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一章:性の目覚め
田舎の子供、えっちな本との出逢いと秘密の遊び
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まだ小学生やそこらの頃、私は東海地方のとある県に住んでいた。
近所の子供たちと道路に寝転がっておたまじゃくしを採っていても車の方が避けてくれたり、農家のおじさんが気軽に柿やイチゴをくれたりするような時代だった。
いつも仲が良い近所の子は、幼稚園から小学生高学年まで年代も様々で、道路にチョークで〇を書いて『けんけんぱ』をしたり、ドッジボールをしたり、サインペンで石に絵を描き、ザリガニを採り、木枠で作られたゴミ捨て場ですらよじ登っては遊び場になっていて、たまに指に棘が刺さっては母に炙った針で取ってもらったりしていた。
その日もいつものように友達と遊び、何気なく入った果実の木々の中に、それは落ちていた。
彼是30年ほど前の話になるので、内容こそ曖昧だし、学ランを着た高校生が初々しい反応を見せる、えっちなシーンが掲載されている青年向け雑誌、コンビニなんかでは18歳未満はご遠慮下さいと注意書きがあるコーナーに置かれている雑誌が、雨に濡れ、変色し始めてクタクタになった姿で草の上に捨てられていたのだ。
車から放り投げられたのか、わざわざ近所の誰かが歩いて中に入り捨てたのか、どちらでもないのか知る由も無いが、『えっちな本』という存在を知ったのは、あの時が初めてであり、胸の中がモヤモヤとして落ちつかない、なんとも言えない気持ちになった事を覚えている。
同じ年頃の男の子、女の子数人と本は見つけて、それぞれが「ねぇどうする?」「どうする、って・・・」と決めかねて顔を見合わせてはいても、もう少しじっくり見たいのが好奇心が育まれ中の少年少女の心情。
けれどやはり、『これはイケナイコトだ』という罪悪感は拭えず、あった場所に本を戻し、通りかかる度に遠目にえっちな本がそこにあるかを確認する事になるが、数日もしないうちにその本は姿を消し、誰もその本について口にする事はなかった。
このえっちな本、については、えっちな事ばかりの本でなくても、スポーツ新聞や週刊誌にも掲載があるので、少女時代の私も度々目にする事はあり、その度に『大人がひた隠しにするいけないコト』への興味は幼い胸の中で大きくなっていくことになる。
ーーーーーーー
えっちな本との出会いからしばらくして、私は幼馴染の男の子俊介と互いの身体を触り合う遊びを始めた。
どちらが言い出したのかは全く記憶にないが、アパート暮らしで母親や兄妹がいる私と違い、家族は高齢のおばぁさんしか日中は家にいない俊介くんの家の2階、昔の家で全てが和室、暗がりに座って何をするわけでもないおばぁさんは挨拶も聴こえているのかいないのか、振り向く事もなく、それを気にもせず、私と俊介くんは2階の一番奥の部屋へと向かう。
キス・・・なんてしただろうか、それよりも、お互いの身体で一目で違いがわかるソコに触れる事、それが当時の俊介くんと私、雪の間での『秘密の遊び』だった。
俊介くんのおちんちんに触る・・・勃起なんていう生理現象も知らず、学校で性教育もされていない子供同士の、興味からの遊びは、勃つこともないおちんちんを指先でツンツンしたり、摘まんでみたり、さわったゆびを嗅いでみたり、濡れる事も知らない私のアソコを俊介くんが触ると、ムズムズするような、腰からじんわりと温かくなるような感覚が呼び起こされ、これだけじゃ足りない、もっと先があるのでは・・・?そんな気持ちになりながら、それを言葉にする事は出来ずに、触られてキモチイイ場所がなんなのかも知らぬまま、小さな突起を俊介くんは、いつも虫を捕まえたり、花の種を採ったり、「雪、オレと遊べよ」と雑に私を扱うガキ大将の指先で、そっと摘まみ、母親のドレーサーからコットンとピンセットを取り出してきて『えっちごっこ』から派生した『お医者さんごっこ』を始めた。
背後に腕を着いた私は両足を立てて、いわゆるM字開脚。
