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二章:難しい年頃

一緒にキモチよくなろ・・・?

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「ねぇ、雪ちゃんキモチよかった?」

後ろに着いた手はガクガクしていて、気を抜いたら倒れてしまいそうで、心臓はドキドキして速く音を立て、「はぁはぁ・・・」と乾いた呼吸をする私は、大嫌いなマラソンよりも疲労感が濃く、ロングスカートの下から下着を脱ぎ、絨毯に放ったリッちゃんを呆けた顔で眺めていた。


「雪ちゃん・・・さわりっこ、しよ?」


私がキモチイイコトを知る、それはリッちゃんにとっての前戯だった。


全部服を脱いでしまったリッちゃんの、私より大人に近づいた少し膨らんできた胸や、シンプルな子供の身体の私と違い、腰回りは少しふっくらそして丸いおしりに僅かに生えてきている薄い陰毛、太ももの付け根にはチラッと見えた、赤い痛そうな痕・・・


「雪ちゃん、はい、バンザーイ。」


愉しそうなリッちゃんはあれよあれよという間に私の服も脱がせてしまい、決して清潔感のあるとは言えないベッドに私とリッちゃんは2人、向き合って座っていた。


沈黙が流れる・・・


服、全部脱がされちゃった・・・どうしよう・・・


ドキドキしている私の胸に、リッちゃんの指がちょん、と触れた。


「ん・・・」


「・・・・・・かわいい・・・・・・」


「あ・・・っ・・・り、っちゃ、ん・・・」


人のベッドに押し倒される。


友人宅へのお泊りですら苦手な私が、他人の匂いがするベッドに初めて身体を沈めた瞬間だった。


天井の色、高さ、カーテンの色や柄、タンスに本棚・・・見える景色が違う・・・


背中に触れる感触も、匂いも違う・・・


ドキドキして怖くて、泣きたくて、私はひたすらリッちゃんを呼んだ。


「リッちゃん・・・リッちゃん・・・なに、するの・・・?こわいよ・・・」


「怖くないよ、雪ちゃん・・・ほら、おんなじでしょ・・・?」


リッちゃんは添い寝するように私の隣に身体を横たえて、自分の胸に私の手を触れさせた。


少し膨らんだ胸に触れると、手のひらの中で徐々に硬くなっていくモノが手のひらに当たる。


「・・・リッちゃん・・・ドキドキ、してる・・・」


「うん・・・ドキドキしてるよ・・・」


「ぁ・・・」


「・・・雪ちゃんの心臓もドキドキしてるね・・・」


互いの胸に触れ、手のひらから伝わるドキドキと、自分の心臓が跳ねるドキドキが重なっていった。







くちゅくちゅ・・・


にちゅにちゅ・・・



「ぁ、ぁ・・・」


「雪ちゃん、ほんとは自分でもクリちゃん弄ってたんでしょ・・・?」


「ん、ぁっ・・・うぅ・・・ん・・・ゃっ・・・し、てな、ぃよぉ・・・」


「・・・ふぅ~ん・・・だって・・・クリちゃん、キモチイイの知ってる反応だったんだけどなぁ・・・」


「っやん・・・っ」


指で私のクリトリスを擦ってしたリッちゃんの指が、正直に言わない私を叱るようにキュッとクリトリスを摘まんだ。


「・・・ね、シてたんだよね・・・?」


意地悪なリッちゃんの指は、クリトリスを摘まんで捻り、ぺったんこのおっぱいを擦って乳首をツンと尖らせてそっちも摘まんでしまった。


「あぁ・・・や、だよぉ・・・っ・・・痛くしないでえっ・・・」


「じゃあ、本当の事言って、雪ちゃん・・・クリちゃんするの、好きでしょ・・・?」


意地悪なリッちゃんの尋問に、私は隠しきれなくなってコクコクと頷き、白状する。


「ぁ、ぁぅ・・・し、てた・・・」


瞳を合わせて「ほらね」と輝くリッちゃんの瞳・・・


「ねぇ、どうやってシてたの?」


「んっぅ・・・シャ、ワぁ、で・・・」


「へぇぇ~シャワーでシてたんだぁ・・・雪ちゃん、えっちなんだね・・・」


「っんやッ・・・ぁっ・・・」


摘ままれたクリトリスを擦られているうちに『お子様のおまんこ』と言われたソコにリッちゃんの指が何度も触れ、摩擦を解消するようにヌルヌルした体液が全体に塗りたくられていった。


