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転校生と副会長イベント
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さて、現在昼前。
「ねね、副会長、お昼ご飯食べなーい?僕お腹すいた~」
「そうそう!」
「それだったらさ!」
「「転校生も見てみたいな!」」
「あ~、確かにぃ。副会長をここまで骨抜きにした~転校生クンを見てみたいなぁ~多分食堂にいるんでしょ~?ちょうどいいから見に行こうよ~」
「…ん!見て…み、た……」
「ふむ。そうだな。大樹をこんな風にしたやつだどんな奴なのか気になるな。」
よしよし、イベントに近づいてきた。このまま突っ切って……!
「だめです!貴方達を会わせたらどうなるか……とにかくだめです!」
「えー!?」
「やだやだやだあっ!!」
「「じゃあ、勝手に会いに行くもんっ!」」
「やめてくださいっ!…はぁ、分かりました。行きましょう。貴方達がそうなったら、何を言っても止まりませんからね。」
「「やったーっ!」」
決まった。副会長でも双子のわがまま攻撃には勝てなかったか。
「「じゃあ、食堂へGOー!」」
「ん!」
「仕方ありませんね……」
さて、俺も行くか。俺はパソコンの電源を落とし、椅子から立ち上がると
「よーし!かいちょーも行こ行こ!」
「ああ、そうだな」
扉の外に立って会長が通り過ぎるのを待つ。
少し開いた窓にそこから流れ出るさわやかな風。緩やかに揺れる空色のカーテン。漏れ出る光に照らされたソファー。整理されて机の上に載せられた書類の束。横に置いてある光沢感のあるPC。どれを見ても見慣れた生徒会室の風景で
「椿」
生徒会室の中をぼんやりとみていたら、いつの間にか通り過ぎたのか会長が後ろにいた。
「行くぞ」
「うんっ!」
なぜ、生徒会室の中をじっくりと見ていたなったのか分からなかったが、声を掛け、律儀に俺を待ってくれる会長を見ていたらどうでもよくなった。
「じゃあ、行こっか」
俺は会長に笑いかけ、扉から手を放す。先に行ってしまった副会長たちを追いかける俺たちの背中に
“ バタン ”
と、音が届いた。
「ねね、副会長、お昼ご飯食べなーい?僕お腹すいた~」
「そうそう!」
「それだったらさ!」
「「転校生も見てみたいな!」」
「あ~、確かにぃ。副会長をここまで骨抜きにした~転校生クンを見てみたいなぁ~多分食堂にいるんでしょ~?ちょうどいいから見に行こうよ~」
「…ん!見て…み、た……」
「ふむ。そうだな。大樹をこんな風にしたやつだどんな奴なのか気になるな。」
よしよし、イベントに近づいてきた。このまま突っ切って……!
「だめです!貴方達を会わせたらどうなるか……とにかくだめです!」
「えー!?」
「やだやだやだあっ!!」
「「じゃあ、勝手に会いに行くもんっ!」」
「やめてくださいっ!…はぁ、分かりました。行きましょう。貴方達がそうなったら、何を言っても止まりませんからね。」
「「やったーっ!」」
決まった。副会長でも双子のわがまま攻撃には勝てなかったか。
「「じゃあ、食堂へGOー!」」
「ん!」
「仕方ありませんね……」
さて、俺も行くか。俺はパソコンの電源を落とし、椅子から立ち上がると
「よーし!かいちょーも行こ行こ!」
「ああ、そうだな」
扉の外に立って会長が通り過ぎるのを待つ。
少し開いた窓にそこから流れ出るさわやかな風。緩やかに揺れる空色のカーテン。漏れ出る光に照らされたソファー。整理されて机の上に載せられた書類の束。横に置いてある光沢感のあるPC。どれを見ても見慣れた生徒会室の風景で
「椿」
生徒会室の中をぼんやりとみていたら、いつの間にか通り過ぎたのか会長が後ろにいた。
「行くぞ」
「うんっ!」
なぜ、生徒会室の中をじっくりと見ていたなったのか分からなかったが、声を掛け、律儀に俺を待ってくれる会長を見ていたらどうでもよくなった。
「じゃあ、行こっか」
俺は会長に笑いかけ、扉から手を放す。先に行ってしまった副会長たちを追いかける俺たちの背中に
“ バタン ”
と、音が届いた。
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