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8、はじめての鍛錬……?
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葛藤を口にしながら深くうつむいたニコスの表情は、金色の髪で隠れてよく見えない。
ふたりきりなのだから俺が何か言うべきだ。
説得すべきだ。
他に方法を考えよう──、と。
国や友達の守護と俺との性行為を天秤になんかかけるな──、と。
でも口を「あ」とか「お」の形にするだけでどうにもうまく声がでない。
ただ一言、まっとうなことを言えばいいだけなのに。
それかプティを呼べばいい。
(いつもの、軽い調子で──)
よし、言おうと息を吸い込んだその時。
ふいにニコスが優雅に組んでいた脚を雑に床へと投げ出した。タンッと靴底が落ちる音が妙に響く。それだけの動作にもう口は開かず、俺は今吐きだそうとしていた言葉を永遠に失った気がした。
(なんか……なんだこれ。胸のあたりに、嫌なもんがこみ上げてくる)
ニコスを視界から追い出したくて自分のつま先を見つめる。
ごくりと、飲みこむツバを妙に意識した。
心臓の動きがバクバクと激しい。
背中にはじっとりと汗が。
…──知っている。
これは覚えがある感覚だ。
11年前。
母が死に、目の前に積みあがったやらなければならないことに何ひとつ手を伸ばせなかったあの時。
最初に小さな家のドアをたたいたのは優しい近所の男だった。
母の冥福を祈り俺を慰めにきてくれたのだと思ったから当然家に入れた。
そうして男は最初、ちゃんと言ったのだ。
「大変だったね。お母さんも、最期まで気丈にがんばったよ。ルイもよくやった。えらかった。そして辛かっただろう。泣いていいんだよ」と。
まさしく15歳の俺が欲しかった言葉だ。
頬を熱い涙がつたった。
自分は誰かの前で泣きたかった、泣いている俺を知ってほしかったのだと強く思ったからわざとぬぐわなかった。
そうしたら男の手が頬に伸びてきて──…息が荒くなって、酒の臭いがして俺の涙で濡れた手が太ももを撫でて唇を……
「俺の息子にさわるな!」と、父が男をぶん殴っている強烈な光景を今でもよく憶えている。もしあの時、父が来てくれなかったら。男の手は俺のシャツのボタンをすでに3個外していた。俺は胸が苦しいばかりで少しも動けず、言葉を失い、それはまさに、今の感覚に似ていないか。
「っ……」
ゾッと血の気が引いて、眩暈にふらついた頭を支えるため額に手のひらを押しあてる。
落ち着け。
あの時と今は違う。
違う。
あの男みたいな奴らには二度と俺のことを好きにさせない。
ちゃんと大人になった。
立派な近衛騎士様だ。
強くなった。
この先は自由を手に入れ、そして恋愛をしたら、ああいう行為を相手にも自分にも少しの恐怖もなく大切に──…ふっと、目の前に影が落ちて。
息を止めた俺は顔を上げた。
いつの間に立ち上がったのかニコスがすぐ傍にいて、肩にずっしりと重さを感じる。手だ。ニコスの手が俺の両肩にふれていた。
「っ……ニコス?」
やっともれた声。
情けなくふるえたそれを不快だと思ったのかニコスは眉間にしわをきざむ。
俺はなんだか今とても必死にならなきゃいけないような気がして次の言葉を喉奥から押し出す。
「ニコス……、やめよう」
「やめるかどうかは私が決めます。まずは肩にふれて、あなたとできるかどうか確かめているので大人しくしてください」
「俺、はできない」
「黙って」
黙ったら言葉以外の何かがあふれそうだから口を閉じては駄目だ何か言わなくては。
「ニコス嫌だ」
「私がやりたくてこうしているとでも?」
「好きな人がいる」
頭に浮かび、心を染める蒼色。スピロの笑み。少し気持ちが落ち着いてくる。
ニコスは奇妙なものを見るみたいに片眉だけをヒクリと反応させた。
「……あなた、分不相応な環境に寄生している分際で好きな人などいるんですか」
「いやいや、好きな人くらいいて悪いかよ」
よくできた。
いつも通りの感じで返せたと思う。
ニコスの手はまだ肩にあって、ギリッと力がこもったけれど。
「好きな人とは誰ですか?」
「どうしてニコスに言わなきゃいけないんだよ」
呆れたみたいな、バカバカしいって伝えるみたいな軽い笑みをそえた。
ニコスの苛立ちをヒリヒリと感じる。
