Lara

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騒ぎの終結と夕焼けの空

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あんまりな俺の物言いに会長も頭に来たようで額に青筋が浮かんでいた。

「スムーズに事を進めることが出来ない、鋭く観察して場を和らげることが出来ない、丁寧に素早く仕事を捌くことが出来ない、人を笑わすことは出来ない……簡単に全部出来るようになられちゃあこっちの立つ瀬がないっちゅーの。」
「「…は?」」

はいハモったーここから変なテンションの会計様で行かせてもらいます。こうなったら今まで思ってきたこともさっぱりと言わせてもらおうか。

「欠陥品だって言うけどな、誰しもどこかしら欠陥なんてあるに決まってんだろ馬鹿。もうめんどくせぇ、副会長にワンコに双子にいかにも影を抱えてますってやりよって、果てには会長までコンプレックス。会長と副会長はお互いに相手のできるところばかり見ているがそんな上出来の人なんていねーわ馬鹿。出来ない出来ない羨ましい。テメェらで出来ることでも一般的な奴にはもっと出来ねぇやつもいんだよ馬鹿。隣の芝生は青く見えるってもんなんだよいい加減気づけや馬鹿。」

はーすっきり。グダグダ言ってんじゃねえよ本当にこれこそ周りを見れってもんだ。
結局何が言いたいのかっていうと、テメェらより出来ねぇやつは世の中に腐るほどいるんだから気づけってことだ。

「うだうだ言わせるためにテメェらを連れてきたんじゃねぇんだよ。さっさと仲直りしろや馬鹿。」
「ば、馬鹿馬鹿何回も言いやがって……」
「うるせぇバ会長。」
「なっ」
「馬鹿って言われるようなことをしてるから馬鹿って言ってんだよ。ここまでお膳立てしたんだからさっさとしろ。」
「はぁ、ここまで言われてしまったのですからさっさとやりますよ。」
「わかったよ……」
「それでよろしい。」

やれ、さっさとやれ。俺はびぃえるを補給したいんだ。なんならお前らが握手するついでに勢い余ってハグ(はぁと)してもいいんだぞ?この後も話すことは説教はある続くからな。不審者の件とか、不審者の件とか。

「…龍」
「!」
「先日は酷いことを言ってすみませんでした。」
「…ああ、俺もすまなかった。」
「よーしよし、仲直りは出来たか!」
「ええ」
「ああ」

微笑み合う美形二人。ああ、ぷまい。これが俺の頑張りへのご褒美か…まだ終わっていないが。強制禁BL明けの萌え摂取、双子とワンコと先ほども萌えはあったけどここまでの強烈な萌えは久しぶりだ。王道クンと取り巻き?あれはもうすでに萌えには入らない。
会長と副会長の仲直りも終わりもう憂いはないと帰ムードなみなさん、残念なお話があります。

「帰ろうとしているところで悪いが、まだ話すこととやることがあるから…返さねぇぞ?」

不審者の件と終わらせていない仕事もあるからな。

「あ、会長とワンコはもう帰っていいから。」

貴方達はさっさと帰りやがれ下さい。とにかく寝ろ。隈できてただろ、休め。

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