60 / 139
4 エンペスト帝国と裏切りの血
エンジュの部屋にて
しおりを挟む
翌日。朝食を終えたアメリーはアリソンと共にエンジュの私室へと呼ばれていた。エンジュの私室へと呼ばれるのは初めてだったので、肝の据わっているアメリーでも少々緊張の面持ちだった。
エンジュの私室はアメリーの部屋よりも大分広く、家具や寝具、絨毯は赤で統一されている。少々目がチカチカしたが、アメリーは軽く首を振って、目の前の真紅のソファに座るエンジュに目を向ける。
いつも赤い鎧を身に纏っているエンジュだが、自分の部屋の中だからか、ゆったりとした白いトップスに、黒いパンツを穿いていた。赤に身を包んでいない女帝を見るのは初めてだったので、何だか新鮮だ。エンジュはコーヒーカップを手に取り、茶葉の香りを楽しんでから口を付けている。「お前達も飲め」と促されたので、アメリーとアリソンは同時にコーヒーカップを取り、紅茶を一口飲んだ。仄かに甘い香りが口内に広がり、とても美味だ。アメリーが素直に美味しいと伝えると、エンジュは目を細めて笑った。
エンジュの部屋は人払いがされており、護衛が一人もついていない。それ程、アメリー達を信頼しているという事だろう。そんな中、アリソンが暗殺集団の見解をエンジュに伝えると、彼女はやや表情を険しくさせた。
「なるほど。お前達の見解では、私を暗殺しようとしたのはカリバンだという事だな?」
「ええ。私も暗殺されかけた事がありましたので、間違いないかと。……私が暗殺されそうになった証拠は無いのですが」
「……お前達がここへ来たのは、その暗殺者が何処の国の者か探す為か?」
「……はい。そうです」
アリソンは正直に答えた。ここで隠してしまえば、わざわざ私室へ呼び出したエンジュに対しての裏切り行為だと思ったからだ。エンジュはコーヒーカップをテーブルの上に置いてから、大きく息を吐いた。
「随分見くびられていたようだな。我がエンペスト帝国は暗殺など卑怯な手は使わない。殺すなら堂々と殺す」
「あ、あはは。エンジュ陛下、それはそれで怖いです」
愛想笑いを浮かべながらアメリーが言う。エンペスト帝国に来てから、アメリーの恰好は動きづらいスリットの入ったドレスだったのだが、エンジュが「動きやすい恰好で来て良い」と言われていたので、いつもの若緑色のノースリーブに亜麻色のショートパンツという恰好だ。ちなみにアリソンはいつもと変わらない恰好だ。
「まあ良い。こちらもお前達を疑っている部分があった。それで終いにしよう。――それにしても、カリバンか。あそこは最近ではきな臭い話しか聞かんな。五年前から第一王子が失踪しているようだし、国王イヴァンも姿を見せていないそうだな?」
「え、そうなのですか? 確かにリグルトから近況でイヴァン王と会ったという話は聞いた事がありませんでしたが……」
「私は五年ほど会っていない。それ以降はオトギという胡散臭い第二王子としか会話をしていないな」
アメリーやアリソン達はともかく、エンペスト帝国を統べるエンジュとしばらく会っていないというのは驚きだった。リグルトもイヴァン王には会っていないが書簡は時折送られてくるという話しか聞いていなかった。第一王子ナツメの失踪の事もあり、国内が騒がしくなっている為、その対応に追われているのかもしれないが、五年という歳月はあまりにも長い。
「……こちらでもカリバンの事は調べよう。あそこは異質だ。迂闊に動いてはこちらが寝首をかかれるかもしれない」
短絡的なエンジュでも慎重に動かなければいけないという考えに至るカリバン。アメリーの脳裏に、笑顔のナツメ、憂いを帯びるセンカ――そして、怪しく微笑むオトギの姿が過った。
「姉上、私達も先に父上へ書簡を送りましょう。まだ確定しているわけではありませんが、情報は伝えておいた方が良いでしょう」
「うん、分かった」
「お前達、あと数日はここへ滞在したらどうだ。カリバンもいきなり奇襲をするとは思えん。マリアも喜ぶだろう」
「お心遣いありがとうございます。それではそうさせてもらいます」
本当ならば早く帰り、父であるリグルトに自分の口から報告したい所だが、突然カリバンが襲って来る事は無いだろうし、急ぐべきではないと判断したアリソンは笑顔でそう返事をした。
