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光藤君と遊ぼうの回!
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そうしている間もあいつらは性懲りもなく騒いでなんか……殴ってね?
???????
いつの間にそんな展開になったんだ?
「おいお前らあれ見てみろ」
「ん?なんだ……って、ぶほっwwwww」
「まだ食い終わってない……あー、うんwwwwwあれだね」
「馬鹿だ」
全く同意だよ。早速なんらかの騒動を起こしてるとな。しかも食堂で。一体何が起きたのか見逃してしまったので仕方なく隣のテーブルの子の肩をちょんちょんとつつく。
「ん?なんだ?」
「ちょっと失礼、あれはいったい何が起きたんだ?俺が気づいたのは糞虫……コホッ、な、な、な……あ、成香だ!成香の信者が殴ったところでな」
「糞虫って(笑)しかも名前忘れてるし(笑)というか信者って、確かにそうだけど……いやね、――――――」
聴いてみたところ、毬藻が信者とぎゃいぎゃい周りの迷惑も考えず騒いでいたら急に毬藻が立ち上がって呼んだらしい。食堂に入ってきた例の毬藻信者の一人の同室者に向かって。不運だな。
それで同室者クンがUターンしようとしたらしい。だけどそれを一早く察知した毬藻信者……同室者クンと同じ部屋のな?が同室者クンのところに走って行って無理矢理引っ張ってきたらしい。うっわー……
それで、毬藻の前に放りだされて糾弾が始まったんだと。何故今無視して帰ろうとしたのか、から始まって前から毬藻が話しかけているのにどうして毎回言葉を返さずにすぐ立ち去ってしまうのか、と。
いやいや、当たり前だろなんでお前と会話しなきゃいけないの苦痛でしかないのに。
それで、なんか同室者クンが爆発してしまったらしい。もう嫌だと、話しかけてくるな、なにが友達だ!友達になった覚えは無いし僕はお前が嫌いだ!と…
いやーなんかもう、お疲れって感じ。そこで毬藻が泣いちゃったらしく同室者クンを連れてきた毬藻信者が激昂してぶん殴ったと。
馬鹿か。
それで事情を聴いている間も進行していってて、殴ったやつとは違う毬藻信者がテーブルの上に乗っていたコップを倒れた同室者クンの上で傾けて水を落とし、罵倒している。もう何なのこいつら。
周囲は野次馬となって止めに入らないし、いや止めに入って関わるのは嫌なのはわかるけど。あ、毬藻信者が同室者クンの襟を掴んでゆっくりと持ち上げた。いやーな予感がするなぁ。
「なぁ」
「なんだ?」
「ん?」
「俺の名前は黙っとけよ、偽名でも面倒になるから。あと、そのかばんは後で合流する時に持ってきて」
「「え?」」
もう時間がない。意図がわからないようで聞き返す二人を置いて、俺は立ち上がった。うーん、間のテーブルが邪魔でこのまま行っても間に合わねぇか…仕方ねぇ、目立つけど顔は見えねぇし、二人が黙ってくれるからいっか。
毬藻信者が拳を握る。足を踏み出す。
拳を振り上げる。床を蹴った、ダンッと音が響く。
後ろに引き絞る。天井近くまで飛び上がって間のテーブルを飛び越える。こちらを見た数人の生徒が呆然と俺を見てるのが見えた。
パシッ
「「「「…………ッ!!?」」」」
「ふぅっ、駄目だろ?殴ろうとしちゃ」
「お、お前っ、その手を離せ!!」
「やーだね、あははっ」
そうしたらまた殴ろうとするだろう?同室者クンの襟を握っている方の腕を蹴り上げ同室者クンの腰に腕を回して引き寄せる。あーあー、咳しちゃって、苦しかっただろうに。
???????
いつの間にそんな展開になったんだ?
「おいお前らあれ見てみろ」
「ん?なんだ……って、ぶほっwwwww」
「まだ食い終わってない……あー、うんwwwwwあれだね」
「馬鹿だ」
全く同意だよ。早速なんらかの騒動を起こしてるとな。しかも食堂で。一体何が起きたのか見逃してしまったので仕方なく隣のテーブルの子の肩をちょんちょんとつつく。
「ん?なんだ?」
「ちょっと失礼、あれはいったい何が起きたんだ?俺が気づいたのは糞虫……コホッ、な、な、な……あ、成香だ!成香の信者が殴ったところでな」
「糞虫って(笑)しかも名前忘れてるし(笑)というか信者って、確かにそうだけど……いやね、――――――」
聴いてみたところ、毬藻が信者とぎゃいぎゃい周りの迷惑も考えず騒いでいたら急に毬藻が立ち上がって呼んだらしい。食堂に入ってきた例の毬藻信者の一人の同室者に向かって。不運だな。
それで同室者クンがUターンしようとしたらしい。だけどそれを一早く察知した毬藻信者……同室者クンと同じ部屋のな?が同室者クンのところに走って行って無理矢理引っ張ってきたらしい。うっわー……
それで、毬藻の前に放りだされて糾弾が始まったんだと。何故今無視して帰ろうとしたのか、から始まって前から毬藻が話しかけているのにどうして毎回言葉を返さずにすぐ立ち去ってしまうのか、と。
いやいや、当たり前だろなんでお前と会話しなきゃいけないの苦痛でしかないのに。
それで、なんか同室者クンが爆発してしまったらしい。もう嫌だと、話しかけてくるな、なにが友達だ!友達になった覚えは無いし僕はお前が嫌いだ!と…
いやーなんかもう、お疲れって感じ。そこで毬藻が泣いちゃったらしく同室者クンを連れてきた毬藻信者が激昂してぶん殴ったと。
馬鹿か。
それで事情を聴いている間も進行していってて、殴ったやつとは違う毬藻信者がテーブルの上に乗っていたコップを倒れた同室者クンの上で傾けて水を落とし、罵倒している。もう何なのこいつら。
周囲は野次馬となって止めに入らないし、いや止めに入って関わるのは嫌なのはわかるけど。あ、毬藻信者が同室者クンの襟を掴んでゆっくりと持ち上げた。いやーな予感がするなぁ。
「なぁ」
「なんだ?」
「ん?」
「俺の名前は黙っとけよ、偽名でも面倒になるから。あと、そのかばんは後で合流する時に持ってきて」
「「え?」」
もう時間がない。意図がわからないようで聞き返す二人を置いて、俺は立ち上がった。うーん、間のテーブルが邪魔でこのまま行っても間に合わねぇか…仕方ねぇ、目立つけど顔は見えねぇし、二人が黙ってくれるからいっか。
毬藻信者が拳を握る。足を踏み出す。
拳を振り上げる。床を蹴った、ダンッと音が響く。
後ろに引き絞る。天井近くまで飛び上がって間のテーブルを飛び越える。こちらを見た数人の生徒が呆然と俺を見てるのが見えた。
パシッ
「「「「…………ッ!!?」」」」
「ふぅっ、駄目だろ?殴ろうとしちゃ」
「お、お前っ、その手を離せ!!」
「やーだね、あははっ」
そうしたらまた殴ろうとするだろう?同室者クンの襟を握っている方の腕を蹴り上げ同室者クンの腰に腕を回して引き寄せる。あーあー、咳しちゃって、苦しかっただろうに。
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