猫と異世界 〜猫が絶滅したこの世界で、ウチのペットは神となる〜

CHAtoLA

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第一章 冒険の始まり編

第23話 家族

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「――ヨシタカ、待たせたな。俺のお古も有るが、使ってくれ」


 村へ来て三日目の昼。
 村長の家に泊まったヨシタカは、昨日別れたディークに呼び出され、彼の家まで来ていた。

 いつも通り足元にはヒナタがいるが、サティナは今はいない。
 倒したワイバーンの解体が終わり、功績者である彼女は、その解体された素材を受け取りに、狩猟を主としている村人の家へ行っている。
 複数人で解体をしたそうだ。

 ヨシタカとサティナの好意により、ワイバーンの肉を含めた爪や皮などの素材は、半分以上は村へのプレゼントとなったが、今後のために残りは持っていく事になった。
 肉は食料となるし、残りは売ってお金に出来るとの事。
 村人達からは『あんたらが倒したのだから全部持っていってくれ』との声もあったが、ウルフやワイバーンの襲撃により被害を受けた人達の為に、村の役に立てて欲しいというサティナの気持ちによるものだ。

 一体は首を綺麗に落とされていた為、余す事無く素材へ出来たが、二体目の方は跡形もなく消え去っていた。
 勿論、サティナの火炎魔法によるものだ。焦げ跡だけが残っていたらしい。


 そのサティナが素材を受け取りに行ってる間に、ヨシタカはヒナタを連れてディークの家に来たという訳だ。


「こんなに!? ディークさん、ここまでして頂かなくても……」


 ヨシタカの目の前には布が敷かれており、その上にはナイフや水筒、服と靴、火打ち石からヒナタ用と思われる小さめの器まで、旅に必要そうな物が一通り揃っていた。

 ヒナタの事まで考えてくれているディークに、ヨシタカは驚きの表情を向けた。


「あとは大きめのカバンさえ手に入れば全部入れられるな。――なんか、お前の旅支度をしていたら、親や兄にでもなった様な。まるで自分が一緒に行くみてぇな、そんな気分になって楽しくなっちまってな」


 笑いながらそう言うディークに対してヨシタカは、嬉しさと寂しさの混じり合ったような複雑な感情を持ち、声を震わせながら、


「なら……一緒に行きましょうよ……」


 ついその様に声を掛けてしまっていた。
 妻を亡くしたディークは、妻と過した家にこれからは一人で住む。


「そうは行かねぇさ。足手まといになるのは目に見えているしな、俺はここに骨を埋めるよ。村のヤツらもいるしな! 気を使ってくれてるのはわかるが、気にすんな!」

「そう……ですか」


 ディークとは、初めて会ってから未だ三日しか経っていない。なのに――
 

「おう。あと何か足りないもんは有るか?」

「いえ、十分です。本当にありがとうございます。こんなに準備万端で出発出来るなんて……感謝しか有りません」

「大袈裟だなぁ」


 ――どうしてこの人は


「そんなことは! 本当に――」

「大丈夫だ、伝わってるさ! 俺の方こそ、助けてくれてサンキューな」


 ディークは笑顔でそう礼を伝え、頭を下げた。


 どうして会ったばかりの人間にこんなに良くしてくれるのだろう?
 自分だって奥さんを亡くしたばかりで、本来ならまだこんな風に笑ってなんかいられないというのに。
 
 ヨシタカはそんな事を考えているだろうが、ディークからしてみれば、自分の声を聞き即座に村へ助けに入ってくれた。それがどれだけ大変な事か、ディークの方こそ、ヨシタカ達に感謝しているのだ。

