失った物

ハーマ

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想い

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月希視点

月希「え……越前君」

越前「……ん?」

月希  やっぱり間が開く……

昨晩仁の怪我を見てから今日1日話しかけても必ず間が開く

月希「キス……してくれない?」

越前「え?」

月希「その……ゲームしてて……言い出しっぺの僕が負けて……「「友人」としての好意じゃない人とキスをする」って罰ゲームで……」

仁「お前ノンケだよな?何で俺?」

月希  凄い動揺してる……

珍しく仁が酷く動揺してそれを隠しきれていない

月希「確かにノンケなんだけど……その……越前君の事は友人とかじゃなくて「愛情」の方の特別な意味で「好き」で……」

仁「ちょ……え?嘘だよな?……えっと……え?」

クラスメイト「(かなり珍しくめっちゃ越前君(さん)動揺してる……」」

簡単なことではもう動じないクラスメイトでさえ驚く仁の動揺……

仁「Or experience there?(経験はあるか?)」

月希「If knowledge but not even once(一度もない  けど知識なら)」

仁「……I Rui Do not regret even if ineffective my suppressed(俺の抑えが効かなくなっても後悔するなよ  月希)」

何故か英語で会話した仁は真顔で立ち上がり月希の頭をホールドしてそのままキスをする

クラスメイト「(越前君(さん)プロだ……めっちゃ上手い)」

月希  キスが上手い…………!?舌が……

本気で抑えが効かなくなってきている仁が月希の微かに開いた唇から舌を侵入させ貪る

月希「ん……ふぅ……」

仁「抑えが効かなくなっても後悔するなって言っただろ  どんだけ抑えてたと思ってんだ」

月希「んん……」

月希  一体いつから抑えて……

等と思いながら月希の中で何かが切り替わる

月希「越前  お前タチとネコどっちだ?」

仁「切り替わったか……どちらも行ける  お前がタチをやれよ」

キスを終え抱きしめあっているが意外に眼鏡を外すと月希の方が身長が高い

月希「なかなか良いな  両方行けるというのは」

仁「調教されたんでね」

性格が先程と真反対になっている月希に苦笑を零しながら月希と仁は寮の自室(仁の)へ行く

仁「知識はあるんだっけ?」

月希「ああ」

仁「取り敢えず寝室行くか  棚にローションとかあるから持ってけ」

月希「変に準備がいいな」

月希  大方学園内で強姦に逢ってそいつらが置いていったと言った所か?

月希は眼鏡を外すと性格が変わるのだが本人自体性格が変わったのが今日が初めて

仁「……ベッドに座ってくれ」

月希「フェラ……か……中々に上手いな」

月希をベッドに座らせた仁は月希のスボンのチャックを下ろし月希自身をしゃぶる

仁「むぁいあ(無駄にな)」

月希「…………」

仁「!?……んッグ……んん!!」

不意に月希が仁の頭をホールドし上下に揺すってきた反動で仁が半ば噎せそうになるが、そこで一つ何かを思い出す

月希、仁「(味が分かってる?)」

二人同時に……同じ言葉が脳裏に浮かんだ

月希  噎せそうになるって事は味が分かるという事……単に喉に当たって噎せそうになるって言うのはよくあるが……実際ホールドする前から当たってるし……

仁は月希の「味」そのものが「分かっている」……つまり「味覚」が復活しているという事……

仁「!!」

月希「……悪い」

暫く愛撫をしていると月希が仁の中で果てそのまま飲み込んだがやはり仁は味を理解している

仁「構わないけど……やっぱり若いな……「一般生徒」である月希と「能力者」の月希2人が存在するのは……」

月希「元々がこれなんだよ  眼鏡の方は隠す為だったんだけど必要性がなくなった」

仁「 ……ゲームお前仕組んだろ」

仁は何気に前を見ていても音や振動で人の動きや動作を認識せずとも分かるのだ

月希「ご名答  さて……お預けも喰らったわけだしなぁ?」

仁「ちょっ……んっ……」

月希  ネコである自覚があるのか従順だな

キスでそんな事を思った月希は濃厚なキスをしながら顔がとろけて、力の抜けた仁をベッドに寝かせ仁の秘孔にローションを塗った指を忍ばす

仁「はっ……んぅ……」

月希  声エッロ……

仁はクラスだと決して顔を崩さない

故に行為で乱れる姿が月希の興奮を煽ってしまう

仁「ひゃっ……あっあああ!!」

月希「ん?……ここ……か?」

既に3本入っている指の1本が前立腺に当たったのか一瞬激しい快楽が駆け巡り、意識を失いかけたが今度は前立腺に指を集中的にやられ、仁は我慢出来ずに達す

月希  初めて男の精液を触ったけどぬちぬちしてるんだな……

放心状態になっている仁をよそに再び愛撫を始め仁は達した後で敏感になっておりより感じる

仁「る……い  も……いい……か……ら」

月希「ん?」

仁「いれ……ろ」

その言葉で月希の理性が焼き切れ一応着ていたワイシャツを破り捨て、そのまま挿入すると「でかい……」との言葉……

月希「仁  何?何て言った?」

仁「はっ……お前の……でかい……」

月希「受け入れてくれよ?」

仁「ひっ……ぅあ……ああああ!!」

まだ全部入りきっていないが月希が不順に激しい挿入を開始し仁が喘ぐ

仁「はげ……激し……お……く……当た……って……あう!!……ふぅ……あっ……良い……」

一体いつから仁の理性がなくなっていたのか……仁は月希の激しい挿入に対して完全に蕩けてしまい少しづつ月希も絶頂に登る

仁「はっ……あぅぅ……月希……イクなら……一……緒に……」

月希「ああ  一緒に……」

仁「ふっ……はぁ……あっ、あ…あっ、ああああああああ!!!!!!!」

月希「くっ…………はぁ……」

月希  やっべ……仁失神しちまった

強過ぎる快楽で仁は失神してしまい月希は持ってる知識でなんとかやり朝になる前に全て終わらせて少ない睡眠をとる為に夢の世界へ……

~翌朝~

月希「ん……」

月希  朝……か…………完全に遅刻だな……

翌朝起きて時間を見てみると完全に遅刻である時間帯……

仁「んん……?」

月希「おはよう  大丈夫?」

仁「腰が痛い……月希  お前今日休め……俺も休む」

仁は低血圧で朝中々起きられず何時も遅刻してクラスに行くのだがテストの点数は基本高い

仁「…………」

月希  可愛い寝顔……なのに……戦いでは負け知らずの「謎の戦闘員」……どうして戦うのか……

月希はまだ知らない……何故仁が戦うのか……どうしてこの学園に来たのかを……
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