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第9章 派生流派と天乱四柱
雷ノ覚醒
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咲良は氷剋を発動し、氷晶と霰を生み出すとぶつかり合う様に高速で回転させる。
ジャリジャリジャリ
ガチガチガチ
氷晶と霰が擦れ合う音が響き渡るが徐々に違う音へと変化していく。
バチッバチッバチッ
2種類の氷同士を高速でぶつけ合わせた結果、静電気が発生する。
ソフィと会う前に訓練した時はここまでが限界だった。しかし氷剋を訓練し続けてきた今ならこの先に進めるはずだ。咲良は意を決して更に氷の粒子を高速で回転させる。
バチバチバチバチバチ!
(もっとだ!もっと早く!)
咲良は限界以上に回転速度を上げていくと破裂音の様に稲妻の走る音が辺りに響き渡る。
(これなら…行ける!)
そう思った時、脳内うにとある魔法の使い方が流れ込んで来た。その魔法とはもちろん雷を操る魔法である。
(まさか覚醒するとは思わなかったが…今はありがたい)
咲良は雷を体に纏うとその場から姿を消し、一瞬で邪神魔蛇の目の前に現れた。その速度は魔装よりも速く、傍から見ると瞬間移動したように見えただろう。
「吹っ飛べ!」
拳を握ると咲良は邪神魔蛇の顎を全力で殴り飛ばした。
ドゴッ!
ダメージを与えたかどうかは分からないが、それでも邪神魔蛇の頭部は上空20m以上吹き飛んだ。
その隙に咲良は魔力と氣を練って次の行動の準備に取り掛かる。
「絶対に成功させてやる」
これから咲良がやろうとしているのは先程放った5種類の技と新たに得た雷の魔法を全て同時に放つ事だ。違う性質の技を一度に放つなど途方もない技術が要求されるが咲良にはやり遂げる自信があった。
「ふぅ……………」
大きく息を吐くと気持ちを落ち着かせて集中する。
「炎弾!弐ノ型飛翔!氷河!影突!そして…神鳴り!」
色鮮やかに輝きながら様々な攻撃が落下してくる邪神魔蛇に迫る。
ドドドドドドドドッ
全てが直撃すると途轍もない衝撃が辺りに広がり、まるで目の前に核弾頭が落ちたかのように空高く砂煙が舞う。
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
咲良は短時間で大量の魔力と氣を消費した為に肩を上下させて呼吸を荒げる。
「はぁはぁ……手応え…ありだ…」
砂煙が晴れると、そこには雷の攻撃に順応出来ず所々焼け焦げた邪神魔蛇の姿があった。
「やはり…一度に順応出来る数は…限度があったか」
邪神魔蛇が一度に順応出来る数は5種が限界だという事は判明した。
「だが…流石にキツイな」
幾ら咲良と言えど6種もの技を一度に放つのは負担が大きすぎた。勝つ方法は判明したが毎回このような攻撃を放つのは少し無理がある。
「フィリス達にも頼むべきか…」
フィリス達が居れば咲良が1人で多種の攻撃を放つ必要はない。だが果たして彼らの攻撃が邪神魔蛇に効くだろうか。順応出来ない数の攻撃を放っても威力が弱ければ何の意味もない。
「仕方ない。ここか気張るか」
咲良はもう一度攻撃を放つ為に魔力を練る。この工程を後数回繰り返せば奴を倒せるはずだ。
だが現実はそう甘く無かった。
邪神魔蛇は咲良が再び攻撃を仕掛けると分かった途端勢いよく地面に潜った。
「なにっ!」
咲良は慌てて全ての攻撃を放つ。
ドドドドドドドッ
またも途轍もない衝撃が辺りに広がるが先程とは違う爆発の仕方だったので咲良は瞬時に悟った。
「くっ…逃げやがったか」
邪神魔蛇は咲良の攻撃に順応できないと悟ると逃げだしたのだ。その行動は姑息以外の何者でも無いがある意味一番厄介な能力なのかもしれない。
「くそ…」
咲良は無意識に拳の力を強める。爪が掌に食い込むほどに…
今回の戦いは完全に咲良の敗北だった。最初から最後まで咲良は翻弄され続け、唯一雷の攻撃を当てる事は出来たが致命傷では無く一矢報いただけに過ぎない。
今まで咲良が勝てなかった相手はクロノスだけだ。しかしクロノスは世界の調停者であり、階級は災害級より上の神級最上位に位置しているので勝てなくて当然である。つまり咲良は異世界に来てから初めて敗北した事になる。
「悔やんでも仕方ない…戻るか」
咲良は気持ちを切り替えて森の入り口付近にいるソフィ達の元へと足を運んだ。
「坊主!すげぇ音したぞ!大丈夫か!」
咲良を見つけたソフィ達が駆け寄ると、ガイモンが心配そうに声を掛ける。いつの間にか坊主と呼ばれている事に少し引っかかったが年齢差を考えると不思議ではないのでスルーした。
「済まない。逃げられた」
「…そうか…」
フィリスは責める事無く静かに呟いた。
「大量にいた蛇が突然霧の様に消えたからまさかとは思ったが…逃げていたか」
ガイモンの言う通り既に蛇の群れは姿を消していた。邪神魔蛇が逃げた事で蛇の群れも役目を終えたのだろう。
「今回は完全に俺の失態だ。奴がここまで強いとは思っていなかった」
「ならどうして逃げたんだ?」
フィリスが最もの疑問を投げかける。
「奴が一度に順応出来る数は5種までだ。だから6種の攻撃を浴びせたんだ」
「よくそんな多くの技を持っていたな」
フィリスが褒めながらも探る様な視線で問いかけてくる。
「偶々だ。奴は俺が自分を倒しうる力を持っていると分かった途端地面に潜って消えやがった」
「そこまで追い詰めたのか…あの蛇が利口だったという他ないな」
「ならあの爆発を起こしたのは坊主か?」
「そうだ。あの規模でなければ奴にダメージを負わせる事は出来なかった」
「流石特級冒険者という訳か」
「逃がしてしまったから褒められてもな」
咲良は自虐的にボソリと呟く。咲良も切り替えたとはいえ責任は重々感じているのだろう。
「済んだ事だ。坊主がいなかったらアルカナは滅んでいたかもしれん」
「ありがとう」
「まぁあいつ等には儂から説明しておこう」
ガイモンは親指で後ろの方を指差した。そこには冒険者らしき者が大勢集まっており、恐らくガイモンが呼んでいた援軍とは彼らの事だろう。
「これからどうする?」
フィリスはこれから後始末に追われるだろうが咲良がこれからどうするのか気になった。
「邪神魔蛇が何故ここに現れたのかを調べる。出来ればあの援軍の冒険者達にも手伝ってもらいたい」
「確かに…それは調べる必要があるな」
「儂も付き合うぞ。これでも調査部隊の隊長だからな」
「私も!少しでも助けになりたい!」
「キュイキュイ!」
ここにいる全員が咲良に負担をかけてしまった事に思う所があるのか手伝う意思を示した。
「そうか。ならすぐにでも調査しよう。痕跡が消える可能性もあるからな」
その後、咲良達とガイモンが集めた援軍総出で今回の騒動の原因を突き止める為に動き出した。
ジャリジャリジャリ
ガチガチガチ
氷晶と霰が擦れ合う音が響き渡るが徐々に違う音へと変化していく。
バチッバチッバチッ
2種類の氷同士を高速でぶつけ合わせた結果、静電気が発生する。
ソフィと会う前に訓練した時はここまでが限界だった。しかし氷剋を訓練し続けてきた今ならこの先に進めるはずだ。咲良は意を決して更に氷の粒子を高速で回転させる。
バチバチバチバチバチ!
(もっとだ!もっと早く!)
咲良は限界以上に回転速度を上げていくと破裂音の様に稲妻の走る音が辺りに響き渡る。
(これなら…行ける!)
そう思った時、脳内うにとある魔法の使い方が流れ込んで来た。その魔法とはもちろん雷を操る魔法である。
(まさか覚醒するとは思わなかったが…今はありがたい)
咲良は雷を体に纏うとその場から姿を消し、一瞬で邪神魔蛇の目の前に現れた。その速度は魔装よりも速く、傍から見ると瞬間移動したように見えただろう。
「吹っ飛べ!」
拳を握ると咲良は邪神魔蛇の顎を全力で殴り飛ばした。
ドゴッ!
ダメージを与えたかどうかは分からないが、それでも邪神魔蛇の頭部は上空20m以上吹き飛んだ。
その隙に咲良は魔力と氣を練って次の行動の準備に取り掛かる。
「絶対に成功させてやる」
これから咲良がやろうとしているのは先程放った5種類の技と新たに得た雷の魔法を全て同時に放つ事だ。違う性質の技を一度に放つなど途方もない技術が要求されるが咲良にはやり遂げる自信があった。
「ふぅ……………」
大きく息を吐くと気持ちを落ち着かせて集中する。
「炎弾!弐ノ型飛翔!氷河!影突!そして…神鳴り!」
色鮮やかに輝きながら様々な攻撃が落下してくる邪神魔蛇に迫る。
ドドドドドドドドッ
全てが直撃すると途轍もない衝撃が辺りに広がり、まるで目の前に核弾頭が落ちたかのように空高く砂煙が舞う。
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
咲良は短時間で大量の魔力と氣を消費した為に肩を上下させて呼吸を荒げる。
「はぁはぁ……手応え…ありだ…」
砂煙が晴れると、そこには雷の攻撃に順応出来ず所々焼け焦げた邪神魔蛇の姿があった。
「やはり…一度に順応出来る数は…限度があったか」
邪神魔蛇が一度に順応出来る数は5種が限界だという事は判明した。
「だが…流石にキツイな」
幾ら咲良と言えど6種もの技を一度に放つのは負担が大きすぎた。勝つ方法は判明したが毎回このような攻撃を放つのは少し無理がある。
「フィリス達にも頼むべきか…」
フィリス達が居れば咲良が1人で多種の攻撃を放つ必要はない。だが果たして彼らの攻撃が邪神魔蛇に効くだろうか。順応出来ない数の攻撃を放っても威力が弱ければ何の意味もない。
「仕方ない。ここか気張るか」
咲良はもう一度攻撃を放つ為に魔力を練る。この工程を後数回繰り返せば奴を倒せるはずだ。
だが現実はそう甘く無かった。
邪神魔蛇は咲良が再び攻撃を仕掛けると分かった途端勢いよく地面に潜った。
「なにっ!」
咲良は慌てて全ての攻撃を放つ。
ドドドドドドドッ
またも途轍もない衝撃が辺りに広がるが先程とは違う爆発の仕方だったので咲良は瞬時に悟った。
「くっ…逃げやがったか」
邪神魔蛇は咲良の攻撃に順応できないと悟ると逃げだしたのだ。その行動は姑息以外の何者でも無いがある意味一番厄介な能力なのかもしれない。
「くそ…」
咲良は無意識に拳の力を強める。爪が掌に食い込むほどに…
今回の戦いは完全に咲良の敗北だった。最初から最後まで咲良は翻弄され続け、唯一雷の攻撃を当てる事は出来たが致命傷では無く一矢報いただけに過ぎない。
今まで咲良が勝てなかった相手はクロノスだけだ。しかしクロノスは世界の調停者であり、階級は災害級より上の神級最上位に位置しているので勝てなくて当然である。つまり咲良は異世界に来てから初めて敗北した事になる。
「悔やんでも仕方ない…戻るか」
咲良は気持ちを切り替えて森の入り口付近にいるソフィ達の元へと足を運んだ。
「坊主!すげぇ音したぞ!大丈夫か!」
咲良を見つけたソフィ達が駆け寄ると、ガイモンが心配そうに声を掛ける。いつの間にか坊主と呼ばれている事に少し引っかかったが年齢差を考えると不思議ではないのでスルーした。
「済まない。逃げられた」
「…そうか…」
フィリスは責める事無く静かに呟いた。
「大量にいた蛇が突然霧の様に消えたからまさかとは思ったが…逃げていたか」
ガイモンの言う通り既に蛇の群れは姿を消していた。邪神魔蛇が逃げた事で蛇の群れも役目を終えたのだろう。
「今回は完全に俺の失態だ。奴がここまで強いとは思っていなかった」
「ならどうして逃げたんだ?」
フィリスが最もの疑問を投げかける。
「奴が一度に順応出来る数は5種までだ。だから6種の攻撃を浴びせたんだ」
「よくそんな多くの技を持っていたな」
フィリスが褒めながらも探る様な視線で問いかけてくる。
「偶々だ。奴は俺が自分を倒しうる力を持っていると分かった途端地面に潜って消えやがった」
「そこまで追い詰めたのか…あの蛇が利口だったという他ないな」
「ならあの爆発を起こしたのは坊主か?」
「そうだ。あの規模でなければ奴にダメージを負わせる事は出来なかった」
「流石特級冒険者という訳か」
「逃がしてしまったから褒められてもな」
咲良は自虐的にボソリと呟く。咲良も切り替えたとはいえ責任は重々感じているのだろう。
「済んだ事だ。坊主がいなかったらアルカナは滅んでいたかもしれん」
「ありがとう」
「まぁあいつ等には儂から説明しておこう」
ガイモンは親指で後ろの方を指差した。そこには冒険者らしき者が大勢集まっており、恐らくガイモンが呼んでいた援軍とは彼らの事だろう。
「これからどうする?」
フィリスはこれから後始末に追われるだろうが咲良がこれからどうするのか気になった。
「邪神魔蛇が何故ここに現れたのかを調べる。出来ればあの援軍の冒険者達にも手伝ってもらいたい」
「確かに…それは調べる必要があるな」
「儂も付き合うぞ。これでも調査部隊の隊長だからな」
「私も!少しでも助けになりたい!」
「キュイキュイ!」
ここにいる全員が咲良に負担をかけてしまった事に思う所があるのか手伝う意思を示した。
「そうか。ならすぐにでも調査しよう。痕跡が消える可能性もあるからな」
その後、咲良達とガイモンが集めた援軍総出で今回の騒動の原因を突き止める為に動き出した。
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