証

初めてのお家に帰ることにしました。

６

その後も色々と話して解散とした。俺は部屋に戻り、カバンを開いてつまみを食いながらベッドに寝っ転がる。んー、快適。

でもまあ、養父は相変わらず養父だったよ。ははは

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「ドォーしよッかなぁ」

なんかズっと抑えてたんだけど人格の狂いの進行が早まってるんだヨなぁ…
今年一年ハ持って欲シいんだぁけど、ちょっとキツそウ？

俺はパソコンを開いてこォの屋敷の監視カメラを全部ハックする。ンー、一個この部屋にあるナァ…あそこか。いけないヤツだなァ？駄目だヨな？イケないヨなぁ？

あァ、ダメダメ。とりあえず隠しカメラのところになんか物置いて部屋の中を隠す。エーと、カッターとタオルはぁっと………あったあった。
もうなんかカッターは常に持つようにしてるんだよな。何の為って？それはよーくわかってるコとじゃあないか

「こうするンだヨ」

タオルを腕の下に引いて袖をめくる。カッターの刃を取り出してぶっ刺した。
あか、あか、赤…真っ赤っか
傷からあふれ出した赤が零れ落ちてタオルをその色に染めていく。
赤い赤い赤い…血ィ

それを見ていると落ち着いていくんだよ。溢れ出す命の水、白を染めていく至高の赤、もっともっともっともっと染まればいいんだ。赤に赤に赤に染まれば、ひひ、ひへへへへはっ？はははははははははははははははは

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よし、包帯巻いて…ちょっと強く巻いて止血したほうが良いよな。あー、欲求を満たしてもう一個の方に移せたはいいももの、タオルがすげぇことになってる。なんかバグったのは知らね、気にしないことにする。むしろ思い返すとなんか厨二病みたいでやだ。いや、まあ厨ニ病患者が悪いとは言わないよ？どっかの誰かさんが言ってたけど

「我らが万能の種はみな胸の奥に世を狂わす漆黒の権化が宿しているのだ。我はそれを…(訳：ぼくたちにんげんはだれしもちゅうにごころをもっているんだよ。ぼくはそれを…以下略)」

らしい、一生表に出さなければいいんじゃないかなとは思ってるけど。あれ、反応に困るんだよ。明日、この世の知識を黒なる手で埋め込んだアカシックレコードを天上に連なる者どもに叩きつけなければならない…(訳：明日ノート提出しなきゃ…)とか、くっ、駄目か…暗黒邪宗教のやつに六が獄の呪にやられた傷を聖なる御手により浄化された正常なる封印で鎮めなければ…(訳：サッカーで敵に押されちゃってできた傷を保険医に見せて包帯に巻いてもらわないと…)

…普通に喋れよ！クラスの一人にいるんだよな…しかもどっかで厨ニ仲間と視聴覚室でサバト開いてアニメ見たりしてるし、その割には意味不明な言葉の羅列をつらつらと…