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心
彼の心
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リューン視点
クロウド「隊長 大丈夫ですか?」
リューン「逆に聞くぞクロウド 大丈夫だと思うか?」
フィレンア「中々いない上玉だったんでな」
クロウド「いくらクロード様からの命令でも自制しろお前は」
リューン達を運びつつ、色々と処理をしてくれたクロウドとフィレンアとそんな話をしつつ、リューンはふと疑問に思ったことを聞く
リューン「クロウド なんで俺を「隊長」と?」
クロウド「謀反するんでしょ?それに隊長は最初から気がついてた 俺とクロード様が魔族であることを」
リューン いつから気がついてたんだろう………
クロウド「………隊長 いつから俺とクロード様が魔族であると?」
リューン「最初から知ってたよ 父さんが陛下を攫った………同じ時期にお前が来たからな………明らか人間を警戒しているようだった………しかも身体能力が人間離れしてたから一発だ」
クロウド「…………流石前線で戦う戦闘部隊を長年率いていただけある」
流石と言えるリューンの観察眼と培ってきたモノ………クロウドでは足元にも及ばない
クロウ「ここでいいかな?」
クロウド「大丈夫かと思います」
暫くして部屋に着きクロウとクロウドが色々準備し、フィレンアとレイシャードが兵士達を寝かす
クロウド「所で隊長 謀反するにしても………殺されません?」
リューン「あの人にそんな力はない」
クロウ「うわバッサリ」
リューン「戦闘能力は俺より低い上に統制力もない ………ミーファ様を守るために従ってただけだ」
リューン ミーファ様は何も悪くない………
クロウド「つまり好きでもなかったと?」
リューン「当たり前だろ………誰が好きであんな人と一緒にいるかっての………」
1人だけ最後まで意識のあったリューンは、ベッドサイドに座りながら足を組んでそう話す
リューン「………ミーファ様は何も悪くない ずっと兄に利用されてきた」
クロウド「…………事実ですか」
リューン「事実だ」
クロウド「分かりました」
クロウドはリューンの言葉は本当に真に受けたらしい
クロウ「リューンって素質あるよね 悪魔としての」
リューン「え?」
クロウド「確かに………普通ならフィールのを挿れられる時点で」
リューン どういうことだ………?
クロウ「普通なら挿れる時点で死ぬんだよ だけど君は死ななかった それどころかフィレンアの出した精液を4回も受け止めた 素質どころか何らかの間違いで人間になった………そう考えることも出来る程の素質がある」
リューン 死ぬかと思ったんだけど………
クロウド「と言うか体が吸収してないですか?掻き出した量が明らか出された量と合わない」
リューン「俺に聞かれても………」
クロウ「と言うか寝た方がいいよ?魔力を直に受けてるから」
というクロウの助言にリューンも渋りながらも頷き、ベッドに横になるとすぐに夢の世界へ
~その頃クロード~
クロード「…………」
「バギィン!バラバラ」
クロードの苛立ちがMAXになっており部屋がどんどん壊れていく
クロード「…………」
苛立ちを落ち着かせようにも落ち着かないでいた………
~数時間後~
クロード「リューン」
リューン「………クロード様」
クロード「来い」
数時間後 クロードが部屋にやってきてリューンを連れていく
クロード「入れ」
クロードは自分の部屋にリューンを連れてきて、油断しているリューンをベッドに押し倒して首を絞めた
クロード「…………」
リューン「クロード…………様?」
クロード「…………」
ぽたぽたとリューンの頬に落ちる雫………人の心がわからなくなったはずのクロードの両目から溢れ出た涙…………
リューン きっとまだ少しだけ残っているんだ………人間としての心が………捨てても捨てきれないその心が………こうなることを本当は望んでいなかった………しかし人に欺かれた貴方は………壊れだした………人間としての心がわからなくなる程に………国そのものを恨む程に………
無意識の中で流れ出す涙をリューンは静かに拭う………その行動に驚いたのかクロードは目を丸くし、首を絞めていたはずの手を離した
リューン「クロード様」
クロード「…………」
リューン「もし………私が「貴方と共にいたい」と願ったら………そばに起きますか?」
クロード「人間の心はわからん だがお前が望むのなら叶えよう」
リューンはクロードの手の内に堕ちた………それこそ計画通りでもあったが………心のどこかで幸せになることを願っていた………だから涙が止まらない
クロード 憧れていたのかもしれない………無償の愛を与えられたお前のことを………
今になって気がついたリューンへの憧れ………無償の愛を与えなかった故に………羨ましかった
クロード「…………食事は」
リューン「まだです………」
クロード「食堂に案内する 兵士達を起こせ」
そう言われてクロードはリューンを部屋に戻し、兵士達を起こして食堂に案内
フィレンア「おっと」
クロード「楽にしていていい」
クロードは適当に兵士達を座らせてちゃんとした食事を出す
クロード「フィール 全員食事が終わったら部屋に戻せ 俺は出る」
フィレンア「仰せのままに」
クロードは食事を出すだけ出してどこかへ行ってしまった
