証

第一章 王道転校生編 Lost Memories Ⅰ

The God of Slaughter

あかい　あかい　まっかっか

ひとつ　ふたつ　むくたるかじつ

はじけて　ちぎれて　おしつぶされて　

【へやとも言えない空間に新たな紅い花が開く。】

きみと　かわした　やくそくが

ぼくの　おれの　わたしの　われの

てのなかで　つぼみとして　まちつづける

【沢山の童子が部屋に居た。だが今は花を、真っ赤な花を咲かせる代償生け贄に一人、一人と消えていった。】

とわに　とわに　つづくものはなく

こわれ　うちくだかれ　きょむにきす

わらわは　ただひとり　まことなるみとして

せかいの　ちゅうしんで　まいつづける

よがおわるまで

【その部屋がなにかの力が作用したのか不思議な世界になった。】

【そして一人、世界の真ん中で舞い続けている者がいた。銀に輝く長い髪を舞い散らし、薄い布を何枚も重ねた衣装を着、外見に比べ舌っ足らずに歌いながら。
その姿はこの世界の地面に広がる赤い紅い花が散るのと共に神秘を現していた。】

【赤い花は「ハナニラ」】

【その花本来の色はかけらも見せず、赤に染まった姿は命が燃えているかのよう。】

銀の髪を持つ子は踊り続ける。最後まで
声にならない声悲鳴を出しながら上げながら

誰か……助けて………


と…


[[遘句次 繧ｸ繝ｫ 鬥咎㈹読み取れませんの手記から一部抜粋]]











ハナニラ　花言葉は【悲しい別れ】