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第一章 戦争
Three. Good morning
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朝帰り組はだいぶ死んだらしい。
半分くらいいなくなったかな?神のご加護がありますように…生きてる人に言う台詞か。
わりと遠くないところで聞こえる爆撃の音を聞きながら簡易ベッドで目を閉じる。固いなぁ。
次も新しい仲間と団体行動するのかな?
一人がいいなぁ…起きたら相談してみよう。
……あ…服とられたまんまだ…支給されるかな……?
目が覚めた。目の下のクマはデフォルトです。私の寝台の上の住人である傭兵が梯子を昇る音で目が覚めたようだ。
「あんちゃん起きちまったか。起こしてごめんな。」
いいんですよ。
「よかったらほれ、やるよ。あんちゃん救助活動隊だろ?…死ぬ前に離れろよ。」
リンゴくれた。心配もしてくれた。頼りなく見えるのかな
「……ありがとうございます」
「いいんだよ 金になる話だからやるけど、なかなかキツい仕事だな…。…お互い生きてたら旨いエールで乾杯だ。」
死にそうだな、おっちゃん。おやすみ。
支度をして昨日お世話になった医療班の人に尋ねた。服…どこ…
「ゆっくり休めましたか?…はい、破れてたとこ、縫っておきました。」
優しい。ありがとうございます。
「今日も救助活動、宜しくお願いします」
はい。ソロでさせてくれるなら。
救助隊統括指令部に出向き、ソロでさせてくれないかと聞いてみる。ダメなら今日も一人で帰ってきてやる。
冒険者としての経歴をかわれ、承諾された。
救助活動隊は人数が減った分、賃金を上げてさらに人数を募るそうだ。自動的に私の稼ぎもあがったわけだ。
夕方になり救助隊が次々と活動に出る。
今日は一人だから地理的把握もしなければいけない。1人連れて行けばよかった。
取り敢えず昨日殺したバンパイアの洞穴に行くことにした。狩るならあそこで待ってた方がいいだろう。…寒くなってきたなぁ
寒いのは好きじゃない。
さくさく登っていると上から気配がした。人間っぽいな。見られてる。木の上かぁ
うーん、敵国の人間臭いな。凄く狙われてる。ウサギを見つけた鷹みたいな視線を感じる。ふふ。
当たらないように歩こう。
パシュッ
パシュッ、、パシュッ
パシュッ
拡大魔法を使って位置を把握し圧縮した水魔法で仕留めるのかぁ
繊細な仕事をするなぁ。ふふ。
飽きるまで遊ぶことにした。次第に当たらないことに嫌気がさしたのか撃ってこなくなった。
挨拶だけしておこうかな。
一気に彼のいる木の枝まで風魔法で駆け、後ろから声をかけた。
「こんばんは。」
持ってたナイフで攻撃してきた。反応速いけど、私の方が速いのさ。
ナイフを持つ腕を絞め、懐に入り一緒に地上に落下させる。昨日のバンパイアと違って鼓動の音がする。柔らかい匂いもある。ふふ。
愛すべき獲物。でも殺したくないなぁ
殺されてほしくもないなぁ
地面に叩きつけた後、頭を撃ったのか意識を混濁させている。顔を近づけ
「殺さないよ。また会おうね。」
ちょっとした呪いの言葉をあげて少し満足した私は彼から離れて仕事をすることにした。いつか彼が私を見つけて殺してくれますように。
案の定洞穴にはナニかいた。なんだ、アンデッドか。燃やして帰った。彼が居た場所を魔法で探ってみたがもういなかった。足が速い。
帰路の途中、交戦している音が聞こえたので参戦した。皆傷だらけで血の香りが凄い。バンパイアも興奮している。…二体かぁ
人間は邪魔だから後ろに下がらせた。ごねていたけど既にボロボロで役に立ちそうもないから蔦魔法に治癒魔法を絡ませて簀巻きにした。
可愛いバンパイア
殺してあげる。彼がやっていたみたいに水弾を撃ってみる
当たったら中を引っ掻き回すように縦横無尽に飛び回らせてみた。ふふ、魔力回路がおかしくなって死んだ。さようなら。
簀巻きにした人間をそのまま解かずに基地に連れて帰った。医療班の人に渡して兵士に安否確認をされ、私はベッドに向かう。
生きて帰ったんだから無事ですよ。
爆撃の音を聞きながら眠る。眠るのは好きだ。夢を見れるから。
半分くらいいなくなったかな?神のご加護がありますように…生きてる人に言う台詞か。
わりと遠くないところで聞こえる爆撃の音を聞きながら簡易ベッドで目を閉じる。固いなぁ。
次も新しい仲間と団体行動するのかな?