エンペスト帝国が味方ならば心強い。二国がカリバンを見張っていれば、怪しい動きをされた時に迅速に動く事が出来る。カリバンの目的は一体何なのか三人で意見を出し合ったが、答えが見つからず、そのまま話は平行線のまま終わってしまった。そんな中、エンジュが「話は関係無いかもしれないが」と前置きをしてから言葉を紡ぐ。
「カリバンには不思議な噂がある。カリバン城では夜になると獣の雄叫びが聞こえるそうだ。カリバン王都に住む者達は、王族が大きく黒い獣を飼い慣らしていると噂をしているという」
「黒い獣……」
ググ村で一瞬見た、黒と青が混じった狼のような獣。リィとオウルが言うには、それは人間の姿をしていたという。彼らの証言を元に似顔絵を作成したが、まだ少年のような顔立ちの暗殺者の素性は分かっていない。青髪といったらカリバンの王族だと思うが、王子がこんな暗殺部隊に入っているはずがない、とアメリーは思ってしまう。カリバン王国の王族はナツメ、オトギ、センカしか会った事が無かった。
この事は話した方がいいのか、という意味合いでアリソンに視線を送ると、意図を汲んだ弟は大きく頷いてからエンジュに目を向けた。
「信じ難い事ですが――あの暗殺部隊には、黒い魔物に変化する人間がいると報告を受けています。カリバンは人体実験をしているという噂もありますので、魔物になる人間はその研究から生み出された者かもしれません」
アリソンにそう告げられたが、エンジュは吊り上がった眉をピクリともさせず、無表情で紅茶を一口飲んだ。
「……そんな事は有り得ない、と言いたい所だが、現在のカリバンなら有り得ると言ってしまいそうだな」
「……どういう事ですか?」
「五年前から――いや、もっと前から、嫌な噂はあった。イヴァンには側室が20人もいるというものだ。それなのに、子供が七人しかいないのはおかしい。魔力のある子供を大量に産ませ、何かよからぬ事に利用していたとしたら――」
アメリーはゾワリと全身が粟立つのを感じた。エンジュの憶測だが、もしそれが本当だとしたら――自分の子供を子供として見ていない。そんな環境にセンカがいるのかと思うと心苦しかった。アリソンも衝撃が強かったようで、言葉が出ないようだった。
スノーダウン姉弟の思考が表情に出ていたようで、エンジュはカップをテーブルに乗せると、目を細めて笑う。
「あくまで私の考えだ。あまり考え過ぎるな。――カリバンの事で何か分かったらすぐに書簡を送ろう。このエンペストが味方ならば、グルト王国も心強いだろう?」
「はい、本当に」
アメリーは思った事を素直に口にした。かしこまらずに自分の気持ちをはっきりと伝えるアメリーをエンジュは好いているようで、口角を上げて微笑んだ。いつも目を吊り上げて触れたら殺されてしまいそうなオーラを放っている彼女だが、母のように穏やかに笑うこの姿こそ本当のエンジュなのかもしれない、とアメリーは思った。
カリバンの話は一先ず置いておいて軽い談笑をしていると、扉の向こう側からエンペスト帝国兵がエンジュを呼ぶ声が聞こえた。帝国を統べる彼女は、休む暇も無いのだろう。アメリーとアリソンは挨拶をして退出しようとしたが、ふとエンジュに呼び止められた。
「そうだ。お前達の母親、クラウディアは息災か?」
その問いに、アリソンが一瞬声を詰まらせる。代わりにアメリーが笑顔で口を開いた。
「はい。最近は体調も落ち着いています」
「それならば良かった。久しく会っていなかったからな。また一緒に狩りでも行こうと伝えておいてくれ」
「分かりました!」
それでは失礼します、と言ってスノーダウン姉弟はエンジュの部屋から出て行った。一人になったエンジュは紅茶を一口啜って視線を落とす。
「あれから五年になるのか。現騎士隊長の父親、ランディール騎士団長がクラウディアに毒を盛った事件……」
その言葉は、部屋の外で待っている兵士にも聞こえなかった。
エンジュの私室はアメリーの部屋よりも大分広く、家具や寝具、絨毯は赤で統一されている。少々目がチカチカしたが、アメリーは軽く首を振って、目の前の真紅のソファに座るエンジュに目を向ける。