 妻を亡くしてしまったディークだが、それでも彼は生き残った。
 それは間違い無く彼の妻とヨシタカ達のお陰だ。

 村がウルフに襲われ、駆け付けてみればワイバーンが居た。
 それは常人であれば助けに入るどころか逃げ出してもおかしくない恐怖との事だ。


「本当に、ありがとうヨシタカ。勿論サティナちゃんにも感謝しているが、あの時サティナちゃんに迷い無く『行くか』と言っていたお前の顔は忘れない」


 顔付きを変え、改めて頭を下げるディークだった。



 明日には村へ王都から商人が来る。


 短い村への滞在が、終わる日だ。



 ……………………

 ………………

 …………

 ……



 サティナと合流した後、最後の夜はディークの家で過ごすことになった。
 今は、三人と一匹で食卓を囲んでいる。
 ヒナタは焼いた魚の身をほぐした物と水。
 ヨシタカは肉や魚料理と酒。
 サティナの前にはサラダと木の実と酒。

 身体の弱い妻に変わり、料理をする事も多かったそうだ。そのお陰で、ディークの料理の腕は中々に鍛えられている。


「うっま! これがワイバーンの肉! それに魚! 酒!」
 
「ほう、これは本当に美味い。ディークは料理も出来たのだな。料理の出来る男は評価が高いぞ!」

「ニャ!」

「褒めるな褒めるな! それ程でも……有るがな! ワハハッ! 焼いただけに見えるだろ! でも違うんだよなぁ! 味付け! センス!」


 三人は程良く酔いながら、初日とも二日目とも違う夜を過した。
 村長宅での賑やかな夜もいいが、家族だけで楽しむような、このくらいの温かさも丁度良いなと感じるヨシタカだった。


「ニャ~」


 ――ヒナタが、そんなヨシタカの気持ちを汲んだのか、ディークの元へテコテコと歩いて行き、その膝に乗った。


「おわっ! 猫様! な、なんだ? ヨシタカ! どうしたらいい!?」

「なんかデジャブ……」


 ヨシタカが何かを思い出す様にサティナを横目で見る。


「おいこっちを見るな」


 サティナに睨まれつつも、ヨシタカはディークへと続ける。


「ディークさん、良ければそのまま膝の上に乗せてあげてください。撫でてあげると喜びます」

「ニャ」


 ヒナタが肯定するように鳴くと、「わかった」と言い恐る恐る膝の上のヒナタへと手を伸ばし…………背中に触れた。



「ほわあぁぁぁぁぁ! フワッフワ! 伝説だぁぁぁぁ!」


「「…………」」


「ニャ~」


「トロけるのに性別は関係無し……っと」




 チラッと横目に見えた棚の上には、女性の物と思われる服と靴、その横には花が添えられていた。



 ……………………

 ………………

 …………

 ……




 ――翌朝。
 今日は商人の来る日だ。


 その商人はいつも取引の為に数時間は滞在するとの事。

 ヨシタカ達はその間に取引と同行の交渉をする予定だ。
 あと足りないのはカバンくらいしか思いつかない為、急ぎではないが、早めに顔を見せたいところではある。


「ヨシタカ様、上手く同行出来るといいですね。わたしも出来る限りの口添えは致しますので」

「心強いです。ありがとうございます」


 現在は村長と共に村の北門で待機をしている。
 ヒナタを見せる訳には行かないので、ヒナタにはディークの家でサティナと留守番をして貰っている。

 村人達も勿論ヒナタへの興味は凄いが、そこは村長が押し止めている。迷惑になってしまう、と。
 だがそれでも、ヨシタカとヒナタが外を歩いていると、ヨシタカ達に頭を下げる者ばかりだ。

 村人達はヨシタカとヒナタを見ると二度、礼をする。
 一度目は笑顔で会釈をするように。
 二度目は深々と、ヨシタカの腕の中や横にいるその小さな存在へ向けて。中には土下座をする者も――。

