fake -偽りの教室-

ネメァー

文字の大きさ
上 下
3 / 3
1章

2話

しおりを挟む
「はい、出席確認します。」
女子の隣の席には誰も座っていなかったが先生?は気にせず出席確認を始めた。

出席番号
    1番  アカリ
    2番  エミ
    3番  カオル
    4番  カノン
    5番  コハル
    6番  チホ
    7番  ナナ
    8番  ノノカ
    9番  ハルヒ
      10番   ヒヨリ
      11番   マイ
      12番   マリ
      13番   ミナモ
       14番   ミユウ
    15番   レイナ

男子の番号は抜けて女子のみで出席番号が出来ていた。
まるで男子は元からそこにいなかったかのように。

「今から各教室に1人ずつ行ってください。15人なので丁度良いですね。出席番号順で1年生の教室から使ってくださいね。」

私達の学校は1年~3年各4クラスずつと空教室が3つある。
先生?は理科室等は含まずに言ったのだろう。

私は3-Aに向かった。

私が中に入るとドアが閉まった。
案の定開かない。

その教室の真ん中には椅子が1つだけと黒板の前にテレビが1台置いてあった。ご丁寧にテレビのリモコンが置いてある。
そこは席に座ったら勝手につくみたいなのじゃないのか!?と思ったが言わないことにした。言わない方が良いときもある。

椅子に座りテレビのリモコンの電源ボタンを押した。

テレビがつくとそこにはライオンのパペットがいた。

目がボタンで余り可愛くない。そう、思っているとライオンのパペットは喋りだした。

「おはよう!驚いたでしょ?いきなりこんな所に来て。ここはね君達の心の中の世界!かもしれないしそうじゃないかもしれない。夢かも知れないし現実かもしれない。まァ、そんなこと考えている間に日が暮れちゃうから考えちゃダメ~。今から君達にゲームをしてもらおうかなって思ってるんだけど~。皆と協力してもいいけど信用はしちゃダメだよ。」
ライオンのパペットは楽しげに喋っているが私にはさっぱり分からない。
「今からやるゲームは……。

心の中暴きゲームー!」

ドンドン!  パフパフ!

さっぱり分からん。

「説明するね~。このゲームは個人戦で、今からお面というか顔を隠す物を渡すね!」
ライオンのパペットの言葉と同時にテレビの画面から顔を隠すお面?らしきものが出てきた。
お面というか紙…?
これ、つけたら式神みたいになりそう…。
ここまで来たらもう驚かない。

「そのお面は君達を守ってくれるお面はだよ。余りルールを喋っちゃうと面白くないから最低限のルールだけ言っておくね!」

性格悪いなこのライオン…。

「次に~。ビンを配るね♪このビンの大きさは心の広さによって決まるんだぁ!」

ビンが画面から出てきた。

……………………

!?

この大きさは…………
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

最愛の側妃だけを愛する旦那様、あなたの愛は要りません

abang
恋愛
私の旦那様は七人の側妃を持つ、巷でも噂の好色王。 後宮はいつでも女の戦いが絶えない。 安心して眠ることもできない後宮に、他の妃の所にばかり通う皇帝である夫。 「どうして、この人を愛していたのかしら?」 ずっと静観していた皇后の心は冷めてしまいう。 それなのに皇帝は急に皇后に興味を向けて……!? 「あの人に興味はありません。勝手になさい!」

愚かな父にサヨナラと《完結》

アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」 父の言葉は最後の一線を越えてしまった。 その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・ 悲劇の本当の始まりはもっと昔から。 言えることはただひとつ 私の幸せに貴方はいりません ✈他社にも同時公開

王が気づいたのはあれから十年後

基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。 妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。 仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。 側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。 王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。 王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。 新たな国王の誕生だった。

愛想を尽かした女と尽かされた男

火野村志紀
恋愛
※全16話となります。 「そうですか。今まであなたに尽くしていた私は側妃扱いで、急に湧いて出てきた彼女が正妃だと? どうぞ、お好きになさって。その代わり私も好きにしますので」

僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?

闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。 しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。 幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。 お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。 しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。 『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』 さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。 〈念の為〉 稚拙→ちせつ 愚父→ぐふ ⚠︎注意⚠︎ 不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。

【完】あの、……どなたでしょうか?

桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー  爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」 見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は……… 「あの、……どなたのことでしょうか?」 まさかの意味不明発言!! 今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!! 結末やいかに!! ******************* 執筆終了済みです。

【完結】私だけが知らない

綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。 優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。 やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。 記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。 【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ 2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位 2023/12/19……番外編完結 2023/12/11……本編完結(番外編、12/12) 2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位 2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」 2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位 2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位 2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位 2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位 2023/08/14……連載開始

処理中です...