いつも赤い鎧を身に纏っているエンジュだが、自分の部屋の中だからか、ゆったりとした白いトップスに、黒いパンツを穿いていた。赤に身を包んでいない女帝を見るのは初めてだったので、何だか新鮮だ。エンジュはコーヒーカップを手に取り、茶葉の香りを楽しんでから口を付けている。「お前達も飲め」と促されたので、アメリーとアリソンは同時にコーヒーカップを取り、紅茶を一口飲んだ。仄かに甘い香りが口内に広がり、とても美味だ。アメリーが素直に美味しいと伝えると、エンジュは目を細めて笑った。
エンジュの部屋は人払いがされており、護衛が一人もついていない。それ程、アメリー達を信頼しているという事だろう。そんな中、アリソンが暗殺集団の見解をエンジュに伝えると、彼女はやや表情を険しくさせた。
「なるほど。お前達の見解では、私を暗殺しようとしたのはカリバンだという事だな?」
「ええ。私も暗殺されかけた事がありましたので、間違いないかと。……私が暗殺されそうになった証拠は無いのですが」
「……お前達がここへ来たのは、その暗殺者が何処の国の者か探す為か?」
「……はい。そうです」
アリソンは正直に答えた。ここで隠してしまえば、わざわざ私室へ呼び出したエンジュに対しての裏切り行為だと思ったからだ。エンジュはコーヒーカップをテーブルの上に置いてから、大きく息を吐いた。
「随分見くびられていたようだな。我がエンペスト帝国は暗殺など卑怯な手は使わない。殺すなら堂々と殺す」
「あ、あはは。エンジュ陛下、それはそれで怖いです」
愛想笑いを浮かべながらアメリーが言う。エンペスト帝国に来てから、アメリーの恰好は動きづらいスリットの入ったドレスだったのだが、エンジュが「動きやすい恰好で来て良い」と言われていたので、いつもの若緑色のノースリーブに亜麻色のショートパンツという恰好だ。ちなみにアリソンはいつもと変わらない恰好だ。
「まあ良い。こちらもお前達を疑っている部分があった。それで終いにしよう。――それにしても、カリバンか。あそこは最近ではきな臭い話しか聞かんな。五年前から第一王子が失踪しているようだし、国王イヴァンも姿を見せていないそうだな?」
「え、そうなのですか? 確かにリグルトから近況でイヴァン王と会ったという話は聞いた事がありませんでしたが……」
「私は五年ほど会っていない。それ以降はオトギという胡散臭い第二王子としか会話をしていないな」
アメリーやアリソン達はともかく、エンペスト帝国を統べるエンジュとしばらく会っていないというのは驚きだった。リグルトもイヴァン王には会っていないが書簡は時折送られてくるという話しか聞いていなかった。第一王子ナツメの失踪の事もあり、国内が騒がしくなっている為、その対応に追われているのかもしれないが、五年という歳月はあまりにも長い。
「……こちらでもカリバンの事は調べよう。あそこは異質だ。迂闊に動いてはこちらが寝首をかかれるかもしれない」
短絡的なエンジュでも慎重に動かなければいけないという考えに至るカリバン。アメリーの脳裏に、笑顔のナツメ、憂いを帯びるセンカ――そして、怪しく微笑むオトギの姿が過った。
「姉上、私達も先に父上へ書簡を送りましょう。まだ確定しているわけではありませんが、情報は伝えておいた方が良いでしょう」
「うん、分かった」
「お前達、あと数日はここへ滞在したらどうだ。カリバンもいきなり奇襲をするとは思えん。マリアも喜ぶだろう」
「お心遣いありがとうございます。それではそうさせてもらいます」
本当ならば早く帰り、父であるリグルトに自分の口から報告したい所だが、突然カリバンが襲って来る事は無いだろうし、急ぐべきではないと判断したアリソンは笑顔でそう返事をした。
エンペスト帝国が味方ならば心強い。二国がカリバンを見張っていれば、怪しい動きをされた時に迅速に動く事が出来る。カリバンの目的は一体何なのか三人で意見を出し合ったが、答えが見つからず、そのまま話は平行線のまま終わってしまった。そんな中、エンジュが「話は関係無いかもしれないが」と前置きをしてから言葉を紡ぐ。
「カリバンには不思議な噂がある。カリバン城では夜になると獣の雄叫びが聞こえるそうだ。カリバン王都に住む者達は、王族が大きく黒い獣を飼い慣らしていると噂をしているという」
「黒い獣……」
ググ村で一瞬見た、黒と青が混じった狼のような獣。リィとオウルが言うには、それは人間の姿をしていたという。彼らの証言を元に似顔絵を作成したが、まだ少年のような顔立ちの暗殺者の素性は分かっていない。青髪といったらカリバンの王族だと思うが、王子がこんな暗殺部隊に入っているはずがない、とアメリーは思ってしまう。カリバン王国の王族はナツメ、オトギ、センカしか会った事が無かった。