 ヨシタカやサティナへの感謝の礼とは違う、崇めるような形だ。


 話が逸れたが、間も無く商人が来るだろうという頃、
 ヨシタカ達のいる北門の反対側――南門の方で何やら騒がしい様子が伝わってきた。


「ふむ。あちらはあちらで来たようですな」


 村長は訳知り顔でヨシタカへ告げると、南門の方へと向き直る。


「ん? 商人以外にも誰か来るんですか?」

「その通りです。以前にもお話をしましたが、エルフの里からエルフが来るのです。……毎回ではないですが、エルフ達も商人との取引にこの村を使います」

「なるほど……」

(ってことは、サティを知る人が来るのだろうか……会わない方がいいのかな? なんか色々有るみたいだし……)


「ヨシタカ様。あの、サティナ様をお呼びしましょうか? 同じ里の方ですし……」

「ん~、いや……俺が聞いてきますよ」

「承知しました」


 村長にそう話し、念の為サティナに声を掛けに行くヨシタカ。ディークの家は北門からすぐ近くのため、先に声を掛けることが出来る。


(サティに無理だけはさせたくないしね。もし会うなら止めないし、会いたくないと言っても否定はしないつもりだ)


 ディーク宅へ入り、借りている部屋へとヨシタカは声を掛ける。


「サティいる?」

「なっ! あっ……ヨシタカか!? ちょっと待て……今服を着ていなくて!」

「へ? サティ! 裸でヒナと何をしてるんだ! 開けるぞ!」

(くっ! ヒナがネトラレされちゃう!)


「ままま、待て! そうではない! 着替えだ! 水浴びをしたから着替えていたのだ!」

「あぁ、なんだそういうことか。いきなり開けた方が良かったな……ラッキースケ――」

「~~~~~~っ! 帰れっ!」


 安心したような惜しいような、そんな複雑なヨシタカの気持ちはさて置いて、扉越しに本題を告げる。


「サティ、そのまま聞いてくれ。商人の取引に合わせてエルフの里からエルフが到着したらしい。……どうする?」

「…………」


 サティナからの返事は無い。
 考えているのだろう。


「俺としては会った方がいいとか、会わない方が良いとか、勝手なことは言えないけどね。一応サティには伝えて、どうしたいか聞きに来ただけだよ」


「そう……か。ふむ……。いや、会う。ちょっと待っててくれ、ヒナタ様はどうしたらいい?」


 サティナが決心をしたようにそう答えると、ヨシタカと同じようにヒナタの事を考えてくれるサティナに、彼は心底嬉しく思った。


「今のヒナは俺達が居れば急に飛び出したりはしないだろうし、あとでちゃんと話すけど、ヒナは分かってくれるから、サティのカバンに入ってもらって連れて行こう。……ヒナ、それでいいかな?」


 扉越しにヒナタへと問うヨシタカへ、ヒナタは「ニャ」と短く答えた。
 きっと伝わってくれていると信じるヨシタカは、その返事に頷き、サティナへと改めて声を掛ける。


「だから、着替えたらヒナを連れて外に来てね」

「わかった」

「ちなみに、エルフの里からはいつも来る人って決まってるの?」

「特に決まっている訳では無いが、万が一に備え、特に魔法の扱いに長けたものが来る事になっていたはずだ。私は……取引に同行した事は無いがな」

「そうなんだね。大丈夫?」

「今の私は、大丈夫だ。それに、たぶん来るのは……」

「知ってる人の可能性が高い?」

「そう……だな。最後の挨拶をしようと思う」

「わかった。外で待ってる」

「……あっ」

「ん?」


 外へ行こうとしたヨシタカをサティナが呼び止めた。


「……ヨシタカ。……えっと……そのエルフと会う時なんだが……、出来れば傍にいて欲しい、とか……だめか?」


(……え? え? え? これ喜んでいい?)