「言いなさい。その相手があなたと性的接触をしても問題のない相手であれば、わざわざ私が鍛錬に協力する必要はなくなります」
なるほど、そういう考えもありか。
なんて思ったのは一瞬だ。
だってスピロに言えというのか。
「俺とメス堕ち回避のための鍛錬で性行為をしてくれ」と。
無理だ。
絶対に無理。
俺はニコスからふいっと顔を背ける。
「……教えない」
「は? 私に言えない相手ということは、つまりセルジオスに不利益がある相手なのですね」
肩を掴む手の力がさらに強くなり、俺は痛みを逃がすためにふっと息を吐く。
「どこの家の令嬢です。結婚して権力を得ようなんて浅ましい考えは捨てなさい」
ニコスって、俺の言葉をどこまで曲解すれば気が済むんだろう。疲れないんだろうか。俺相手にそんなにも神経を尖らせて。……俺は疲れる。ニコスと話すのはもう今日は疲れたのだ。終わらせたい。最悪なことも思い出してしまったし限界が近かった。
解放を求めてなげやりが口からこぼれる。
「令嬢じゃなくて、男だ」
「は……?」
「俺が好きなのは、男だ。だから結婚なんかできないし、安心しろ片想いだ。叶わないってわかってるから告白するつもりもない」
「あなたは……」
蒼が哀しみに塗りつぶされていく。
スピロは俺を、本気で好きなわけじゃない。
好きだったら他の女と遊んだりしない。少なくとも俺は絶対にそうしない。
初めてスピロと令嬢の噂を聞いたとき、足元から世界が崩れていくほどのショックを受けて3日間熱を出した。
あんなに俺のことを好きだと言ったその口で他の女にも愛を囁いたのかと。
いやそもそもやっぱり俺で遊んでいただけなのだなと。
それから悲しんで、苦しんで、やがて慣れて、諦めた。
スピロがいつも言う「好きだよ。恋人になって」に「俺も好きだ。今すぐ恋人にしてくれ」なんて返したらきっと良くて遊び相手の一人に加えられるだけなのだ。
片想いは辛い。
でも、それはもういい。
最初から欲しがっちゃいけないとちゃんとわかっている。
俺は肩にあったニコスの手をやや強い力で振り払い、疲労を隠さない声で伝える。
「好きな人と、鍛錬はしない。かといってニコスも嫌だ。プティと話し合って鍛錬の相手はちゃんと考えるから」
ニコスは俺に振り払われた手をぐっと握りこみ、納得いかない様子だ。
「……友と国のために、不浄に触れようと真剣に考えた私を嫌だと?」
(不浄──)
どうしてか今、母さんが愛しげに微笑みかけてくれた顔を思い出した。
目の前のニコスがじわりと滲む。
まばたきをしたら鮮明になり──…何故か驚愕の表情だ。
「は……? あなた、なんで泣いて……っ」
泣くわけない。もう26歳だ。
最後に泣いたのはスピロが街で美人な令嬢とキスしているのを偶然見ちゃった時。もう数年前だ。
「な、泣き止みなさい。私は友と国のために──」
「俺は母さんと父さんの子供に生まれただけだ」
自分の声の静かさにちょっと驚く。
ニコスがひどく傷ついたような顔をしたことにも。
「母さんが死んだ時、まだ15歳だった。俺があの時、ローラン家に迎えてくれるっていう父さんの誘いを断って、街の男たちの玩具になって野垂れ死ねば、お前は俺を不浄だと言わなかったか?」
「玩具……ッ。いえ、私は──」
「プティ! プティ入ってきてくれ!」
俺の大声にドアはすぐ開き、入室したプティは一瞬信じられないという表情になった。
けれどすぐに青ざめて駆け寄ってくるとその小さな身体を俺とニコスの間に割り込ませる。
「ニコス様、申し訳ありません」
そう言った声はさっきの俺よりもよっぽど震えていた。
「ボクが浅はかでした。どうか今日は、お引き取りを」
「私は──」
「ニコス様、お願いします」
「……私は、悪くありません。協力しようとしただけです」
ニコスの気配が遠ざかり、ドアの開閉音を聞いた瞬間プティの背中に額を預ける。
「っ……、ルイ様! ごめんなさいボク、ルイ様の気持ちをないがしろにしていました!」
「違うよ、プティ」
「え……?」
「俺が、いろいろないがしろにしてた。理解したふりして、ちゃんと考えてなかったんだ。けど今はちょっと、泣かせて。あとでちゃんと考える。絶対、考えるから」
「ルイ様……」
プティの優しい手に頭を撫でられて、もっと涙が止まらなくなる。
何もいらない、欲しがっちゃいけないとわかっているけれど俺の従者がプティでよかった。
