10 / 12
お得意様、登場…?
しおりを挟む「なかなか便利なものだな」
網の上にカマンベールチーズやオイルサーディンを並べていると、ソランツェが焚き火台を見ながら感心している。
網が乗せられるこういう器具はないそうで焚き火は地面に直で火!らしい。そして、焼きたい肉や鍋は三脚(トライポッド)で吊り下げる。土魔法が使える人は簡易的なかまどを作ったりするみたいだけど。
へえ、そうなんだと言いながら、網付きの小さい折り畳み焚き火台とメスティンやシェラカップをセットにしてここで売ったらソロ冒険者に売れそうじゃない?とかもっとシンプルにトライポッド用に吊り下げられる網の製造販売を考えたけど、どう作ればいいんだろう?鍛冶?魔法でいけるかな?
今後考えてみようと思った所で、チーズやオイルがぐつぐつして来たので火力の弱めの所へ移動し、空いた場所にステーキ肉とウインナーを置く。美味しく焼けろよ~。
「リヒト、袖が危ない。今、火が付きそうだった」
「火に油だもんな」
どうも肉の油で火が燃え上がり袖がやばかったらしい。無駄に袖口広いからひらひらしてるんだよな、この派手な上着。
「ほら、脱げ。椅子に置いておくから」
「ん、ありがと」
ソランツェに脱がせてもらいながら、オイルサーディンの味付けをしたりチーズをかき混ぜる。うーん、美味しそう。
皿にチーズを付けたパンとウインナーを取ってソランツェに手渡す。
「はい。ソランツェ、これ先に」
「この白っぽいのは何だ?」
「チーズだよ。判る?」
「固形の物は知っている。……食べた事はないが」
「これね、チーズフォンデュっての。熱で溶かしたチーズにパンやウインナーとか付けて食べると美味しいんだよ」
「ウインナー?」
「あ、ソーセージって言った方がいいのかな?判る?お肉といえばお肉かなあ」
「ソーセージとやらも聞いた事はないが……」
「じゃあ、パンから食べてみて。ほい、あーん」
ちょっとふざけてあーんとしてみたら素直に口を開けるソランツェにそのままチーズの付いたパンを食べさせる。と、耳が横にぺたんとしてしっぽをブンブン振りだした。
「美味い」
「あは。よかった。じゃあ、次はこれ」
あーん、とウインナーも口へ入れると、これまたブンブンしっぽが揺れている。
喜んでくれているんだなって嬉しくなるね。こんなのステーキ肉食べたらどうなっちゃうんだろう?しっぽ千切れるんじゃない?
さて、そんなソランツェを見ながら俺は椅子に腰を下ろしオイルサーディンとビールで一杯!美味~い!
ソランツェにもビール勧めたけどお酒飲まないんだってさ。気にせず飲めと言われたので気にせず飲んでやる。
「そろそろお肉もいい感じ~!」
「っ、リヒト?!」
肉はいい感じで焼けたかなと思って、勢いよく椅子から立って肉の様子を見ようと少し中腰になっていたら何やら横からソランツェの慌てる声がする。
何だ、どうした?と顔を向けてみれば顔を赤くしたソランツェが一点を見つめ固まっている。
「え?どうし――」
ソランツェは俺の横で小さい折り畳み椅子に座っていたので、目線の位置が中腰で立つ俺の下半身に……おっと?俺の脚……
「わあああああ!!」
「すまない!見るつもりはなかった!!」
「あああああああ!!!」
さっき立ってた時に、すっかり忘れて上着脱がせてもらったけど、あれは脱いじゃ駄目なんだった。Oh……。
ソランツェにはアシュマルナにやられた無駄に開いたスリットから俺の下半身が見えたようで……、どこがどう見えたかは怖くて聞けない。
慌てて脱いでいた上着を腰に巻き羞恥にぷるぷる震えていたら、顔は未だ赤いが我に返ったソランツェから
「……そんな扇情的な服と下着は止めた方がいいぞ」
と、有難いご忠告を頂いた。
「そこに俺の意思はないんだよ……」
俺、泣きそう。
++++++
その後、お通夜みたいな雰囲気の中ご飯を食べた。
ソランツェがこの肉美味しいなって一生懸命盛り上げてくれたけど俺のテンションは暖簾に腕押し糠に釘状態だった。ごめん、変なもの見せて。
片付けも終え、今日はしっかりシャワーテントも用意してのお風呂を準備する。ゆっくり浸かって傷を癒やしたい……。ポータブル浴槽は小さいからそんなにゆったり出来ないけども。
「貴重な水なんだがなあ……」