この事は話した方がいいのか、という意味合いでアリソンに視線を送ると、意図を汲んだ弟は大きく頷いてからエンジュに目を向けた。
「信じ難い事ですが――あの暗殺部隊には、黒い魔物に変化する人間がいると報告を受けています。カリバンは人体実験をしているという噂もありますので、魔物になる人間はその研究から生み出された者かもしれません」
アリソンにそう告げられたが、エンジュは吊り上がった眉をピクリともさせず、無表情で紅茶を一口飲んだ。
「……そんな事は有り得ない、と言いたい所だが、現在のカリバンなら有り得ると言ってしまいそうだな」
「……どういう事ですか?」
「五年前から――いや、もっと前から、嫌な噂はあった。イヴァンには側室が20人もいるというものだ。それなのに、子供が七人しかいないのはおかしい。魔力のある子供を大量に産ませ、何かよからぬ事に利用していたとしたら――」
アメリーはゾワリと全身が粟立つのを感じた。エンジュの憶測だが、もしそれが本当だとしたら――自分の子供を子供として見ていない。そんな環境にセンカがいるのかと思うと心苦しかった。アリソンも衝撃が強かったようで、言葉が出ないようだった。
スノーダウン姉弟の思考が表情に出ていたようで、エンジュはカップをテーブルに乗せると、目を細めて笑う。
「あくまで私の考えだ。あまり考え過ぎるな。――カリバンの事で何か分かったらすぐに書簡を送ろう。このエンペストが味方ならば、グルト王国も心強いだろう?」
「はい、本当に」
アメリーは思った事を素直に口にした。かしこまらずに自分の気持ちをはっきりと伝えるアメリーをエンジュは好いているようで、口角を上げて微笑んだ。いつも目を吊り上げて触れたら殺されてしまいそうなオーラを放っている彼女だが、母のように穏やかに笑うこの姿こそ本当のエンジュなのかもしれない、とアメリーは思った。
カリバンの話は一先ず置いておいて軽い談笑をしていると、扉の向こう側からエンペスト帝国兵がエンジュを呼ぶ声が聞こえた。帝国を統べる彼女は、休む暇も無いのだろう。アメリーとアリソンは挨拶をして退出しようとしたが、ふとエンジュに呼び止められた。
「そうだ。お前達の母親、クラウディアは息災か?」
その問いに、アリソンが一瞬声を詰まらせる。代わりにアメリーが笑顔で口を開いた。
「はい。最近は体調も落ち着いています」
「それならば良かった。久しく会っていなかったからな。また一緒に狩りでも行こうと伝えておいてくれ」
「分かりました!」
それでは失礼します、と言ってスノーダウン姉弟はエンジュの部屋から出て行った。一人になったエンジュは紅茶を一口啜って視線を落とす。
「あれから五年になるのか。現騎士隊長の父親、ランディール騎士団長がクラウディアに毒を盛った事件……」
その言葉は、部屋の外で待っている兵士にも聞こえなかった。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
異世界に転生したけどトラブル体質なので心配です
小鳥遊 ソラ(著者名:小鳥遊渉)
ファンタジー
元々、トラブルに遭いやすい体質だった男の異世界転生記。
トラブルに巻き込まれたり、自分から飛び込んだり、たまに自分で作ったり、魔物と魔法や剣のある異世界での転生物語。余り期待せずに読んで頂ければありがたいです。
戦闘は少な目です。アルフレッドが強すぎて一方的な戦いが多くなっています。
身内には優しく頼れる存在ですが、家族の幸せの為なら、魔物と悪人限定で無慈悲で引くくらい冷酷になれます。
転生した村は辺境過ぎて、お店もありません。(隣町にはあります)魔法の練習をしたり、魔狼に襲われ討伐したり、日照り解消のために用水路を整備したり、井戸の改良をしたり、猪被害から村に柵を作ったり、盗賊・熊・ゴブリンに襲われたり、水車に風車に手押しポンプ、色々と前世の記憶で作ったりして、段々と発展させて行きます。一部の人達からは神の使いと思われ始めています。………etc そんな日々、アルフレッドの忙しい日常をお楽しみいただければ!
