あなたは異世界に行ったら何をします?~外神諫埜サイドストーリーズ(仮)~

深楽朱夜

文字の大きさ
28 / 34

29 商人

しおりを挟む
「腹へった。なあ、食い物ないか?俺も旅してる商人なんだが今食料食いきってないんだ。買い取りか物々交換とかどうだ?」
「…………口に合うか分かりません」
「なんでもいい、なきゃりゃ、草とか土とか木食うぞ」
「…………」
最近聞いた話しだ、この世界は草とか土を食べるから食事がいまいちなのだろうか…。
「分かりました」
「お!なんだこれ!綺麗だな食べられるのか?」
「…………はい」
ジゼが自分の収納空間から出した茣蓙を地面に敷いてくれたので、サンドイッチやスープに肉を炒めた物、干した果物に酢漬け野菜やお茶と果実水に果物を並べ、瓶の果物の蜂蜜漬けを手に取り初めて見たと感激しているようだった。
「食ってもいいか?」
「どうぞ…」
早速ジゼがポテトサラダのサンドイッチにぱくつく、魚の身をほぐして塩と調味料で味付けし挟んだ物、果物を細かく刻んで砂糖て煮詰めたジャム等作り方も聞いては頷く、特にジゼが気にいったのは酢漬けの野菜と蜂蜜漬けのようで瓶1つ空にし出した物も全て平らげ追加でパンとジャムと干し肉も出してようやくジゼは満足したようだ。
「いやあ、食ったな!悪いアンタの分も食べてしまったな!」
「いえ……」
「よし沢山食って悪いから……代金とこの辺りのをやる!それと他にもあるなら飯もそうだが買い取るぞ。食事代は幾らだ?」
「……?………いらないです、自分用のなので…」
「ふーん、欲ないな、アンタ。ま、俺もケチ臭いのは好きじゃないから今出した品は全部やる」
「え…それは…」
ジゼが出した物はこちらを旅人だと思ったのか、上質なマントに鞘に丁寧な細工を施した小刀と、掌大の魔石に本数冊、どれも良い値段が付く物だろう。
「ま、収納持ちだからな!仕入れは幾らでもできる、しかし時間停止は無いからなー保存食はいいな!さ、そっちも見せてくれ!金はあるぞ!」
「………入れ物とかなら…」
「ああ!幾らでも!」
「はい…」
求められたので、家にいる時は魔法で常に造っている入れ物各種、コンロも大中小、クッション、枕、コップや皿にショルダーバッグに石鹸水と石鹸、靴下、水筒、保存が効く瓶詰めの干した果物、干し肉、ジャム各種、果物を入れた飴と薬草と蜂蜜の飴等を並べればジゼが唖然としていた。
「どれ買い取りますか?」
「………全部、いや、これで幾らになる……5千万ログ…?いや、この入れ物だけでも……なあ、入れ物1つ幾らで売ってくれる?」
「500ログ…です」
「は?これ魔石組み込んでいるだろ?1つ10万ログで安いぞ、俺ならその値段で売る」
「……500ログで良いです」
「………欲がないというか、分かった。ここの品全て5千万ログで買い取る」
「え…はい」
「それでも安いぞ!もっと数が欲しい…だが俺もこれ以上金を出すと………よし!7日後にもう1度ここで会ってくれ、あんたが7日で用意したものを全て買い取る、ここに無い物や仕入れで使った代金は別に支払う」
「………………」
ギーギスやスフテスやシヴァと同じ様な話しだ、少し悩むが何かを何個用意してくれ等の注文ではなくこちらに任せるというのが良い…。
「分かりました…」
「おー感謝する!一応材料や…お、良さそうな肉がいたな。少し待っていてくれ」
「?」
ジゼが少し先に気配を感じ奥へ消えたかたと思うと、2、3分程で肩にマンモスを小さくした様な動物を担いでいた。
「解体は俺がするか?肉も美味いし骨や皮は素材として取り引きされている」
「………自分でします…」
「そうか、後は魔石だな」
こちらも収納空間を開けばジゼが入れてくれ、魔石も多く貰い革袋に入れられたログコインを一緒に確認し受け取る。
「じゃ、7日後にここで。何か仕入れたい物や欲しい物はあるか?仕入れとくぞ」
「…………本があれば」
「そうか、面白そうなものを見繕っておくぞ。ではな」
「はい…」
ジゼが転移して姿を消す、さてまずは…解体からしようとこちらも家に転移しする…ビオトープはまた7日後にでも…。

「………」
マンモスの様な生物……解体…オーズンより一回り大きいが風魔法でどうとでもなる、浄化魔法を掛け早速水を使いナイフやナタを使っていく。
「台………大きくしよう」
今日は外での解体だ、獲物は大きい台を粘土で造り、皮を剥いでいく、丁寧に無駄にしないように、内臓を破かないように切り取り骨も肉を削いで分けていく、1本1本が大きく固い。
肉を部位で分けて収納にしまい、台や道具を綺麗にしてしまい先に風呂へ入る事にした。

「コンロ…冷蔵庫…バッグ…入れ物…瓶…ベッド…クッション…枕…」
薬草風呂に浸かり、作る物を挙げていく雑貨はその位で複数…、冷蔵庫やコンロベッドなら入れ物と同じで魔法で自動に出来そうだ、この後は食料や石鹸水など作ろうか、お茶も沢山作って…。
ハーブクッキーとかも良いだろう、干し肉も多目に作って…それにしてとあの入れ物が10万ログとは驚く、でも元手は魔石位しかない。
「商人…接客」
何かを作って売るのは良い、そこに接客があるのは嫌だ…こういった販売形式なら良いのかもしれない、向いているかはわからないが、風呂から出て身体を乾かし服を着て作業に移った…。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

処理中です...