早く入りたいなと思いながら浴槽にお湯の準備をしているとソランツェが横に来てちょっと難しい顔している。アシュマルナのおかげと理解はしていても複雑らしい。
この世界、聞く限り水路はあるが日本みたいな便利な水道設備はない。水路と言っても排水用で、生活用水や飲用出来る水は井戸からか魔法で生み出す。
しかし、そもそも魔力と引き換えに水を生み出せる水魔法が使える人はごく少数しか生まれないらしく、十歳の時に行われる適性判定で水属性が使えると認められるとすぐに国や貴族に連れて行かれる。衣食住面倒見てやるので高貴な我らの為に常に水を生み出せって話らしい。
で、自分達はそれで水は確保出来ているので平民たちの為の生活用水・飲用水の水路整備がなかなか進まない。やってはいるらしいけど。だから、現時点での平民の水は基本的に井戸からで貴重なもの。
お風呂なんかは水が豊富に使える王族とか金持ち貴族のもので、水が貴重な平民は体を濡らした布で拭くのがメイン。冒険者の人とかは綺麗な泉や川があればそこで水浴びしたりするらしい。なんつーか、衛生環境大丈夫なん?て思うわ。
まあ、そんなんだから、ソランツェはこの車内の簡易キッチンの蛇口から飲用もできる綺麗な水が延々と出る仕組みには一番驚いていた。
その時に俺自身も水魔法使えるよって目の前で水球を何個か作ったら、人前で水魔法は使わないようにと注意された。連れて行かれたくないから守りましょう。
「ソランツェも入るだろ?」
「は?!」
湯の準備も出来たし、ボディソープとかタオルやら着替えを出しながら訊くと、吃驚した声を上げて固まってしまった。
そして、みるみる内に顔が赤く――
「え? あ! ゴメッ、一緒にって訳じゃなくて、後で、俺の後でって事! 先でもいいけど!」
「い、いや、そうだな! スマン、つい……いや、あの」
夕食時の光景が思い出されたって事だよね。お互い顔を真っ赤にしてしばし見つめ合ってしまった。いい大人二人でウブかよ。
よし、風呂で泣こう。
網の上にカマンベールチーズやオイルサーディンを並べていると、ソランツェが焚き火台を見ながら感心している。
網が乗せられるこういう器具はないそうで焚き火は地面に直で火!らしい。そして、焼きたい肉や鍋は三脚(トライポッド)で吊り下げる。土魔法が使える人は簡易的なかまどを作ったりするみたいだけど。
へえ、そうなんだと言いながら、網付きの小さい折り畳み焚き火台とメスティンやシェラカップをセットにしてここで売ったらソロ冒険者に売れそうじゃない?とかもっとシンプルにトライポッド用に吊り下げられる網の製造販売を考えたけど、どう作ればいいんだろう?鍛冶?魔法でいけるかな?
今後考えてみようと思った所で、チーズやオイルがぐつぐつして来たので火力の弱めの所へ移動し、空いた場所にステーキ肉とウインナーを置く。美味しく焼けろよ~。
「リヒト、袖が危ない。今、火が付きそうだった」
「火に油だもんな」
どうも肉の油で火が燃え上がり袖がやばかったらしい。無駄に袖口広いからひらひらしてるんだよな、この派手な上着。
「ほら、脱げ。椅子に置いておくから」
「ん、ありがと」
ソランツェに脱がせてもらいながら、オイルサーディンの味付けをしたりチーズをかき混ぜる。うーん、美味しそう。
皿にチーズを付けたパンとウインナーを取ってソランツェに手渡す。
「はい。ソランツェ、これ先に」
「この白っぽいのは何だ?」
「チーズだよ。判る?」
「固形の物は知っている。……食べた事はないが」
「これね、チーズフォンデュっての。熱で溶かしたチーズにパンやウインナーとか付けて食べると美味しいんだよ」
「ウインナー?」
「あ、ソーセージって言った方がいいのかな?判る?お肉といえばお肉かなあ」
「ソーセージとやらも聞いた事はないが……」
「じゃあ、パンから食べてみて。ほい、あーん」
ちょっとふざけてあーんとしてみたら素直に口を開けるソランツェにそのままチーズの付いたパンを食べさせる。と、耳が横にぺたんとしてしっぽをブンブン振りだした。
「美味い」
「あは。よかった。じゃあ、次はこれ」
あーん、とウインナーも口へ入れると、これまたブンブンしっぽが揺れている。
喜んでくれているんだなって嬉しくなるね。こんなのステーキ肉食べたらどうなっちゃうんだろう?しっぽ千切れるんじゃない?