一人がいいなぁ…起きたら相談してみよう。
……あ…服とられたまんまだ…支給されるかな……?
目が覚めた。目の下のクマはデフォルトです。私の寝台の上の住人である傭兵が梯子を昇る音で目が覚めたようだ。
「あんちゃん起きちまったか。起こしてごめんな。」
いいんですよ。
「よかったらほれ、やるよ。あんちゃん救助活動隊だろ?…死ぬ前に離れろよ。」
リンゴくれた。心配もしてくれた。頼りなく見えるのかな
「……ありがとうございます」
「いいんだよ 金になる話だからやるけど、なかなかキツい仕事だな…。…お互い生きてたら旨いエールで乾杯だ。」
死にそうだな、おっちゃん。おやすみ。
支度をして昨日お世話になった医療班の人に尋ねた。服…どこ…
「ゆっくり休めましたか?…はい、破れてたとこ、縫っておきました。」
優しい。ありがとうございます。
「今日も救助活動、宜しくお願いします」
はい。ソロでさせてくれるなら。
救助隊統括指令部に出向き、ソロでさせてくれないかと聞いてみる。ダメなら今日も一人で帰ってきてやる。
冒険者としての経歴をかわれ、承諾された。
救助活動隊は人数が減った分、賃金を上げてさらに人数を募るそうだ。自動的に私の稼ぎもあがったわけだ。
夕方になり救助隊が次々と活動に出る。
今日は一人だから地理的把握もしなければいけない。1人連れて行けばよかった。
取り敢えず昨日殺したバンパイアの洞穴に行くことにした。狩るならあそこで待ってた方がいいだろう。…寒くなってきたなぁ
寒いのは好きじゃない。
さくさく登っていると上から気配がした。人間っぽいな。見られてる。木の上かぁ
うーん、敵国の人間臭いな。凄く狙われてる。ウサギを見つけた鷹みたいな視線を感じる。ふふ。
当たらないように歩こう。
パシュッ
パシュッ、、パシュッ
パシュッ
拡大魔法を使って位置を把握し圧縮した水魔法で仕留めるのかぁ
繊細な仕事をするなぁ。ふふ。
飽きるまで遊ぶことにした。次第に当たらないことに嫌気がさしたのか撃ってこなくなった。
挨拶だけしておこうかな。
一気に彼のいる木の枝まで風魔法で駆け、後ろから声をかけた。
「こんばんは。」
持ってたナイフで攻撃してきた。反応速いけど、私の方が速いのさ。
ナイフを持つ腕を絞め、懐に入り一緒に地上に落下させる。昨日のバンパイアと違って鼓動の音がする。柔らかい匂いもある。ふふ。
愛すべき獲物。でも殺したくないなぁ
殺されてほしくもないなぁ
地面に叩きつけた後、頭を撃ったのか意識を混濁させている。顔を近づけ
「殺さないよ。また会おうね。」
ちょっとした呪いの言葉をあげて少し満足した私は彼から離れて仕事をすることにした。いつか彼が私を見つけて殺してくれますように。
案の定洞穴にはナニかいた。なんだ、アンデッドか。燃やして帰った。彼が居た場所を魔法で探ってみたがもういなかった。足が速い。
帰路の途中、交戦している音が聞こえたので参戦した。皆傷だらけで血の香りが凄い。バンパイアも興奮している。…二体かぁ
人間は邪魔だから後ろに下がらせた。ごねていたけど既にボロボロで役に立ちそうもないから蔦魔法に治癒魔法を絡ませて簀巻きにした。
可愛いバンパイア
殺してあげる。彼がやっていたみたいに水弾を撃ってみる
当たったら中を引っ掻き回すように縦横無尽に飛び回らせてみた。ふふ、魔力回路がおかしくなって死んだ。さようなら。
簀巻きにした人間をそのまま解かずに基地に連れて帰った。医療班の人に渡して兵士に安否確認をされ、私はベッドに向かう。
生きて帰ったんだから無事ですよ。
爆撃の音を聞きながら眠る。眠るのは好きだ。夢を見れるから。
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