国を守らなければいけない。
プティが生きる国だ。
父とセルにも幸せになってほしい。
でも今は、もうしばらく────…。
ふたりきりなのだから俺が何か言うべきだ。
説得すべきだ。
他に方法を考えよう──、と。
国や友達の守護と俺との性行為を天秤になんかかけるな──、と。
でも口を「あ」とか「お」の形にするだけでどうにもうまく声がでない。
ただ一言、まっとうなことを言えばいいだけなのに。
それかプティを呼べばいい。
(いつもの、軽い調子で──)
よし、言おうと息を吸い込んだその時。
ふいにニコスが優雅に組んでいた脚を雑に床へと投げ出した。タンッと靴底が落ちる音が妙に響く。それだけの動作にもう口は開かず、俺は今吐きだそうとしていた言葉を永遠に失った気がした。
(なんか……なんだこれ。胸のあたりに、嫌なもんがこみ上げてくる)
ニコスを視界から追い出したくて自分のつま先を見つめる。
ごくりと、飲みこむツバを妙に意識した。
心臓の動きがバクバクと激しい。
背中にはじっとりと汗が。
…──知っている。
これは覚えがある感覚だ。
11年前。
母が死に、目の前に積みあがったやらなければならないことに何ひとつ手を伸ばせなかったあの時。
最初に小さな家のドアをたたいたのは優しい近所の男だった。
母の冥福を祈り俺を慰めにきてくれたのだと思ったから当然家に入れた。
そうして男は最初、ちゃんと言ったのだ。
「大変だったね。お母さんも、最期まで気丈にがんばったよ。ルイもよくやった。えらかった。そして辛かっただろう。泣いていいんだよ」と。
まさしく15歳の俺が欲しかった言葉だ。
頬を熱い涙がつたった。
自分は誰かの前で泣きたかった、泣いている俺を知ってほしかったのだと強く思ったからわざとぬぐわなかった。
そうしたら男の手が頬に伸びてきて──…息が荒くなって、酒の臭いがして俺の涙で濡れた手が太ももを撫でて唇を……
「俺の息子にさわるな!」と、父が男をぶん殴っている強烈な光景を今でもよく憶えている。もしあの時、父が来てくれなかったら。男の手は俺のシャツのボタンをすでに3個外していた。俺は胸が苦しいばかりで少しも動けず、言葉を失い、それはまさに、今の感覚に似ていないか。
「っ……」
ゾッと血の気が引いて、眩暈にふらついた頭を支えるため額に手のひらを押しあてる。
落ち着け。
あの時と今は違う。
違う。
あの男みたいな奴らには二度と俺のことを好きにさせない。
ちゃんと大人になった。
立派な近衛騎士様だ。
強くなった。
この先は自由を手に入れ、そして恋愛をしたら、ああいう行為を相手にも自分にも少しの恐怖もなく大切に──…ふっと、目の前に影が落ちて。
息を止めた俺は顔を上げた。
いつの間に立ち上がったのかニコスがすぐ傍にいて、肩にずっしりと重さを感じる。手だ。ニコスの手が俺の両肩にふれていた。
「っ……ニコス?」
やっともれた声。
情けなくふるえたそれを不快だと思ったのかニコスは眉間にしわをきざむ。
俺はなんだか今とても必死にならなきゃいけないような気がして次の言葉を喉奥から押し出す。
「ニコス……、やめよう」
「やめるかどうかは私が決めます。まずは肩にふれて、あなたとできるかどうか確かめているので大人しくしてください」
「俺、はできない」
「黙って」
黙ったら言葉以外の何かがあふれそうだから口を閉じては駄目だ何か言わなくては。
「ニコス嫌だ」
「私がやりたくてこうしているとでも?」
「好きな人がいる」
頭に浮かび、心を染める蒼色。スピロの笑み。少し気持ちが落ち着いてくる。
ニコスは奇妙なものを見るみたいに片眉だけをヒクリと反応させた。
「……あなた、分不相応な環境に寄生している分際で好きな人などいるんですか」
「いやいや、好きな人くらいいて悪いかよ」
よくできた。
いつも通りの感じで返せたと思う。
ニコスの手はまだ肩にあって、ギリッと力がこもったけれど。
「好きな人とは誰ですか?」
「どうしてニコスに言わなきゃいけないんだよ」
呆れたみたいな、バカバカしいって伝えるみたいな軽い笑みをそえた。
ニコスの苛立ちをヒリヒリと感じる。
「言いなさい。その相手があなたと性的接触をしても問題のない相手であれば、わざわざ私が鍛錬に協力する必要はなくなります」
なるほど、そういう考えもありか。
なんて思ったのは一瞬だ。
だってスピロに言えというのか。