その後 リューン達は1ヶ月魔城で生活をした後国に返された………
クロウド「隊長 大丈夫ですか?」
リューン「逆に聞くぞクロウド 大丈夫だと思うか?」
フィレンア「中々いない上玉だったんでな」
クロウド「いくらクロード様からの命令でも自制しろお前は」
リューン達を運びつつ、色々と処理をしてくれたクロウドとフィレンアとそんな話をしつつ、リューンはふと疑問に思ったことを聞く
リューン「クロウド なんで俺を「隊長」と?」
クロウド「謀反するんでしょ?それに隊長は最初から気がついてた 俺とクロード様が魔族であることを」
リューン いつから気がついてたんだろう………
クロウド「………隊長 いつから俺とクロード様が魔族であると?」
リューン「最初から知ってたよ 父さんが陛下を攫った………同じ時期にお前が来たからな………明らか人間を警戒しているようだった………しかも身体能力が人間離れしてたから一発だ」
クロウド「…………流石前線で戦う戦闘部隊を長年率いていただけある」
流石と言えるリューンの観察眼と培ってきたモノ………クロウドでは足元にも及ばない
クロウ「ここでいいかな?」
クロウド「大丈夫かと思います」
暫くして部屋に着きクロウとクロウドが色々準備し、フィレンアとレイシャードが兵士達を寝かす
クロウド「所で隊長 謀反するにしても………殺されません?」
リューン「あの人にそんな力はない」
クロウ「うわバッサリ」
リューン「戦闘能力は俺より低い上に統制力もない ………ミーファ様を守るために従ってただけだ」
リューン ミーファ様は何も悪くない………
クロウド「つまり好きでもなかったと?」
リューン「当たり前だろ………誰が好きであんな人と一緒にいるかっての………」
1人だけ最後まで意識のあったリューンは、ベッドサイドに座りながら足を組んでそう話す
リューン「………ミーファ様は何も悪くない ずっと兄に利用されてきた」
クロウド「…………事実ですか」
リューン「事実だ」
クロウド「分かりました」
クロウドはリューンの言葉は本当に真に受けたらしい
クロウ「リューンって素質あるよね 悪魔としての」
リューン「え?」
クロウド「確かに………普通ならフィールのを挿れられる時点で」
リューン どういうことだ………?
クロウ「普通なら挿れる時点で死ぬんだよ だけど君は死ななかった それどころかフィレンアの出した精液を4回も受け止めた 素質どころか何らかの間違いで人間になった………そう考えることも出来る程の素質がある」
リューン 死ぬかと思ったんだけど………
クロウド「と言うか体が吸収してないですか?掻き出した量が明らか出された量と合わない」
リューン「俺に聞かれても………」
クロウ「と言うか寝た方がいいよ?魔力を直に受けてるから」
というクロウの助言にリューンも渋りながらも頷き、ベッドに横になるとすぐに夢の世界へ
~その頃クロード~
クロード「…………」
「バギィン!バラバラ」
クロードの苛立ちがMAXになっており部屋がどんどん壊れていく
クロード「…………」
苛立ちを落ち着かせようにも落ち着かないでいた………
~数時間後~
クロード「リューン」
リューン「………クロード様」
クロード「来い」
数時間後 クロードが部屋にやってきてリューンを連れていく
クロード「入れ」
クロードは自分の部屋にリューンを連れてきて、油断しているリューンをベッドに押し倒して首を絞めた
クロード「…………」
リューン「クロード…………様?」
クロード「…………」
ぽたぽたとリューンの頬に落ちる雫………人の心がわからなくなったはずのクロードの両目から溢れ出た涙…………
リューン きっとまだ少しだけ残っているんだ………人間としての心が………捨てても捨てきれないその心が………こうなることを本当は望んでいなかった………しかし人に欺かれた貴方は………壊れだした………人間としての心がわからなくなる程に………国そのものを恨む程に………
無意識の中で流れ出す涙をリューンは静かに拭う………その行動に驚いたのかクロードは目を丸くし、首を絞めていたはずの手を離した
リューン「クロード様」
クロード「…………」
リューン「もし………私が「貴方と共にいたい」と願ったら………そばに起きますか?」
クロード「人間の心はわからん だがお前が望むのなら叶えよう」
リューンはクロードの手の内に堕ちた………それこそ計画通りでもあったが………心のどこかで幸せになることを願っていた………だから涙が止まらない
クロード 憧れていたのかもしれない………無償の愛を与えられたお前のことを………
今になって気がついたリューンへの憧れ………無償の愛を与えなかった故に………羨ましかった
クロード「…………食事は」
リューン「まだです………」
クロード「食堂に案内する 兵士達を起こせ」
そう言われてクロードはリューンを部屋に戻し、兵士達を起こして食堂に案内
フィレンア「おっと」
クロード「楽にしていていい」
クロードは適当に兵士達を座らせてちゃんとした食事を出す
クロード「フィール 全員食事が終わったら部屋に戻せ 俺は出る」
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クロードは食事を出すだけ出してどこかへ行ってしまった
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