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仲間
蒼桜 彪雅との出会い
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翼視点
翼 蒼桜 彪雅との出会いはただの仕事の依頼でコンビを組んだだけの関係
だが彪雅は俺にトラウマがあると言う事を前から知っていたらしく俺に世話を焼かしちょくちょく仕事を一緒にやったり飯を食ったり(基本的に彪雅の奢り)して少しずつ仲良くなり今では彪雅の失敗談で笑う様になるまで俺の表情は豊かさを取り戻した
翼「彪雅 たまには酒を奢る 飲みに行こう」
彪雅「良いのか?俺結構飲むぞ?」
翼「問題無い 俺もそれなりに飲むし度数が高いから原価が高いしな」
珍しく翼から彪雅に声をかけて共に飲みに行く
翼「……なぁ彪雅」
翼と彪雅がよく行く飲み屋に行きいつも通りカウンター席につき酒を飲んでいると何となく彪雅を見ていた翼は彪雅が昔自身を愛し愛した男と被り飲むペースが止まる
彪雅「ん?」
翼「昔の話をしていいか?」
翼から昔の話をしだすのは滅多にない 何かしらの理由でトラウマが蘇ったり酔いが回ると話す事もあるがまだ酔いの回っていない翼が話をしだすのは極めて珍しい
翼「……前に「俺が現越前家当主だ」って言っただろ?
俺が当主になる前「駿岐」って奴がいたんだ
そいつは代々越前家の従者で生まれてからずっと俺の側にいて何回も世話になって叱られて……
そんな駿岐が俺が当主になる前一番最初に死んだ
死因は溺死……敵に拉致られて情報を一切漏らさずに衰弱した状態で海に突き落とされ泳ぐ事も出来ないまま仲間の生存の為に命を落とした
……駿岐が死んで生まれて初めて人前で泣いた……基本的に感情を押し殺して生きてきたのにその時は本当に頭が真っ白になって……
駿岐が死んでからどんどん仲間が死んでいった 中には裏切りで粛正された奴もいたな……」
彪雅「仲間を失う悲しみは俺も知ってる
その「駿岐」って奴はお前にとってとても大切な人だったんだな
仲間の為、家族の為、自分の為どんな理由で人は生きるのかは分からなくても生きる事に変わりはない
仲間の為に生きるんだろ?」
翼「ああ 死んだ仲間の為にもあいつらが見れなかった未来を見なきゃならないんだ」
彪雅「そのいきだ お前のトラウマも少しずつ直っていけばいいな」
翼「……Qu'est-ce que vous ne pouvez pas vous devenir un homme?」
※日本語和訳 「お前は仲間になってくれないのか?」
彪雅「Que le traumatisme d'accord?」
※日本語和訳「トラウマ大丈夫なのか?」
フランス語にフランス語で返す彪雅の優しさに翼は泣きそうになりながらも頷く
翼「お前なら大丈夫」
彪雅「辛かったら言えよ?」
翼 彪雅は優しい……
そう思いながら翼は誰も見ていない事を確認し彪雅に口付ける
それは親愛の証 同い年のしかも同じように仲間を失った過去を持つ彪雅に初めてあった時から翼は親近感があった そして少しずつ仲良くなり今では酒を飲んだりして談笑し笑いあう仲
彪雅「え……っと……?」
翼「親愛の証だ お前とあってから笑えるように……本当に心から笑えるようになったんだ お前の優しさは心地良い」
彪雅「絶対にお前を裏切らない 命を懸けて誓う」
そう言って今度は彪雅が翼に口付け「忠誠」が成立する
彪雅「明日 一応仲間を紹介する」
軽い口付けをしてから彪雅は小さくそう呟き放置していた酒を飲み始める
その後何杯か飲んで会計を済ませてからそれぞれの家に戻り彪雅は部下に招集の事を知らせ翼は明日に備えて眠りにつく
~翌朝~
翼「彪雅」
彪雅「おはよう」
彪雅は滅多に翼の名前を呼ばない仮に呼んだとしても「越前」と呼ぶ
彪雅「紹介する 俺の仲間の風魔風 蓮(ふうまかぜ れん)だ」
蓮「初めまして」
翼「…………」
翼は彪雅の仲間に挨拶をしようとして一瞬見えた駿岐の面影により挨拶どころか体が震える
トラウマが蘇った時の症状と理解した彪雅は蓮にうまく伝えて体が震えている翼は優しく抱きしめて落ち着かせる
翼「悪い彪雅 助かった」
彪雅「トラウマあるのは知ってるからな そんでもってかなり今更なんだがなんて呼べばいい?」
彪雅は翼をなんて呼べばいいかがわからず今まで名前を呼ばずにいたのだ
翼「……2人きりの時なら煌他の奴がいる時は翼で頼む」
彪雅「え?」
翼「俺の本名「越前 煌」なんだ」
「だから2人きりの時は煌」って呼んでくれと彪雅の耳元で囁く
彪雅「分かった これから宜しくな翼」
翼「ああ」
そう言って翼と彪雅は手を握った
これが彪雅との出会いそして始まりの歯車を動かせるきっかけとなる
翼はまだ知らないのだ彪雅の本当の名前と何故翼のトラウマを最初から知っているのかを……
翼 蒼桜 彪雅との出会いはただの仕事の依頼でコンビを組んだだけの関係
だが彪雅は俺にトラウマがあると言う事を前から知っていたらしく俺に世話を焼かしちょくちょく仕事を一緒にやったり飯を食ったり(基本的に彪雅の奢り)して少しずつ仲良くなり今では彪雅の失敗談で笑う様になるまで俺の表情は豊かさを取り戻した
翼「彪雅 たまには酒を奢る 飲みに行こう」
彪雅「良いのか?俺結構飲むぞ?」
翼「問題無い 俺もそれなりに飲むし度数が高いから原価が高いしな」
珍しく翼から彪雅に声をかけて共に飲みに行く
翼「……なぁ彪雅」
翼と彪雅がよく行く飲み屋に行きいつも通りカウンター席につき酒を飲んでいると何となく彪雅を見ていた翼は彪雅が昔自身を愛し愛した男と被り飲むペースが止まる
彪雅「ん?」
翼「昔の話をしていいか?」
翼から昔の話をしだすのは滅多にない 何かしらの理由でトラウマが蘇ったり酔いが回ると話す事もあるがまだ酔いの回っていない翼が話をしだすのは極めて珍しい
翼「……前に「俺が現越前家当主だ」って言っただろ?