さて、そんなソランツェを見ながら俺は椅子に腰を下ろしオイルサーディンとビールで一杯!美味~い!
ソランツェにもビール勧めたけどお酒飲まないんだってさ。気にせず飲めと言われたので気にせず飲んでやる。
「そろそろお肉もいい感じ~!」
「っ、リヒト?!」
肉はいい感じで焼けたかなと思って、勢いよく椅子から立って肉の様子を見ようと少し中腰になっていたら何やら横からソランツェの慌てる声がする。
何だ、どうした?と顔を向けてみれば顔を赤くしたソランツェが一点を見つめ固まっている。
「え?どうし――」
ソランツェは俺の横で小さい折り畳み椅子に座っていたので、目線の位置が中腰で立つ俺の下半身に……おっと?俺の脚……
「わあああああ!!」
「すまない!見るつもりはなかった!!」
「あああああああ!!!」
さっき立ってた時に、すっかり忘れて上着脱がせてもらったけど、あれは脱いじゃ駄目なんだった。Oh……。
ソランツェにはアシュマルナにやられた無駄に開いたスリットから俺の下半身が見えたようで……、どこがどう見えたかは怖くて聞けない。
慌てて脱いでいた上着を腰に巻き羞恥にぷるぷる震えていたら、顔は未だ赤いが我に返ったソランツェから
「……そんな扇情的な服と下着は止めた方がいいぞ」
と、有難いご忠告を頂いた。
「そこに俺の意思はないんだよ……」
俺、泣きそう。
++++++
その後、お通夜みたいな雰囲気の中ご飯を食べた。
ソランツェがこの肉美味しいなって一生懸命盛り上げてくれたけど俺のテンションは暖簾に腕押し糠に釘状態だった。ごめん、変なもの見せて。
片付けも終え、今日はしっかりシャワーテントも用意してのお風呂を準備する。ゆっくり浸かって傷を癒やしたい……。ポータブル浴槽は小さいからそんなにゆったり出来ないけども。
「貴重な水なんだがなあ……」
早く入りたいなと思いながら浴槽にお湯の準備をしているとソランツェが横に来てちょっと難しい顔している。アシュマルナのおかげと理解はしていても複雑らしい。
この世界、聞く限り水路はあるが日本みたいな便利な水道設備はない。水路と言っても排水用で、生活用水や飲用出来る水は井戸からか魔法で生み出す。
しかし、そもそも魔力と引き換えに水を生み出せる水魔法が使える人はごく少数しか生まれないらしく、十歳の時に行われる適性判定で水属性が使えると認められるとすぐに国や貴族に連れて行かれる。衣食住面倒見てやるので高貴な我らの為に常に水を生み出せって話らしい。
で、自分達はそれで水は確保出来ているので平民たちの為の生活用水・飲用水の水路整備がなかなか進まない。やってはいるらしいけど。だから、現時点での平民の水は基本的に井戸からで貴重なもの。
お風呂なんかは水が豊富に使える王族とか金持ち貴族のもので、水が貴重な平民は体を濡らした布で拭くのがメイン。冒険者の人とかは綺麗な泉や川があればそこで水浴びしたりするらしい。なんつーか、衛生環境大丈夫なん?て思うわ。
まあ、そんなんだから、ソランツェはこの車内の簡易キッチンの蛇口から飲用もできる綺麗な水が延々と出る仕組みには一番驚いていた。
その時に俺自身も水魔法使えるよって目の前で水球を何個か作ったら、人前で水魔法は使わないようにと注意された。連れて行かれたくないから守りましょう。
「ソランツェも入るだろ?」
「は?!」
湯の準備も出来たし、ボディソープとかタオルやら着替えを出しながら訊くと、吃驚した声を上げて固まってしまった。
そして、みるみる内に顔が赤く――
「え? あ! ゴメッ、一緒にって訳じゃなくて、後で、俺の後でって事! 先でもいいけど!」
「い、いや、そうだな! スマン、つい……いや、あの」
夕食時の光景が思い出されたって事だよね。お互い顔を真っ赤にしてしばし見つめ合ってしまった。いい大人二人でウブかよ。
よし、風呂で泣こう。
333
お気に入りに追加
586
あなたにおすすめの小説
公爵家の次男は北の辺境に帰りたい
あおい林檎
BL
北の辺境騎士団で田舎暮らしをしていた公爵家次男のジェイデン・ロンデナートは15歳になったある日、王都にいる父親から帰還命令を受ける。
8歳で王都から追い出された薄幸の美少年が、ハイスペイケメンになって出戻って来る話です。
序盤はBL要素薄め。

異世界転生してひっそり薬草売りをしていたのに、チート能力のせいでみんなから溺愛されてます
はるはう
BL
突然の過労死。そして転生。
休む間もなく働き、あっけなく死んでしまった廉(れん)は、気が付くと神を名乗る男と出会う。
転生するなら?そんなの、のんびりした暮らしに決まってる。
そして転生した先では、廉の思い描いたスローライフが待っていた・・・はずだったのに・・・
知らぬ間にチート能力を授けられ、知らぬ間に噂が広まりみんなから溺愛されてしまって・・・!?