その足の間に入り込み、じっくり眺めて小さな突起を突いたり、摘まんだり・・・ペロっと舐める俊介くん。
それは、やはり、キモチイイコト、として身体が理解するよりも、『イケナイコトをしている』という認識で、それなのにやめたくない、『俊介くんやめて』なんて言えない、モヤモヤして、ムズムズして、性を理解できない子供は度々親の目を盗み、秘密の遊びを繰り返す事になる。
「雪ちゃん・・・」
「ん・・・あんま、り摘まんだら、痛いよ・・・俊介くん・・・」
「うん・・・ココ、雪ちゃんのココ、ぷるん、てなる」
「やだ・・・」
「ねぇ・・・僕、舐めてみたい・・・」
「え、ぇ・・・や、だっ・・・しゅんす、けくぅんっ・・・」
そんな、おしっこするところっ・・・汚いトコロ・・・っ
少年は、珍しい昆虫を見つけた時のような瞳で喜々として興奮を露わにし、左右に指で広げた茂みすらないピンク色の少女の女陰に顔を近づけて匂いを嗅ぎ、鼻先を押しつけて、突起をペロペロと嬲っていた。
どのくらいそうしていたのか・・・
開け放った窓から吹き込む風はいくらか涼しくなり、部屋の中は薄暗さを増している。
玄関が開く音と、俊介くんのお母さんが帰ってきた声が響き、はっとした私と、陶酔したようにぼんやりとした表情の俊介くんが顔を上げ、口の周りを雑に手の甲で拭った。
「・・・・・・俊介、くん・・・お母さん、帰ってきたよ・・・」
「・・・・・・うん・・・」
私は何事もなかったように服を整え、短パンとブリーフを下ろしてたままの俊介くんの下半身が最初見た時とカタチが変わっている事に気づきながら、「・・・またね」と告げて俊介くんにバイバイをした。
夕闇が濃くなる部屋・・・
そうなったのが初めてなのか、不思議そうに自分のおちんちんを眺めている俊介くんを今でも覚えている。
買い物袋を台所に置いたお母さんに「お邪魔しました」と告げて、「あら雪ちゃん来てたの、またね」と言葉を交わし、本当に何事もなかったように私は玄関を出て、歩いて数分のわが家へと足を向けるが、俊介くんの舌で嬲られたソコは、いつも感じた事のない、おもらしでもないのに濡れた感触が残っていた・・・。
そしてこれは、友人、家族含め、誰にも明かす事等できぬ、タブーである。
近所の子供たちと道路に寝転がっておたまじゃくしを採っていても車の方が避けてくれたり、農家のおじさんが気軽に柿やイチゴをくれたりするような時代だった。
いつも仲が良い近所の子は、幼稚園から小学生高学年まで年代も様々で、道路にチョークで〇を書いて『けんけんぱ』をしたり、ドッジボールをしたり、サインペンで石に絵を描き、ザリガニを採り、木枠で作られたゴミ捨て場ですらよじ登っては遊び場になっていて、たまに指に棘が刺さっては母に炙った針で取ってもらったりしていた。
その日もいつものように友達と遊び、何気なく入った果実の木々の中に、それは落ちていた。
彼是30年ほど前の話になるので、内容こそ曖昧だし、学ランを着た高校生が初々しい反応を見せる、えっちなシーンが掲載されている青年向け雑誌、コンビニなんかでは18歳未満はご遠慮下さいと注意書きがあるコーナーに置かれている雑誌が、雨に濡れ、変色し始めてクタクタになった姿で草の上に捨てられていたのだ。
車から放り投げられたのか、わざわざ近所の誰かが歩いて中に入り捨てたのか、どちらでもないのか知る由も無いが、『えっちな本』という存在を知ったのは、あの時が初めてであり、胸の中がモヤモヤとして落ちつかない、なんとも言えない気持ちになった事を覚えている。
同じ年頃の男の子、女の子数人と本は見つけて、それぞれが「ねぇどうする?」「どうする、って・・・」と決めかねて顔を見合わせてはいても、もう少しじっくり見たいのが好奇心が育まれ中の少年少女の心情。
けれどやはり、『これはイケナイコトだ』という罪悪感は拭えず、あった場所に本を戻し、通りかかる度に遠目にえっちな本がそこにあるかを確認する事になるが、数日もしないうちにその本は姿を消し、誰もその本について口にする事はなかった。