俺が当主になる前「駿岐」って奴がいたんだ
そいつは代々越前家の従者で生まれてからずっと俺の側にいて何回も世話になって叱られて……
そんな駿岐が俺が当主になる前一番最初に死んだ
死因は溺死……敵に拉致られて情報を一切漏らさずに衰弱した状態で海に突き落とされ泳ぐ事も出来ないまま仲間の生存の為に命を落とした
……駿岐が死んで生まれて初めて人前で泣いた……基本的に感情を押し殺して生きてきたのにその時は本当に頭が真っ白になって……
駿岐が死んでからどんどん仲間が死んでいった 中には裏切りで粛正された奴もいたな……」
彪雅「仲間を失う悲しみは俺も知ってる
その「駿岐」って奴はお前にとってとても大切な人だったんだな
仲間の為、家族の為、自分の為どんな理由で人は生きるのかは分からなくても生きる事に変わりはない
仲間の為に生きるんだろ?」
翼「ああ 死んだ仲間の為にもあいつらが見れなかった未来を見なきゃならないんだ」
彪雅「そのいきだ お前のトラウマも少しずつ直っていけばいいな」
翼「……Qu'est-ce que vous ne pouvez pas vous devenir un homme?」
※日本語和訳 「お前は仲間になってくれないのか?」
彪雅「Que le traumatisme d'accord?」
※日本語和訳「トラウマ大丈夫なのか?」
フランス語にフランス語で返す彪雅の優しさに翼は泣きそうになりながらも頷く
翼「お前なら大丈夫」
彪雅「辛かったら言えよ?」
翼 彪雅は優しい……
そう思いながら翼は誰も見ていない事を確認し彪雅に口付ける
それは親愛の証 同い年のしかも同じように仲間を失った過去を持つ彪雅に初めてあった時から翼は親近感があった そして少しずつ仲良くなり今では酒を飲んだりして談笑し笑いあう仲
彪雅「え……っと……?」
翼「親愛の証だ お前とあってから笑えるように……本当に心から笑えるようになったんだ お前の優しさは心地良い」
彪雅「絶対にお前を裏切らない 命を懸けて誓う」
そう言って今度は彪雅が翼に口付け「忠誠」が成立する
彪雅「明日 一応仲間を紹介する」
軽い口付けをしてから彪雅は小さくそう呟き放置していた酒を飲み始める
その後何杯か飲んで会計を済ませてからそれぞれの家に戻り彪雅は部下に招集の事を知らせ翼は明日に備えて眠りにつく
~翌朝~
翼「彪雅」
彪雅「おはよう」
彪雅は滅多に翼の名前を呼ばない仮に呼んだとしても「越前」と呼ぶ
彪雅「紹介する 俺の仲間の風魔風 蓮(ふうまかぜ れん)だ」
蓮「初めまして」
翼「…………」
翼は彪雅の仲間に挨拶をしようとして一瞬見えた駿岐の面影により挨拶どころか体が震える
トラウマが蘇った時の症状と理解した彪雅は蓮にうまく伝えて体が震えている翼は優しく抱きしめて落ち着かせる
翼「悪い彪雅 助かった」
彪雅「トラウマあるのは知ってるからな そんでもってかなり今更なんだがなんて呼べばいい?」
彪雅は翼をなんて呼べばいいかがわからず今まで名前を呼ばずにいたのだ
翼「……2人きりの時なら煌他の奴がいる時は翼で頼む」
彪雅「え?」
翼「俺の本名「越前 煌」なんだ」
「だから2人きりの時は煌」って呼んでくれと彪雅の耳元で囁く
彪雅「分かった これから宜しくな翼」
翼「ああ」
そう言って翼と彪雅は手を握った
これが彪雅との出会いそして始まりの歯車を動かせるきっかけとなる
翼はまだ知らないのだ彪雅の本当の名前と何故翼のトラウマを最初から知っているのかを……
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