した現実世界ではあり得ない謎の能力『サタナフェクティオ』。
その能力はゲーム内で邪神が扱っていた複数のチートスキルそのものだった。
真央は名前を変え、|明星 亜依羅《みよせ あいら》として表向きは前の人生で送れなかった高校生活を満喫し、裏では邪神の能力を駆使しあらゆる方法で自分を陥れた者達に絶望の復讐していく現代転生物語。
【完結】婚約破棄されて修道院へ送られたので、今後は自分のために頑張ります!
猫石
ファンタジー
「ミズリーシャ・ザナスリー。 公爵の家門を盾に他者を蹂躙し、悪逆非道を尽くしたお前の所業! 決して許してはおけない! よって我がの名の元にお前にはここで婚約破棄を言い渡す! 今後は修道女としてその身を神を捧げ、生涯後悔しながら生きていくがいい!」
無実の罪を着せられた私は、その瞬間に前世の記憶を取り戻した。
色々と足りない王太子殿下と婚約破棄でき、その後の自由も確約されると踏んだ私は、意気揚々と王都のはずれにある小さな修道院へ向かったのだった。
注意⚠️このお話には、妊娠出産、新生児育児のお話がバリバリ出てきます。(訳ありもあります)お嫌いな方は自衛をお願いします!
2023/10/12 作者の気持ち的に、断罪部分を最後の番外にしました。
2023/10/31第16回ファンタジー小説大賞奨励賞頂きました。応援・投票ありがとうございました!
☆このお話は完全フィクションです、創作です、妄想の作り話です。現実世界と混同せず、あぁ、ファンタジーだもんな、と、念頭に置いてお読みください。
☆作者の趣味嗜好作品です。イラッとしたり、ムカッとしたりした時には、そっと別の素敵な作家さんの作品を検索してお読みください。(自己防衛大事!)
☆誤字脱字、誤変換が多いのは、作者のせいです。頑張って音読してチェックして!頑張ってますが、ごめんなさい、許してください。
★小説家になろう様でも公開しています。
【破天荒注意】陰キャの俺、異世界の女神の力を借り俺を裏切った幼なじみと寝取った陽キャ男子に復讐する
花町ぴろん
ファンタジー
陰キャの俺にはアヤネという大切な幼なじみがいた。
俺たち二人は高校入学と同時に恋人同士となった。
だがしかし、そんな幸福な時間は長くは続かなかった。
アヤネはあっさりと俺を捨て、イケメンの陽キャ男子に寝取られてしまったのだ。
絶望に打ちひしがれる俺。夢も希望も無い毎日。
そんな俺に一筋の光明が差し込む。
夢の中で出会った女神エリステア。俺は女神の加護を受け辛く険しい修行に耐え抜き、他人を自由自在に操る力を手に入れる。
今こそ復讐のときだ!俺は俺を裏切った幼なじみと俺の心を踏みにじった陽キャイケメン野郎を絶対に許さない!!
★寝取られ→ざまぁのカタルシスをお楽しみください。
※この小説は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
妻がエロくて死にそうです
菅野鵜野
大衆娯楽
うだつの上がらないサラリーマンの士郎。だが、一つだけ自慢がある。
美しい妻、美佐子だ。同じ会社の上司にして、できる女で、日本人離れしたプロポーションを持つ。
こんな素敵な人が自分のようなフツーの男を選んだのには訳がある。
それは……
限度を知らない性欲モンスターを妻に持つ男の日常
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる