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第6章 新天地と冒険者
珍ナ短剣
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「咲良くん…ちょっといいですか?」
村の片付けが思いの外長引き、咲良も手伝っているとサイモンに呼ばれた。
「なんだ?」
「今回の件、改めて心から礼を言います。ありがとう」
「気にするな」
咲良の中でサイモンの評価が上がった。しかし、一度崩したのでもう敬語に戻すつもりはない。
「そこで、この村での作業が終われば君には一緒にギルドに来てもらいたいんですが」
「……理由は?」
「今回の報酬をお渡しします。」
「…ほんとにそれだけか?」
咲良は目を細めてサイモンを見る。
「ふぅ、隠しても無駄ですね。私は〈明けの明星〉所属なのですが、そこのギルドマスターに会ってもらおうかと思いまして」
サイモンが驚きの提案を持ちかけてきた。
それもそのはず。ギルドマスターは各ギルドの長であり、そうやすやすと会える人物ではないからだ。
「あってどうする?」
ギルドマスターは強いと言うのが咲良の見解なので、一度この世界の強者に会うのも面白そうだと興味を惹かれた。
「君はあまりにも実力と階級が釣り合っていない。それはギルドとしても君個人としても問題でしょう」
「ギルドマスターに会えば階級を上げてもらえるのか?」
「多分可能でしょう…どうしますか?」
「…いいだろう」
咲良は階級が低いと受けれる依頼が少ないので早く上げてくれるなら好都合だと考え、サイモンの誘いに乗ることにした。
結局日が暮れるまで作業が終わらず王都に帰るのは明日になった。
「本当にありがとう。君がいなければこの村はどうなっていたことか」
「いえいえ。これも巡り合わせですよ」
「そうじゃな。この村は何もないがまたいつでも来るのじゃ。儂らはいつでも歓迎するぞ」
「えぇ、お世話になりました」
咲良は冒険者と共に村長や村の人に見送られながら村を後にする。
「咲良くんは王都に住んでいるのですか?」
王都に向かう道中、サイモンが話しかけてくる。
「今はな」
「今は?…なら前はどこに?」
「余計な詮索はなしだ」
「おっと、これは失礼しました。では職業は聞いてもいいですか?」
「鍛治師だ」
「そうでしたか。剣士だと思っていたので予想が外れました」
オークは全て斬られていたので剣士だと勘違いした様だ。
「咲良くんは鍛治師として王都で働いているのですか?」
「そんなとこだ…」
「ですが君の名前は聞いた事ありませんね」
「最近王都に来たばかりだからな」
「なるほど。しかし腕は一流なのでしょう?」
「何故そう思う?」
「一流の鍛治師は武具の扱いにも長けていると聞いたことがあります」
サイモンの言う事はあながち間違いではない。全員と言うわけではないが一流の鍛治師は戦闘力も高い場合が多い。
「まぁ鍛治師として誰にも負けないとは自負してる」
「ではこの短剣を見てもらえませんか?」
サイモンは腰に掛けてある短剣を抜くと咲良に手渡す。
見ると刃先が大きく欠け、芯も傷付いている。
「…これは…」
「分かりましたか。察しの通り、芯が傷付いているので治せないのです」
「まぁ普通は無理だな」
芯の折れてしまった武器は寿命が尽きたと言える。これを直すとなれば一度全て溶かすしかない。しかし溶かすと不純物が減るか増えるため、質量が変わり同じものは二度と生まれない。
「これは親の形見でして。依頼でもよくこの短剣に命を救われました。先日、名高い鍛治師に縋る思いで頼みましたがやはり無理だと言われてしまいました」
かなりこの短剣に思い入れがある様で悲痛そうな顔をする。
「更にこの短剣の素材は純度の高い珍しい鉱石で作られているらしく、そもそも素材を手に入れられないとも言われました」
「セレナイト鉱石か。確かに滅多に手に入らないだろうな。後は玉鋼とミスリルもほんの少し使われてるな」
「見ただけでそこまで詳しくわかるのですか!!」
「まぁな」
咲良は技神の技術と鑑定の技能から、見ただけで使用されている鉱石が分かる。もっと言えばその純度も分かってしまう。
「素材が何かを知るのだけでも苦労したというのに」
「そうなのか?」
「えぇ、一流とは思いましたがここまでとは…」
「んー…直してやろうか?」
「…え?………今なんて?」
サイモンは目を点にして聞き返す。
「だから直してやろうかって」
「本当ですか!!本当に直るのですか!?」
サイモンは興奮して咲良の肩を掴み前後に揺らす。
「あぁ…ぶっちゃけ完璧に仕上げてやれる」
「お…お願いします!!咲良くんの鍛治師として腕前はまだ実際に見たわけじゃないから信じがたいのですが………その話が本当ならいくらでもお支払いします!どうか直して頂けないだろうか!」
「…お…おう…分かった」
凄い剣幕に咲良は少し引く。
「恩にきます!ありがとう!」
「なら…王都に着いたらカゼル商会って店を訪ねてくれ。そこにいるからよ」
「わかりました!すぐに行かせてもらいます!」
それからしばらくして王都に到着したがすでに日は落ちており、サイモンが夜からでもとしつこくせがまれたが追い返した。
「おう咲良!…なかなか帰り遅かったから心配したぜ」
カゼル商会に戻るとカゼルが声をかけてきた。
「依頼先で魔物の群れに襲われてな」
「そうだったのか。まぁ咲良のことだ、無事解決したんだろ?」
「まぁな…」
「それは何よりだ。そういえば流桜にさっそく依頼が入ってる。明日ここに客が来るから作るかどうか見極めてくれ」
「わかった。だが俺も知り合った冒険者に剣を打ち直す事になってな…工房で作業してるだろうからその客がきたら呼んでくれ」
「わかった」
次の日、起きてリーシャが作ってくれた朝食を食べに1階におりると…
「おはよう咲良くん。約束通り打ち直してもらいに伺いました」
サイモンがいた。
村の片付けが思いの外長引き、咲良も手伝っているとサイモンに呼ばれた。
「なんだ?」
「今回の件、改めて心から礼を言います。ありがとう」
「気にするな」
咲良の中でサイモンの評価が上がった。しかし、一度崩したのでもう敬語に戻すつもりはない。
「そこで、この村での作業が終われば君には一緒にギルドに来てもらいたいんですが」
「……理由は?」
「今回の報酬をお渡しします。」
「…ほんとにそれだけか?」
咲良は目を細めてサイモンを見る。
「ふぅ、隠しても無駄ですね。私は〈明けの明星〉所属なのですが、そこのギルドマスターに会ってもらおうかと思いまして」
サイモンが驚きの提案を持ちかけてきた。
それもそのはず。ギルドマスターは各ギルドの長であり、そうやすやすと会える人物ではないからだ。
「あってどうする?」
ギルドマスターは強いと言うのが咲良の見解なので、一度この世界の強者に会うのも面白そうだと興味を惹かれた。
「君はあまりにも実力と階級が釣り合っていない。それはギルドとしても君個人としても問題でしょう」
「ギルドマスターに会えば階級を上げてもらえるのか?」
「多分可能でしょう…どうしますか?」
「…いいだろう」
咲良は階級が低いと受けれる依頼が少ないので早く上げてくれるなら好都合だと考え、サイモンの誘いに乗ることにした。
結局日が暮れるまで作業が終わらず王都に帰るのは明日になった。
「本当にありがとう。君がいなければこの村はどうなっていたことか」
「いえいえ。これも巡り合わせですよ」
「そうじゃな。この村は何もないがまたいつでも来るのじゃ。儂らはいつでも歓迎するぞ」
「えぇ、お世話になりました」
咲良は冒険者と共に村長や村の人に見送られながら村を後にする。
「咲良くんは王都に住んでいるのですか?」
王都に向かう道中、サイモンが話しかけてくる。
「今はな」
「今は?…なら前はどこに?」
「余計な詮索はなしだ」
「おっと、これは失礼しました。では職業は聞いてもいいですか?」
「鍛治師だ」
「そうでしたか。剣士だと思っていたので予想が外れました」
オークは全て斬られていたので剣士だと勘違いした様だ。
「咲良くんは鍛治師として王都で働いているのですか?」
「そんなとこだ…」
「ですが君の名前は聞いた事ありませんね」
「最近王都に来たばかりだからな」
「なるほど。しかし腕は一流なのでしょう?」
「何故そう思う?」
「一流の鍛治師は武具の扱いにも長けていると聞いたことがあります」
サイモンの言う事はあながち間違いではない。全員と言うわけではないが一流の鍛治師は戦闘力も高い場合が多い。
「まぁ鍛治師として誰にも負けないとは自負してる」
「ではこの短剣を見てもらえませんか?」
サイモンは腰に掛けてある短剣を抜くと咲良に手渡す。
見ると刃先が大きく欠け、芯も傷付いている。
「…これは…」
「分かりましたか。察しの通り、芯が傷付いているので治せないのです」
「まぁ普通は無理だな」
芯の折れてしまった武器は寿命が尽きたと言える。これを直すとなれば一度全て溶かすしかない。しかし溶かすと不純物が減るか増えるため、質量が変わり同じものは二度と生まれない。
「これは親の形見でして。依頼でもよくこの短剣に命を救われました。先日、名高い鍛治師に縋る思いで頼みましたがやはり無理だと言われてしまいました」
かなりこの短剣に思い入れがある様で悲痛そうな顔をする。
「更にこの短剣の素材は純度の高い珍しい鉱石で作られているらしく、そもそも素材を手に入れられないとも言われました」
「セレナイト鉱石か。確かに滅多に手に入らないだろうな。後は玉鋼とミスリルもほんの少し使われてるな」
「見ただけでそこまで詳しくわかるのですか!!」
「まぁな」
咲良は技神の技術と鑑定の技能から、見ただけで使用されている鉱石が分かる。もっと言えばその純度も分かってしまう。
「素材が何かを知るのだけでも苦労したというのに」
「そうなのか?」
「えぇ、一流とは思いましたがここまでとは…」
「んー…直してやろうか?」
「…え?………今なんて?」
サイモンは目を点にして聞き返す。
「だから直してやろうかって」
「本当ですか!!本当に直るのですか!?」
サイモンは興奮して咲良の肩を掴み前後に揺らす。
「あぁ…ぶっちゃけ完璧に仕上げてやれる」
「お…お願いします!!咲良くんの鍛治師として腕前はまだ実際に見たわけじゃないから信じがたいのですが………その話が本当ならいくらでもお支払いします!どうか直して頂けないだろうか!」
「…お…おう…分かった」
凄い剣幕に咲良は少し引く。
「恩にきます!ありがとう!」
「なら…王都に着いたらカゼル商会って店を訪ねてくれ。そこにいるからよ」
「わかりました!すぐに行かせてもらいます!」
それからしばらくして王都に到着したがすでに日は落ちており、サイモンが夜からでもとしつこくせがまれたが追い返した。
「おう咲良!…なかなか帰り遅かったから心配したぜ」
カゼル商会に戻るとカゼルが声をかけてきた。
「依頼先で魔物の群れに襲われてな」
「そうだったのか。まぁ咲良のことだ、無事解決したんだろ?」
「まぁな…」
「それは何よりだ。そういえば流桜にさっそく依頼が入ってる。明日ここに客が来るから作るかどうか見極めてくれ」
「わかった。だが俺も知り合った冒険者に剣を打ち直す事になってな…工房で作業してるだろうからその客がきたら呼んでくれ」
「わかった」
次の日、起きてリーシャが作ってくれた朝食を食べに1階におりると…
「おはよう咲良くん。約束通り打ち直してもらいに伺いました」
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