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3章 ルダマン帝国編
第254話 部屋の中――
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「中がどうなっているかわかるか?」
「ダメね。遮断されているみたい」
自然力のソナーをしてもわからないようだ。
ならば――
「粒子化して中を覗くことは?」
「それがここだと粒子化できないみたいなのよね」
「それはどういうことだ?」
「うーん、たぶんだけど結界で何かされているみたいね。マナを固定化させるみたいな感じかしら?」
エアリスは何度か試したようだが、粒子化することができなかったようだ。
「じゃあ、重傷を負ったり、粉々にでもなったら、どうなるんだ?」
「どうなるかはわからないわね。私だってこんなことは初めてだもの。でも、能力が制限されているわけじゃなさそうなのよ」
エアリスはそう言って剣を《創造》した。
「ただマナを固定しているだけみたいね」
「でも、それは妙よね。人間で精霊術を使えるような人はもうほとんどいないはずよね」
リーリアの言うとおり、精霊術を使用できるような人間はほとんどいないはずだ。
そもそも人間でマナを知覚できる者自体がほとんどいない。
それがこの収容所では生成され、結界で固定化までしている。
きな臭さは否めない。
「ルイ、考えていてもしょうがないわよ。入りましょう」
スミリアも中がどうなっているのか、気になるようだ。
それは琉海も同じように気になっている。
室内のわからない状態だ。
琉海は警戒しながら、扉の柄を掴む。
「じゃあ、開けるぞ」
扉を開けてすぐに戦闘になっても大丈夫なように、各々が武器を持って戦闘態勢を取る。
「1、2、3――」
バンっと扉を開いた琉海。
部屋の中には、ポコポコと泡を出している水槽が並んでいた。
「SF映画に出てくる研究所みたいだな」
「「「……?」」」
琉海が見て思ったことを口にしたが、3人には何を言っているのかわからないようだ。
それもそうだろう。
琉海が言った言葉は元の世界でしか通用しないものだからだ。
琉海は説明を求めたい3人の視線に気づく。
「ああ、気にしないでくれ。今のは何でもない」
琉海もつい言葉にしてしまったのが、この世界では通用しない言葉であることに気づき、訂正した。
そして、琉海は辺りを見回す。
部屋は広く、端までは暗くて見辛い。
扉の近くには円柱上の水槽がある。
水槽の中には、様々な生き物が収められていた。
動かないところを見るに仮死状態なのだろうか。
扉から伸びる一本道の左右を囲うように水槽が並べられていた。
水槽がライトアップされており、それ以外に光源はなかった。
琉海が言ったように、まるでSF映画の研究所のような風景だった。
「ダメね。遮断されているみたい」
自然力のソナーをしてもわからないようだ。
ならば――
「粒子化して中を覗くことは?」
「それがここだと粒子化できないみたいなのよね」
「それはどういうことだ?」
「うーん、たぶんだけど結界で何かされているみたいね。マナを固定化させるみたいな感じかしら?」
エアリスは何度か試したようだが、粒子化することができなかったようだ。
「じゃあ、重傷を負ったり、粉々にでもなったら、どうなるんだ?」
「どうなるかはわからないわね。私だってこんなことは初めてだもの。でも、能力が制限されているわけじゃなさそうなのよ」
エアリスはそう言って剣を《創造》した。
「ただマナを固定しているだけみたいね」
「でも、それは妙よね。人間で精霊術を使えるような人はもうほとんどいないはずよね」
リーリアの言うとおり、精霊術を使用できるような人間はほとんどいないはずだ。
そもそも人間でマナを知覚できる者自体がほとんどいない。
それがこの収容所では生成され、結界で固定化までしている。
きな臭さは否めない。
「ルイ、考えていてもしょうがないわよ。入りましょう」
スミリアも中がどうなっているのか、気になるようだ。
それは琉海も同じように気になっている。
室内のわからない状態だ。
琉海は警戒しながら、扉の柄を掴む。
「じゃあ、開けるぞ」
扉を開けてすぐに戦闘になっても大丈夫なように、各々が武器を持って戦闘態勢を取る。
「1、2、3――」
バンっと扉を開いた琉海。
部屋の中には、ポコポコと泡を出している水槽が並んでいた。
「SF映画に出てくる研究所みたいだな」
「「「……?」」」
琉海が見て思ったことを口にしたが、3人には何を言っているのかわからないようだ。
それもそうだろう。
琉海が言った言葉は元の世界でしか通用しないものだからだ。
琉海は説明を求めたい3人の視線に気づく。
「ああ、気にしないでくれ。今のは何でもない」
琉海もつい言葉にしてしまったのが、この世界では通用しない言葉であることに気づき、訂正した。
そして、琉海は辺りを見回す。
部屋は広く、端までは暗くて見辛い。
扉の近くには円柱上の水槽がある。
水槽の中には、様々な生き物が収められていた。
動かないところを見るに仮死状態なのだろうか。
扉から伸びる一本道の左右を囲うように水槽が並べられていた。
水槽がライトアップされており、それ以外に光源はなかった。
琉海が言ったように、まるでSF映画の研究所のような風景だった。
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