「俺とメス堕ち回避のための鍛錬で性行為をしてくれ」と。
無理だ。
絶対に無理。
俺はニコスからふいっと顔を背ける。
「……教えない」
「は? 私に言えない相手ということは、つまりセルジオスに不利益がある相手なのですね」
肩を掴む手の力がさらに強くなり、俺は痛みを逃がすためにふっと息を吐く。
「どこの家の令嬢です。結婚して権力を得ようなんて浅ましい考えは捨てなさい」
ニコスって、俺の言葉をどこまで曲解すれば気が済むんだろう。疲れないんだろうか。俺相手にそんなにも神経を尖らせて。……俺は疲れる。ニコスと話すのはもう今日は疲れたのだ。終わらせたい。最悪なことも思い出してしまったし限界が近かった。
解放を求めてなげやりが口からこぼれる。
「令嬢じゃなくて、男だ」
「は……?」
「俺が好きなのは、男だ。だから結婚なんかできないし、安心しろ片想いだ。叶わないってわかってるから告白するつもりもない」
「あなたは……」
蒼が哀しみに塗りつぶされていく。
スピロは俺を、本気で好きなわけじゃない。
好きだったら他の女と遊んだりしない。少なくとも俺は絶対にそうしない。
初めてスピロと令嬢の噂を聞いたとき、足元から世界が崩れていくほどのショックを受けて3日間熱を出した。
あんなに俺のことを好きだと言ったその口で他の女にも愛を囁いたのかと。
いやそもそもやっぱり俺で遊んでいただけなのだなと。
それから悲しんで、苦しんで、やがて慣れて、諦めた。
スピロがいつも言う「好きだよ。恋人になって」に「俺も好きだ。今すぐ恋人にしてくれ」なんて返したらきっと良くて遊び相手の一人に加えられるだけなのだ。
片想いは辛い。
でも、それはもういい。
最初から欲しがっちゃいけないとちゃんとわかっている。
俺は肩にあったニコスの手をやや強い力で振り払い、疲労を隠さない声で伝える。
「好きな人と、鍛錬はしない。かといってニコスも嫌だ。プティと話し合って鍛錬の相手はちゃんと考えるから」
ニコスは俺に振り払われた手をぐっと握りこみ、納得いかない様子だ。
「……友と国のために、不浄に触れようと真剣に考えた私を嫌だと?」
(不浄──)
どうしてか今、母さんが愛しげに微笑みかけてくれた顔を思い出した。
目の前のニコスがじわりと滲む。
まばたきをしたら鮮明になり──…何故か驚愕の表情だ。
「は……? あなた、なんで泣いて……っ」
泣くわけない。もう26歳だ。
最後に泣いたのはスピロが街で美人な令嬢とキスしているのを偶然見ちゃった時。もう数年前だ。
「な、泣き止みなさい。私は友と国のために──」
「俺は母さんと父さんの子供に生まれただけだ」
自分の声の静かさにちょっと驚く。
ニコスがひどく傷ついたような顔をしたことにも。
「母さんが死んだ時、まだ15歳だった。俺があの時、ローラン家に迎えてくれるっていう父さんの誘いを断って、街の男たちの玩具になって野垂れ死ねば、お前は俺を不浄だと言わなかったか?」
「玩具……ッ。いえ、私は──」
「プティ! プティ入ってきてくれ!」
俺の大声にドアはすぐ開き、入室したプティは一瞬信じられないという表情になった。
けれどすぐに青ざめて駆け寄ってくるとその小さな身体を俺とニコスの間に割り込ませる。
「ニコス様、申し訳ありません」
そう言った声はさっきの俺よりもよっぽど震えていた。
「ボクが浅はかでした。どうか今日は、お引き取りを」
「私は──」
「ニコス様、お願いします」
「……私は、悪くありません。協力しようとしただけです」
ニコスの気配が遠ざかり、ドアの開閉音を聞いた瞬間プティの背中に額を預ける。
「っ……、ルイ様! ごめんなさいボク、ルイ様の気持ちをないがしろにしていました!」
「違うよ、プティ」
「え……?」
「俺が、いろいろないがしろにしてた。理解したふりして、ちゃんと考えてなかったんだ。けど今はちょっと、泣かせて。あとでちゃんと考える。絶対、考えるから」
「ルイ様……」
プティの優しい手に頭を撫でられて、もっと涙が止まらなくなる。
何もいらない、欲しがっちゃいけないとわかっているけれど俺の従者がプティでよかった。
国を守らなければいけない。
プティが生きる国だ。
父とセルにも幸せになってほしい。
でも今は、もうしばらく────…。
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