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8話

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母のやらかしとは、婦人倶楽部とかいう集まりに参加してたらしいけど、中身がまぁー酷いらしい。

皆んなで楽しくお茶会なんて建前。

本当は、高位貴族の別邸で旦那が見てないことをいいことに、男娼数名を派遣してもらい其々お気に入りと宜しくやっていたんだと。

勿論、間違っても子供が出来ない様にと避妊薬を忘れずに服用して。

しかし、何故に母はそんな倶楽部に入ることになったのやら。

母は、元は男爵令嬢で高位貴族との縁なんて薄いと思うんだけどなぁ

なんて、考えていたら今まで他の大人たちと話し合いをしていたのに、急にお祖母様が私へ視線を向けて来た。

「マーガレット、何か疑問でもあるの?」

びっくりしたけど、正直に言ってみることにする

「はい。何故元男爵令嬢だった母が、そんな倶楽部に入れたのか?高位貴族との縁があるとは思えなくて。誰か仲介した人が居るのではと。」

そう聞くや否や、お祖母様の美魔女顔が何やら怖いオーラが見えるような微笑みに見えた

ぶるりっ

「マーガレット、良いところに目をつけたわね?そう、仲介者が居たの。誰だか予想出来るかしら?」

う~む。今出てる登場人物で考えると‥

「わたしの予想は、、、父と接触していた女性ですかね。」

その瞬間、確かにわたしは見た。

お祖母様の目が、まるで獲物を見つけた野獣の如き光をしていた。

ヒイィィィ~、きょわい!

「お、お祖母様、わたしまだその女性がどんな身分かは知りません!先程からの話を聞いていて、登場人物たちの中に女性がその方しか居なく、母に接触し易いのかなぁとしか予想出来ませんでした。」

考えてたことを、全部吐きました。

「うふふっ、でも正解!因みに、は元伯爵令嬢よ。マーガレットは正直な子ねぇ~何処かの馬鹿とは大違いだわぁ」

あっ、ぼこぼこ顔の父がちょっとビクッとした。

その瞬間もお祖母様は、満面の笑みでわたしを誉めてくれます。

けど、背後にどうしても異様なオーラがわたしには見えてしまう。

「まだまだ、貴族の子女として実力不足ですし今はまだ素直が一番かと、、、。」

恐る恐る言ってみた。

「今は良いのよ。だけど、これからは教育いたしますわ。」

ヒイィィィ~、きょわい!!

ラーラ!ヘルプ!

「お、お、お手柔らかにお願いします。まだ、記憶が戻りませんので、、。」

しかし、既にお祖母様の中で何かプランがあるのかニコリとしているのみで、良い返事はいただけなかったぁ~。

イメージ 母
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