このえっちな本、については、えっちな事ばかりの本でなくても、スポーツ新聞や週刊誌にも掲載があるので、少女時代の私も度々目にする事はあり、その度に『大人がひた隠しにするいけないコト』への興味は幼い胸の中で大きくなっていくことになる。
ーーーーーーー
えっちな本との出会いからしばらくして、私は幼馴染の男の子俊介と互いの身体を触り合う遊びを始めた。
どちらが言い出したのかは全く記憶にないが、アパート暮らしで母親や兄妹がいる私と違い、家族は高齢のおばぁさんしか日中は家にいない俊介くんの家の2階、昔の家で全てが和室、暗がりに座って何をするわけでもないおばぁさんは挨拶も聴こえているのかいないのか、振り向く事もなく、それを気にもせず、私と俊介くんは2階の一番奥の部屋へと向かう。
キス・・・なんてしただろうか、それよりも、お互いの身体で一目で違いがわかるソコに触れる事、それが当時の俊介くんと私、雪の間での『秘密の遊び』だった。
俊介くんのおちんちんに触る・・・勃起なんていう生理現象も知らず、学校で性教育もされていない子供同士の、興味からの遊びは、勃つこともないおちんちんを指先でツンツンしたり、摘まんでみたり、さわったゆびを嗅いでみたり、濡れる事も知らない私のアソコを俊介くんが触ると、ムズムズするような、腰からじんわりと温かくなるような感覚が呼び起こされ、これだけじゃ足りない、もっと先があるのでは・・・?そんな気持ちになりながら、それを言葉にする事は出来ずに、触られてキモチイイ場所がなんなのかも知らぬまま、小さな突起を俊介くんは、いつも虫を捕まえたり、花の種を採ったり、「雪、オレと遊べよ」と雑に私を扱うガキ大将の指先で、そっと摘まみ、母親のドレーサーからコットンとピンセットを取り出してきて『えっちごっこ』から派生した『お医者さんごっこ』を始めた。
背後に腕を着いた私は両足を立てて、いわゆるM字開脚。
その足の間に入り込み、じっくり眺めて小さな突起を突いたり、摘まんだり・・・ペロっと舐める俊介くん。
それは、やはり、キモチイイコト、として身体が理解するよりも、『イケナイコトをしている』という認識で、それなのにやめたくない、『俊介くんやめて』なんて言えない、モヤモヤして、ムズムズして、性を理解できない子供は度々親の目を盗み、秘密の遊びを繰り返す事になる。
「雪ちゃん・・・」
「ん・・・あんま、り摘まんだら、痛いよ・・・俊介くん・・・」
「うん・・・ココ、雪ちゃんのココ、ぷるん、てなる」
「やだ・・・」
「ねぇ・・・僕、舐めてみたい・・・」
「え、ぇ・・・や、だっ・・・しゅんす、けくぅんっ・・・」
そんな、おしっこするところっ・・・汚いトコロ・・・っ
少年は、珍しい昆虫を見つけた時のような瞳で喜々として興奮を露わにし、左右に指で広げた茂みすらないピンク色の少女の女陰に顔を近づけて匂いを嗅ぎ、鼻先を押しつけて、突起をペロペロと嬲っていた。
どのくらいそうしていたのか・・・
開け放った窓から吹き込む風はいくらか涼しくなり、部屋の中は薄暗さを増している。
玄関が開く音と、俊介くんのお母さんが帰ってきた声が響き、はっとした私と、陶酔したようにぼんやりとした表情の俊介くんが顔を上げ、口の周りを雑に手の甲で拭った。
「・・・・・・俊介、くん・・・お母さん、帰ってきたよ・・・」
「・・・・・・うん・・・」
私は何事もなかったように服を整え、短パンとブリーフを下ろしてたままの俊介くんの下半身が最初見た時とカタチが変わっている事に気づきながら、「・・・またね」と告げて俊介くんにバイバイをした。
夕闇が濃くなる部屋・・・
そうなったのが初めてなのか、不思議そうに自分のおちんちんを眺めている俊介くんを今でも覚えている。
買い物袋を台所に置いたお母さんに「お邪魔しました」と告げて、「あら雪ちゃん来てたの、またね」と言葉を交わし、本当に何事もなかったように私は玄関を出て、歩いて数分のわが家へと足を向けるが、俊介くんの舌で嬲られたソコは、いつも感じた事のない、おもらしでもないのに濡れた感触が残っていた・・・。
そしてこれは、友人、家族含め、誰にも明かす事等できぬ、タブーである。
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