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崩壊の訪れと次への兆し
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「うんうん、これっで設置かんりょーだね~」
「ふむ、いいんじゃないか?」
「へっへーん。これで毎日ぶっ続けでしごとができるけどね~」
まあ、そんな毎日ももう終わらせてやるが
朝起きて仕事、昼食べて仕事、夜寝るまで仕事、仕事仕事仕事…いい加減うんざりなんだよこんな生活。萌えを感じたい。補給したい。BL本を読みたいBLアニメを見たいBLゲームをしたい。これは腐男子にとって死活問題なんだ!!萌えを!萌えをプリーズ!!王道はもういい!ここ数日で十分だ!だが、他の新鮮な萌えを!救いを!幸せを!てにいれたいんじゃあーーー!!!!
ということで、
「ちょっと用事があるから行ってくるね~」
「おう、気を付けてこいよ。」
「ん~」
お外に出発だ~!!(キャラ崩壊)
と、部屋を出て数分歩いたところで足を止めるとあたりを見回して人がいないのを確認した。そして
パンパン
「【狂犬】、来い。」
「はっ…」
手をたたいてそいつの名を言い、呼んだ。すると一人の少年が上から飛び降りてきた。
こいつは飯綱 雅、俺と同じ二年生というかクラスメイトだ。生徒会会計親衛隊親衛隊長に就いていてなおかつ、俺の狂信者である。いや、ほんと、冗談抜きで。というか、俺の親衛隊に所属している子たちは全員俺の狂信者である。こいつのせいで。入隊してくる子たちには一対一のレッスンがあり、そこで洗脳(比喩ではない)を施しているらしい。ついでに同じ部屋の相方にもそれをやったんだと。ドンマイ、まあ今そのこが上にいる気配があるが。彼もなんかすごいことになっていたがそれは後日で。とりあえずその洗脳うんたらの情報源は目の前の少年だ。彼らの狂信ぶりに疑問を持ち聞いてみたら俺にそのまま堂々と言ってきたからな。恐怖でしかなかったわ。俺のどこがいいんだ、と聞くと
『それはもちろん貴方様という存在の全てです。』
『……』
といって、微笑んできた。目の奥をギラギラと光らせながら。
哲学かっ!!!
もうなんだろう、ここまでくると清々しかったわ。
今更だが、彼の前では演技はしていない。バレたから。あと、していなくても言いふらさないからな。彼と、その相方(天井裏にいるやつ)とあと数人は学園では常に俺のそばに潜んでいる、交代制で。流石に生徒会室の中やプライベート空間には入ってこないが…その外にはいるけど。まあ、そいつらの前では演技はしない。答えは不毛だから。いやだって、一日中べったりと俺の周りにいるんだぞ!?ストレスで死ぬわ!!!
お前ら授業は大丈夫なのか、と聞くと特待生の子だったり、特例(ある試験を受けて合格すると授業免除できる)を受けている子だったりらしい。ほんとに何やってるんだろこいつら。青春棒に振っているだろ。それも言ってみると
『僕ら生徒会会計様親衛隊は貴方様の為にをポリシーとした貴方様主義の親衛隊です。貴方様に使用されることを当然とし、貴方様のお力に、手に足に頭になる道具です。貴方様の命令ならば苦しみながら死ねといわれても貴方様の為なら実行します。僕たちは貴方様に使われることを使命とした矮小なる駄犬です。青春程度、貴方様に比べたら塵芥も同然です。』
そう返された。この日から俺はこの少年に狂気を感じ、狂犬と名付けた。こんな不名誉な名前でも感激に涙をボロボロこぼしながら喜んでいたが。
「ふむ、いいんじゃないか?」
「へっへーん。これで毎日ぶっ続けでしごとができるけどね~」
まあ、そんな毎日ももう終わらせてやるが
朝起きて仕事、昼食べて仕事、夜寝るまで仕事、仕事仕事仕事…いい加減うんざりなんだよこんな生活。萌えを感じたい。補給したい。BL本を読みたいBLアニメを見たいBLゲームをしたい。これは腐男子にとって死活問題なんだ!!萌えを!萌えをプリーズ!!王道はもういい!ここ数日で十分だ!だが、他の新鮮な萌えを!救いを!幸せを!てにいれたいんじゃあーーー!!!!
ということで、
「ちょっと用事があるから行ってくるね~」
「おう、気を付けてこいよ。」
「ん~」
お外に出発だ~!!(キャラ崩壊)
と、部屋を出て数分歩いたところで足を止めるとあたりを見回して人がいないのを確認した。そして
パンパン
「【狂犬】、来い。」
「はっ…」
手をたたいてそいつの名を言い、呼んだ。すると一人の少年が上から飛び降りてきた。
こいつは飯綱 雅、俺と同じ二年生というかクラスメイトだ。生徒会会計親衛隊親衛隊長に就いていてなおかつ、俺の狂信者である。いや、ほんと、冗談抜きで。というか、俺の親衛隊に所属している子たちは全員俺の狂信者である。こいつのせいで。入隊してくる子たちには一対一のレッスンがあり、そこで洗脳(比喩ではない)を施しているらしい。ついでに同じ部屋の相方にもそれをやったんだと。ドンマイ、まあ今そのこが上にいる気配があるが。彼もなんかすごいことになっていたがそれは後日で。とりあえずその洗脳うんたらの情報源は目の前の少年だ。彼らの狂信ぶりに疑問を持ち聞いてみたら俺にそのまま堂々と言ってきたからな。恐怖でしかなかったわ。俺のどこがいいんだ、と聞くと
『それはもちろん貴方様という存在の全てです。』
『……』
といって、微笑んできた。目の奥をギラギラと光らせながら。
哲学かっ!!!
もうなんだろう、ここまでくると清々しかったわ。
今更だが、彼の前では演技はしていない。バレたから。あと、していなくても言いふらさないからな。彼と、その相方(天井裏にいるやつ)とあと数人は学園では常に俺のそばに潜んでいる、交代制で。流石に生徒会室の中やプライベート空間には入ってこないが…その外にはいるけど。まあ、そいつらの前では演技はしない。答えは不毛だから。いやだって、一日中べったりと俺の周りにいるんだぞ!?ストレスで死ぬわ!!!
お前ら授業は大丈夫なのか、と聞くと特待生の子だったり、特例(ある試験を受けて合格すると授業免除できる)を受けている子だったりらしい。ほんとに何やってるんだろこいつら。青春棒に振っているだろ。それも言ってみると
『僕ら生徒会会計様親衛隊は貴方様の為にをポリシーとした貴方様主義の親衛隊です。貴方様に使用されることを当然とし、貴方様のお力に、手に足に頭になる道具です。貴方様の命令ならば苦しみながら死ねといわれても貴方様の為なら実行します。僕たちは貴方様に使われることを使命とした矮小なる駄犬です。青春程度、貴方様に比べたら塵芥も同然です。』
そう返された。この日から俺はこの少年に狂気を感じ、狂犬と名付けた。こんな不名誉な名前でも感激に涙をボロボロこぼしながら喜んでいたが。
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