スキルも魔力もないけど異世界転移しました
書鈴 夏(ショベルカー)
BL
なんとかなれ!!!!!!!!!
入社四日目の新卒である菅原悠斗は通勤途中、車に轢かれそうになる。
死を覚悟したその次の瞬間、目の前には草原が広がっていた。これが俗に言う異世界転移なのだ——そう悟った悠斗は絶望を感じながらも、これから待ち受けるチートやハーレムを期待に掲げ、近くの村へと辿り着く。
そこで知らされたのは、彼には魔力はおろかスキルも全く無い──物語の主人公には程遠い存在ということだった。
「異世界転生……いや、転移って言うんですっけ。よくあるチーレムってやつにはならなかったけど、良い友だちが沢山できたからほんっと恵まれてるんですよ、俺!」
「友人のわりに全員お前に向けてる目おかしくないか?」
チートは無いけどなんやかんや人柄とかで、知り合った異世界人からいい感じに重めの友情とか愛を向けられる主人公の話が書けたらと思っています。冒険よりは、心を繋いでいく話が書きたいです。
「何って……友だちになりたいだけだが?」な受けが好きです。
6/30 一度完結しました。続きが書け次第、番外編として更新していけたらと思います。

実はαだった俺、逃げることにした。
るるらら
BL
俺はアルディウス。とある貴族の生まれだが今は冒険者として悠々自適に暮らす26歳!
実は俺には秘密があって、前世の記憶があるんだ。日本という島国で暮らす一般人(サラリーマン)だったよな。事故で死んでしまったけど、今は転生して自由気ままに生きている。
一人で生きるようになって数十年。過去の人間達とはすっかり縁も切れてこのまま独身を貫いて生きていくんだろうなと思っていた矢先、事件が起きたんだ!
前世持ち特級Sランク冒険者(α)とヤンデレストーカー化した幼馴染(α→Ω)の追いかけっ子ラブ?ストーリー。
!注意!
初のオメガバース作品。
ゆるゆる設定です。運命の番はおとぎ話のようなもので主人公が暮らす時代には存在しないとされています。
バースが突然変異した設定ですので、無理だと思われたらスッとページを閉じましょう。
!ごめんなさい!
幼馴染だった王子様の嘆き3 の前に
復活した俺に不穏な影1 を更新してしまいました!申し訳ありません。新たに更新しましたので確認してみてください!

前世である母国の召喚に巻き込まれた俺
るい
BL
国の為に戦い、親友と言える者の前で死んだ前世の記憶があった俺は今世で今日も可愛い女の子を口説いていた。しかし何故か気が付けば、前世の母国にその女の子と召喚される。久しぶりの母国に驚くもどうやら俺はお呼びでない者のようで扱いに困った国の者は騎士の方へ面倒を投げた。俺は思った。そう、前世の職場に俺は舞い戻っている。

影の薄い悪役に転生してしまった僕と大食らい竜公爵様
佐藤 あまり
BL
猫を助けて事故にあい、好きな小説の過去編に出てくる、罪を着せられ処刑される悪役に転生してしまった琉依。
実は猫は神様で、神が死に介入したことで、魂が消えかけていた。
そして急な転生によって前世の事故の状態を一部引き継いでしまったそうで……3日に1度吐血って、本当ですか神様っ
さらには琉依の言動から周りはある死に至る呪いにかかっていると思い━━
前途多難な異世界生活が幕をあける!
※竜公爵とありますが、顔が竜とかそういう感じては無いです。人型です。
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる