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第8章 黒竜の雛と特級冒険者
特級対決
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ソフィがハワード家の別荘の忍び込む少し前、咲良はハワード邸でルーナの容体を確認していた。
「咲良さん。お嬢様の容体は如何ですか?」
ルーナの部屋を出た所でユイルが咲良に話しかけた。やはりルーナの状態が気になるのだろう。
「とてもよくなった。筋肉が衰えているからリハビリは必要だが徐々に歩けるようにもなるだろう」
「それは何よりです。所で…あれからあまり活発な動きはありませんね。どういうことでしょう」
ユイルの言うあれからとはドレシアで暗殺者に襲われたことだが、咲良は暗殺者を捕らえた事をユイルには言っていなかった。いえば余計な混乱を招きかねないし、態々怯えさせる必要もない。ただ、襲撃に活発さが無くなったことは確かだ。
「さぁな。ただ言える事はまだ終わってはいないという事だ」
咲良は活発さが無くなった理由は見当がついていた。雇う資金の調達か、刺客を集めているのだろう。咲良がこれまで悉く返り討ちにしていることから向こうも慎重に進めざるを得ないはずだ。
「ユイル。今はそう構える必要はないだろう。ずっと警戒し続けても精神的に疲れるだけだ」
「それはそうですが…」
「今は休む事も!!……これは!!」
咲良は急に深刻そうな表情を浮かべる。
「ど、どうかしたのですか?」
「緊急事態だ。済まないが少し外すぞ」
「それは構いませんが…一体何が…」
「話している時間はなさそうだ」
咲良はそう言い残すとその場で霧になったかの様に瞬時に消えた。ユイルは突然消えた事に驚き、咲良の立っていた場所を暫く呆然と見つめていた。
(クロの身に何かあったのは間違いない。ソフィの奴…やらかしやがったな)
咲良は先ほどクロが助けを求めているのを感じ取った。どういう状況なのかまでは分からないが一大事である事に変わりはない。咲良はハワード邸を出ると人目も憚らず魔装も発動して全速力で屋根から屋根へと飛び移ってクロが居る方向へ駆けるが、そのあまりの速さに咲良の姿を捉えた者は居なかった。
(間に合え!)
咲良はハワード家の別荘に辿り着き中を探るとかなり強い気配の者と弱り切ったソフィの気配を感じ取ると窓を割って侵入し、クロとの間に割り込んだ。
ガキィン!
「間に合ったか。全く…無茶しやがって」
「キュイ!」
「さ、咲良…さん」
「もう大丈夫だ。クロも良くやった。少し離れてろ」
「キュイ!」
クロが離れるのを確認すると目の前の男が距離を取ると同時に声を掛けてきた。
「あなたは…あの時の」
「あんたか…こんな形で再会するとは思ってもみなかった」
「あなたとは刀を交えてみたかったのですが…こんなに早く成就するとは」
ソフィとクロを追い詰めていた男はギルド本部で見かけた特級冒険者の椿だった。
「ここは引いてくれ」
「無理な願いですね。依頼主の屋敷に忍び込んだのですから」
「こっちも依頼で動いてるんでな。ここで争っても意味は無いぞ」
「そんな事はありません。あなたと戦えるのですから…ね!」
椿は一瞬で咲良の前に移動すると刀を振り下ろす。
咲良はそれを難なく躱して距離を取るがその後すぐに驚きの光景を目にする。
「行きます。暁月流壱ノ型 飛燕!」
飛ぶ斬撃が翼の様な形となって咲良に襲い掛かったのだ。
「まさか…」
咲良は少し動揺しながらも避けるがそこにも斬撃が襲い掛かった。
「ならこっちも…弐ノ型 飛翔!」
ドガーン!
お互いの飛ぶ斬撃がぶつかり合あって辺りに衝撃が広がる。別荘を壊すのは得策ではないが今は仕方ないと割り切る他ない。
「…い、今のは…」
今度は椿が動揺する番であった。自らの技と酷似した技を咲良が放ったのだから当然だと言える。
「暁月流と言ったな。まさかお前がその使い手だとは嬉しい誤算だ」
フィリスから聞いていた暁流に似た流派にこんな所で出会えるとは何者かの意図があるのではと疑いたくなる程だが、今見た技から暁月流が暁流と関連があるのは明らかだ。
「あなたも…暁月流?いやしかし…少し違うような」
「俺の流派は暁流。お前の流派の本家といった所だな」
「本家?何を言っているのです?」
「ま、今はそんな事どうでもいいか…肆ノ型 鬼哭」
咲良は隙ありとばかりに鬼哭を放つ。椿はギリギリ刀で防ぐが鬼哭の貫く勢いに押されて壁際まで吹き飛んだ。
「うぐっ!…い、今のは…弐ノ型 伸月。ならばこちらも!」
椿は体制を整えると弐ノ型 伸月を放つ。
「確かに鬼哭と似ているな。だが…壱ノ型 魔断」
咲良に向かって伸びていく椿の刀身は魔を切る魔断によってあっさりと切られ破られた。
「あなたはいったい何者ですか。私と似た流派を使い盗人を守るとは」
「もうこの辺で良いだろう。刀を収めろ椿」
「何故です?」
「この家の家主は犯罪に手を染めている。恐らくお前は正規の依頼として護衛を引き受けたのだろう」
「確かに私は護衛の依頼を受けていますが…犯罪ですか?」
椿は当初より落ち着いたのか刀は収めないが話は聞く気になった様だ。
「今ハワード家で醜い後継者争いが起きている。その騒動を引き起こしたのはお前の依頼主だ。これは嘘偽りのない事実だ。彼女はその証拠を得るために忍び込んだんだ」
「もしそれが本当なら契約違反と言わざるを得ませんね」
「椿、お前は特級だろう。何故依頼主について何も調べなかった?」
「毎回調べるなんて面倒な事しませんよ」
「ま、それもそうか。ソフィ!その手に持っている紙はもしかして証拠品か?」
咲良は遠くで2人の戦いを見守っていたソフィに呼びかける。
「そうです!これは暗殺の依頼書です!」
「な…それは本当ですか!」
椿は刀を鞘に仕舞うとソフィの元に歩み寄って紙を奪い取る。
「……これは…」
「ほぅ…確かにこれは決定的な証拠だな」
咲良もいつの間にか椿の横に立って紙を覗き込みながら呟く。
「ふぅ…これはいけませんね。お嬢さん…危害を加えて申し訳ありません。危うく悪事に加担するところでした」
「い、いえ…もう大丈夫ですから」
ソフィはまだ少し痛そうではあるが軽症で済んだ様だ。
その後、現在ハワード家で起きている問題について咲良がどの様な立ち位置で関わっているのか説明すると椿は完全に理解してくれた。
「椿、お前はこれからどうする?」
「そうですね。関わった以上見逃す訳にはいきません。あなた方に協力させていただきます。…そういえばお名前をお伺いしていませんでしたね」
「ソフィア・ホワイトです」
「俺は咲良だ」
「やはりあなたは東の国出身でしたか。私の事はギルドに聞いたのでしょう?」
「そうだ。お前が特級である事はあの時分かったからな」
咲良はギルドで椿と目が合った時の話を持ち出す。
「それはこちらのセリフですよ。所で…あの小さな竜はなんです?」
「俺の相棒でクロだ」
「キュイ!」
クロはパタパタと咲良達の周りを飛びながら鳴いた。
「そうでしたか。それで…これからの予定は決まっていますか?」
「あぁ。証拠は手に入ったが出来れば現場も押さえておきたい」
「なるほど。完全に逃げ場を無くしてしまうという訳ですね。では私がこのまま護衛を続けて監視しておきましょう」
「それは名案だな。頼む」
「あの…」
ソフィは恐る恐る椿に尋ねる。
「何ですか?」
「なぜこの屋敷に誰も居ないのですか?出入りはあったはずなんですが」
「その事ですか。それはあなたが監視していたからですよ」
「わ、私の所為ですか!?」
「あなたは気配を消す魔法をお持ちの様ですが、ムラがある様で時々気配を察知できます。そこで炙り出すためにこの家の者には裏口から出て頂きました」
別荘に誰も居ないのは椿が手を回したためだった。だがそのお陰で証拠を得ることが出来たのだから結果オーライとも言える。
「ならそいつらは今どこに?」
「それは聞いていません」
「ちっ!狙われるかもしれねーな。俺はすぐ戻る事にする。後の事は2人に任せるぞ」
「はい!大丈夫です!」
「お任せください。何かあればすぐに連絡しますので」
「頼む。あぁそれと…ソフィ、もう二度と危険な真似はするな」
咲良は少し怖い顔でソフィを睨みつけるとビクッと怯えたソフィは軽く頷いた。
「ならいい。クロ、引き続き頼んだぞ!」
「キュイ!」
クロは小さな胸を張って任せろと表現して見せた。
「咲良さん。お嬢様の容体は如何ですか?」
ルーナの部屋を出た所でユイルが咲良に話しかけた。やはりルーナの状態が気になるのだろう。
「とてもよくなった。筋肉が衰えているからリハビリは必要だが徐々に歩けるようにもなるだろう」
「それは何よりです。所で…あれからあまり活発な動きはありませんね。どういうことでしょう」
ユイルの言うあれからとはドレシアで暗殺者に襲われたことだが、咲良は暗殺者を捕らえた事をユイルには言っていなかった。いえば余計な混乱を招きかねないし、態々怯えさせる必要もない。ただ、襲撃に活発さが無くなったことは確かだ。
「さぁな。ただ言える事はまだ終わってはいないという事だ」
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咲良は急に深刻そうな表情を浮かべる。
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「緊急事態だ。済まないが少し外すぞ」
「それは構いませんが…一体何が…」
「話している時間はなさそうだ」
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(クロの身に何かあったのは間違いない。ソフィの奴…やらかしやがったな)
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(間に合え!)
咲良はハワード家の別荘に辿り着き中を探るとかなり強い気配の者と弱り切ったソフィの気配を感じ取ると窓を割って侵入し、クロとの間に割り込んだ。
ガキィン!
「間に合ったか。全く…無茶しやがって」
「キュイ!」
「さ、咲良…さん」
「もう大丈夫だ。クロも良くやった。少し離れてろ」
「キュイ!」
クロが離れるのを確認すると目の前の男が距離を取ると同時に声を掛けてきた。
「あなたは…あの時の」
「あんたか…こんな形で再会するとは思ってもみなかった」
「あなたとは刀を交えてみたかったのですが…こんなに早く成就するとは」
ソフィとクロを追い詰めていた男はギルド本部で見かけた特級冒険者の椿だった。
「ここは引いてくれ」
「無理な願いですね。依頼主の屋敷に忍び込んだのですから」
「こっちも依頼で動いてるんでな。ここで争っても意味は無いぞ」
「そんな事はありません。あなたと戦えるのですから…ね!」
椿は一瞬で咲良の前に移動すると刀を振り下ろす。
咲良はそれを難なく躱して距離を取るがその後すぐに驚きの光景を目にする。
「行きます。暁月流壱ノ型 飛燕!」
飛ぶ斬撃が翼の様な形となって咲良に襲い掛かったのだ。
「まさか…」
咲良は少し動揺しながらも避けるがそこにも斬撃が襲い掛かった。
「ならこっちも…弐ノ型 飛翔!」
ドガーン!
お互いの飛ぶ斬撃がぶつかり合あって辺りに衝撃が広がる。別荘を壊すのは得策ではないが今は仕方ないと割り切る他ない。
「…い、今のは…」
今度は椿が動揺する番であった。自らの技と酷似した技を咲良が放ったのだから当然だと言える。
「暁月流と言ったな。まさかお前がその使い手だとは嬉しい誤算だ」
フィリスから聞いていた暁流に似た流派にこんな所で出会えるとは何者かの意図があるのではと疑いたくなる程だが、今見た技から暁月流が暁流と関連があるのは明らかだ。
「あなたも…暁月流?いやしかし…少し違うような」
「俺の流派は暁流。お前の流派の本家といった所だな」
「本家?何を言っているのです?」
「ま、今はそんな事どうでもいいか…肆ノ型 鬼哭」
咲良は隙ありとばかりに鬼哭を放つ。椿はギリギリ刀で防ぐが鬼哭の貫く勢いに押されて壁際まで吹き飛んだ。
「うぐっ!…い、今のは…弐ノ型 伸月。ならばこちらも!」
椿は体制を整えると弐ノ型 伸月を放つ。
「確かに鬼哭と似ているな。だが…壱ノ型 魔断」
咲良に向かって伸びていく椿の刀身は魔を切る魔断によってあっさりと切られ破られた。
「あなたはいったい何者ですか。私と似た流派を使い盗人を守るとは」
「もうこの辺で良いだろう。刀を収めろ椿」
「何故です?」
「この家の家主は犯罪に手を染めている。恐らくお前は正規の依頼として護衛を引き受けたのだろう」
「確かに私は護衛の依頼を受けていますが…犯罪ですか?」
椿は当初より落ち着いたのか刀は収めないが話は聞く気になった様だ。
「今ハワード家で醜い後継者争いが起きている。その騒動を引き起こしたのはお前の依頼主だ。これは嘘偽りのない事実だ。彼女はその証拠を得るために忍び込んだんだ」
「もしそれが本当なら契約違反と言わざるを得ませんね」
「椿、お前は特級だろう。何故依頼主について何も調べなかった?」
「毎回調べるなんて面倒な事しませんよ」
「ま、それもそうか。ソフィ!その手に持っている紙はもしかして証拠品か?」
咲良は遠くで2人の戦いを見守っていたソフィに呼びかける。
「そうです!これは暗殺の依頼書です!」
「な…それは本当ですか!」
椿は刀を鞘に仕舞うとソフィの元に歩み寄って紙を奪い取る。
「……これは…」
「ほぅ…確かにこれは決定的な証拠だな」
咲良もいつの間にか椿の横に立って紙を覗き込みながら呟く。
「ふぅ…これはいけませんね。お嬢さん…危害を加えて申し訳ありません。危うく悪事に加担するところでした」
「い、いえ…もう大丈夫ですから」
ソフィはまだ少し痛そうではあるが軽症で済んだ様だ。
その後、現在ハワード家で起きている問題について咲良がどの様な立ち位置で関わっているのか説明すると椿は完全に理解してくれた。
「椿、お前はこれからどうする?」
「そうですね。関わった以上見逃す訳にはいきません。あなた方に協力させていただきます。…そういえばお名前をお伺いしていませんでしたね」
「ソフィア・ホワイトです」
「俺は咲良だ」
「やはりあなたは東の国出身でしたか。私の事はギルドに聞いたのでしょう?」
「そうだ。お前が特級である事はあの時分かったからな」
咲良はギルドで椿と目が合った時の話を持ち出す。
「それはこちらのセリフですよ。所で…あの小さな竜はなんです?」
「俺の相棒でクロだ」
「キュイ!」
クロはパタパタと咲良達の周りを飛びながら鳴いた。
「そうでしたか。それで…これからの予定は決まっていますか?」
「あぁ。証拠は手に入ったが出来れば現場も押さえておきたい」
「なるほど。完全に逃げ場を無くしてしまうという訳ですね。では私がこのまま護衛を続けて監視しておきましょう」
「それは名案だな。頼む」
「あの…」
ソフィは恐る恐る椿に尋ねる。
「何ですか?」
「なぜこの屋敷に誰も居ないのですか?出入りはあったはずなんですが」
「その事ですか。それはあなたが監視していたからですよ」
「わ、私の所為ですか!?」
「あなたは気配を消す魔法をお持ちの様ですが、ムラがある様で時々気配を察知できます。そこで炙り出すためにこの家の者には裏口から出て頂きました」
別荘に誰も居ないのは椿が手を回したためだった。だがそのお陰で証拠を得ることが出来たのだから結果オーライとも言える。
「ならそいつらは今どこに?」
「それは聞いていません」
「ちっ!狙われるかもしれねーな。俺はすぐ戻る事にする。後の事は2人に任せるぞ」
「はい!大丈夫です!」
「お任せください。何かあればすぐに連絡しますので」
「頼む。あぁそれと…ソフィ、もう二度と危険な真似はするな」
咲良は少し怖い顔でソフィを睨みつけるとビクッと怯えたソフィは軽く頷いた。
「ならいい。クロ、引き続き頼んだぞ!」
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