「だ、大丈夫だよ! もちろん居るよ! サティが良いというまで、傍に居るから」

「ありがとう」



 ………………

 …………

 ……


「よくぞおいで下さいました。本日も取引ですかな?」


 北門で待っていた村長は、近付いてきたエルフの二人に挨拶をしている。


 そこへディークの家から外に出たヨシタカは目を見張っていた。
 見慣れていた筈のその姿に、改めて目を奪われていたのだ。

 ――そこに居たのはサティナと同じ綺麗な銀髪だが、髪を結っているサティナとはまた違い、結わずにそのまま後ろに流した金眼エルフ、風でフワフワと揺れる度に太陽光に煌めく髪は、とても美しかった。
 更にサティナとは違う色の美人、金髪碧眼で髪型はサティナと同じポニーテールにしているエルフ。

 服装はサティナと同じく、和服を動きやすくしたような服に胸当てなど軽鎧、そこへ外套を羽織っている。


 太陽光に煌めく銀と金、美しい森の妖精などという言葉が似合うその二人は、周りをキョロキョロとしながら村長と会話をしていた。

 二人のエルフは、村長の近くに来たヨシタカを一瞥すると、


「村長よ。この村、何かあったか? 家や門に損壊の跡が見られるし、何となく人数が少ない様な気がするが……」


 銀髪ロングのエルフがそう村長に問うた。
 村長は少し顔を曇らせながら、


「数日前、ウルフとワイバーンに襲われてしまい……」

「ワイバーンだと……っ!? それで! 村の被害は?」

「ワイバーン……」


 告げられた言葉に、二人のエルフは驚いた様子で村長の顔と村の様子を交互に確認していた。


「ですが、こちらのヨシタカ様とハイエルフのサティナ様に救って頂き……犠牲は出ましたが、何とか私共は無事で御座います」


 村長がヨシタカへ向き、再度エルフの二人へ向いた。

 村長がそう言うと、銀髪ロングのエルフと金髪碧眼のエルフが目を見開いた。
 同時、視線はヨシタカへと移動する。


「ヨシタカ……と言ったか、変わった名前……いやまさか……ふむ。お前がサティナと共にこの村を救ったのは本当か?」

「俺は何もしていません。近くに居ただけですよ。サティがワイバーンを倒してくれました」

(余計なことを言ってしまったか? いや、俺が倒したとか嘘でも言えないし大丈夫だろう。それに、サティが弱く見られるよりはいいはず……)


「『サティ』……か。まぁいい、それは本当か? サティナが倒したんだな?」

「はい」

「そうか……」

「お姉ちゃん……本当に……」


 金髪碧眼ポニーテールのエルフから、気になる言葉が発せられた。


「お姉ちゃん? もしかして、サティの妹さん!?」

「え? あ、はい! サティナお姉ちゃんの妹――ユティナですっ」

「おおおぉ! サティが褒めてた最高の妹さん! 実在したんだ!? 感動だぁ~」



 ヨシタカの急なテンションに驚いたエルフの二人だが、そんな彼の後ろから唐突に聞き慣れた声が発せられた。


「……実在したんだとは失礼な。当たり前だろう」

「あ……、サティ。準備出来たん――」

「――サティナお姉ちゃんっ!」


 サティナの登場にヨシタカが声を掛けるが、その声を遮り金髪碧眼エルフ――サティナの妹ユティナが彼女へ抱き着いた。
 ユティナの顔は嬉しそうだが、どこか寂しそうにも見えた。瞳にある涙のせいだろうか。


「ユティナ……元気だったか……といっても、未だそんなに時間は経ってないか……」

「そうだけど! でもお姉ちゃんがいない日々が寂しくて……っ! 毎日一緒にいたのにっ! 応援するって言ったのに、でもやっぱり寂しくて……うぅ……」

(動画撮りたい……)

「……ありがとうユティナ。私も……会いたかった」

「うぅぅ……お姉ちゃん……っ!」

「サティ。愛されてんじゃん」


 感動の場面にヨシタカが込み上げるものを抑えていると、もう一人の銀髪ロングのエルフがサティナをじっと見据えていた。
 そのままその綺麗な口を開き、


「サティナ。ワイバーンを倒したのか?」

「あ……」


 妹ユティナへと顔を綻ばせていたサティナの表情が、一瞬にして氷の様に冷えたのがわかった。




「ラティナ姉様……」



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