「ぁ・・・あ・・・雪ちゃんのおまんこ・・・このまま指入っちゃうかもしれないなぁ・・・」


「やっ・・・やだぁっ・・・」


「え~・・・このナカもキモチイイよ?クリちゃんよりもっとキモチイイのに・・・」


「んんっ・・・やだぁっ・・・」


「・・・じゃぁ仕方ないな・・・それじゃぁ雪ちゃん・・・私のも触ってくれる・・・?」


「え・・・?リッちゃん、の・・・?」


「うん・・・私のクリちゃんもキモチよくして・・・?そんで、一緒にイこ・・・?」





横たわって向かい合い、互いのクリトリスに触れた指を同じ速さ、強さ、リズムで動かして私は必死にリッちゃんのマネをする。


人の身体、しかも触れてはいけない秘密の場所、たしか祖母や母からも「女の子の大事な場所なんだからね」と言われていたソコに私は、俊介くん、サキちゃん、リッちゃんに触れさせ、キモチよくなれる場所だと覚えていしまい、リッちゃんの手で<イク>という事も知り、今、2人でイク為だけにお互いのクリトリスを刺激し合っていた。


「り、っちゃ・・・ココ、痛くないの・・・?」


チラっと見えた太ももの付け根にあったのは、怪我の傷跡のようだった。


「・・・ん・・・もう痛くないよ・・・」


リッちゃんはそれが、煙草を押し付けられた痕だと教えてくれた。


「んッ・・・ぁ、ぁ・・・雪ちゃ、ん・・・」


はぁ・・・と息を漏らし、リッちゃんが私をの呼ぶのが嬉しい。


「リッちゃん・・・きも、ち・・・ぃ?」


「ん・・・雪ちゃんの手、きもちぃ・・・ソコ、もっとクリクリ、シてぇ・・・っ」


「ぁ、ぁっ・・・こ、ぅ・・・?」


「っんん・・・っぁ、ん・・・雪ちゃん、じょぉず・・・」


さっきまで私のクリトリスを弄り、経験者でおねぇさんだったリッちゃんが、クリちゃんを弄っている私の指でキモチよくなっていやらしい声をあげている・・・。


それはどうしようもなく私を興奮させて、意地悪をしたくなる気持ちを芽生えさせた。


「っあっ・・・や、ぁっ・・・雪、ちゃんっ・・・」


自分と同じ身体の造りでも、他人の身体をキモチよくする為に触るやり方を知らなかった私はリッちゃんの動きを真似ずに初めて自分の意志でリッちゃんのクリトリスをコリッと押し潰した。


「あ、ァッ・・・や、だぁッ・・・ッ・・・ぶし、ちゃッ・・・あッ・・・」


私の手から逃れるように腰を引いて、しかしそれは予想外にリッちゃんのクリトリスを爪の先で引っ掻いてしまう事になり、リッちゃんは悲鳴のような声を上げて私の手を掴んだ。


「ふぅッ・・・ぅ、ァ・・・ぁッ・・・や、ん・・・ん、んぅ・・・」


「・・・リッ、ちゃ、ん・・・?」


掴まれた手を押し当てられた指の先で、ソコが心臓になったかのようにキュンキュンと震えるリッちゃんのクリトリス・・・



「ごめ、ん・・・イッちゃ、った・・・」



恥ずかしそうに笑うリッちゃん・・・





私は自分ではない誰かがイク、という姿を初めて見たのも、イカせる、という体験も、リッちゃんという、少し不良なおねぇさんから教えてもらった。




玄関まで送ってくれたリッちゃん。

バイバイをするその時、大きな音を立てて引き戸は開け放たれ、のっそりと入ってきたのは、長い前髪で表情は見なかったけれど、値踏みするように私を見るその人に私は、胃の辺りにひんやりとした恐怖を覚えた。


「あ・・・は、やかったね・・・」


「・・・・・・うん」


ちらっと私を見るリッちゃんの視線に、私は早口で「お邪魔しました、また、ね・・・リッちゃん」と告げ、重く張り詰めた、どこか淫らな香りと空気のある2人に背を向け、外へ飛び出した。


扉を閉める直前、ほんの一瞬・・・視界の隅では冷たい横目で私を見るその人の手が、ぶかぶかのTシャツを被っただけのリッちゃんの身体を抱き寄せるのが見えた・・・。






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