知識チート、魔法チート、剣術チート、アルは無自覚ですが、強制的に出世?させられ、婚約申込者も増えていきます。6歳である事や身分の違いなどもある為、なかなか正式に婚約者が決まりません。女難あり。(メダリオン王国は一夫一妻制)
戦闘は短めを心掛けていますが、時にシリアスパートがあります。ご都合主義です。
基本は、登場人物達のズレた思考により、このお話は成り立っております。コメディーの域にはまったく届いていませんが、偶に、クスッと笑ってもらえる作品になればと考えております。コメディー要素多めを目指しております。女神と神獣も出てきます。
※舞台のイメージは中世ヨーロッパを少し過去に遡った感じにしています。魔法がある為に、産業、医療などは発展が遅れている感じだと思っていただければ。
中世ヨーロッパの史実に出来るだけ近い状態にしたいと考えていますが、婚姻、出産、平均寿命などは現代と余りにも違い過ぎて適用は困難と判断しました。ご理解くださいますようお願いします。
俺はアラサーのシステムエンジニアだったはずだが、取引先のシステムがウイルスに感染、復旧作業した後に睡魔に襲われ、自前のシュラフで仮眠したところまで覚えているが、どうも過労死して、辺境騎士の3男のアルフレッド6歳児に転生? 前世では早くに両親を亡くし、最愛の妹を残して過労死した社畜ブラックどっぷりの幸薄な人生だった男が、今度こそ家族と幸せに暮らしたいと願い、日々、努力する日常。
※最後になりますが、作者のスキル不足により、不快な思いをなされる方がおられましたら、申し訳なく思っております。何卒、お許しくださいますようお願い申し上げます。
この作品は、空想の産物であり、現実世界とは一切無関係です。
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎
って、何故こんなにハイテンションかと言うとただ今絶賛大パニック中だからです!
何故こうなった…
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
そして死亡する原因には不可解な点が…
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのかのんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
異世界で等価交換~文明の力で冒険者として生き抜く
りおまる
ファンタジー
交通事故で命を落とし、愛犬ルナと共に異世界に転生したタケル。神から授かった『等価交換』スキルで、現代のアイテムを異世界で取引し、商売人として成功を目指す。商業ギルドとの取引や店舗経営、そして冒険者としての活動を通じて仲間を増やしながら、タケルは異世界での新たな人生を切り開いていく。商売と冒険、二つの顔を持つ異世界ライフを描く、笑いあり、感動ありの成長ファンタジー!
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
収容所生まれの転生幼女は、囚人達と楽しく暮らしたい
三園 七詩
ファンタジー
旧題:収容所生まれの転生幼女は囚人達に溺愛されてますので幸せです
無実の罪で幽閉されたメアリーから生まれた子供は不幸な生い立ちにも関わらず囚人達に溺愛されて幸せに過ごしていた…そんなある時ふとした拍子に前世の記憶を思い出す!
無実の罪で不幸な最後を迎えた母の為!優しくしてくれた囚人達の為に自分頑張ります!
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
誰にも愛されずに死んだ侯爵令嬢は一度だけ時間を遡る
月
ファンタジー
癒しの能力を持つコンフォート侯爵家の娘であるシアは、何年経っても能力の発現がなかった。
能力が発現しないせいで辛い思いをして過ごしていたが、ある日突然、フレイアという女性とその娘であるソフィアが侯爵家へとやって来た。
しかも、ソフィアは侯爵家の直系にしか使えないはずの能力を突然発現させた。
——それも、多くの使用人が見ている中で。
シアは侯爵家での肩身がますます狭くなっていった。
そして十八歳のある日、身に覚えのない罪で監獄に幽閉されてしまう。
父も、兄も、誰も会いに来てくれない。
生きる希望をなくしてしまったシアはフレイアから渡された毒を飲んで死んでしまう。
意識がなくなる前、会いたいと願った父と兄の姿が。
そして死んだはずなのに、十年前に時間が遡っていた。
一度目の人生も、二度目の人生も懸命に生きたシア。
自分の力を取り戻すため、家族に愛してもらうため、同じ過ちを繰り返さないようにまた"シアとして"生きていくと決意する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる